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気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"オーバードーズ"とは

2025-03-16 23:44:57 | 食生活・健康

英語の"Overdose(過量投与、過量服用)"のことで、市販薬などを用法・用量を超えて過剰に摂取することを意味しています。

市販薬などを決められた用法・用量を超えて大量に飲むと、意識障害や呼吸困難、嘔吐、けいれんなどを起こし、最悪の場合、死に至ることもあるようです。

オーバードーズは、(1)孤独感、不安、ストレス、うつなどの精神的な苦痛から逃れたい時にやむを得ず行ってしまったり、逆に(2)自殺を目的に意図的に行ったり、あるいはまた(3)薬物の効果への好奇心から、安易に行ってしまう、などいくつかの背景・原因があるようです。

最近は、不安やストレスから逃れようと、市販の風邪薬、せき止めを多量に飲む若者が増えているようです。東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯は、オーバードーズを行う若者のたまり場になっているとのことです。

オーバードーズは自殺につながる可能性もあることから、それをいかに防ぐかが社会的課題となっているようです。ドラッグストアなどでは一度に購入できる個数を制限しているようですが、将来的にはマイナンバーカードの活用で購入履歴を見れるようにするといったことも考えられるようです。東京都では、オーバードーズの原因となる不安やストレスを抱える人の相談にのれるような施設の設置や対応が進められているようです。


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"フードファディズム"とは

2024-03-05 23:30:27 | 食生活・健康

食べ物や栄養が健康、病気に与える影響を過大に信じたり評価すること、即ち、(健康にいいからと言って)特定の食材や食品を偏愛してそれだけを摂取したり、逆に(健康を害するからと言って)全面的に避ける(忌避する)、といったことを指しているようです。”food faddism”と綴り、”faddism”とは、”熱狂”、”大流行”などと訳され、一時的な流行を熱狂的に信じること、といった意味のようです。

「○○さえ食べればやせる!」、「長生きしたけりゃ△△を食べるな!」など、テレビやネット、書籍などで取り上げられると、その食品のみを食べ続けたり、逆に食べるのを避けたりする人も少ないないようです。しかしながら、それが栄養のバランスを欠いた偏った食生活につながり、逆効果に陥ってしまう危険性があるということで、フードファディズムが健康的な生活を送る上で問題となることが指摘されているようです。

瞬時に短文をやりとりするSNSが普及している現代では、物事に対して熟慮なしに判断してしまう傾向に陥りやすく、しかも似た考えを持つ者同士が交流する傾向があることから視点が偏ってしまうことも起こりやすくなります。こうしたことも、フードファディズムが問題化する背景のひとつにあるようです。ちなみに、アメリカでは1950年代にすでにフードファディズムが問題になっていたようです(※)。

※”フードファディズム”、時事用語事典(田島眞、2009/2)を参照


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