気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“オートノマスカー(自動走行車)”とは

2015-09-23 23:10:01 | 自動化・自動運転・自動走行など

車内外の環境・状況を計測するセンシングや情報通信・車体制御等の技術を組み合わせ、運転者が直接操作することなく、行き先の指示等に基づき、自動車自身が道路状況に合わせて安全に目的地へ向かうものを指して、このように呼んでいるようです。

運転操作のタイプとして、「自律型運転方式」と「協調型運転方式」の2つに分けられるようです。



登場の背景としては、以下ような3点があるようです。
(1)センサーデバイスの廉価化
(2)コネクテッドカーの普及による社内外の環境・状況の取得・蓄積
(3)知的情報処理技術(AI:人工知能)の進展

トヨタ、本田技研、日産、アウディ、ダイムラー、BMW、GM、Tesla Motorsなど車のメーカの他、Googleなどもその開発に取り組んでいます。


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“コネクテッドカー”とは

2015-09-22 23:09:35 | 乗り物/同サービスイノベーション

通信端末としての機能を有する自動車のことです。

コネクテッドカーは、車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータを車に搭載されたセンサーにより取得し、それをネットワーク経由で収集し、分析することにより、新たな価値を生み出そうとする狙いがあります。具体的には、事故時に自動的に緊急通報を行うシステムや、走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険、盗難時に車両の位置を追跡するシステムなどが実用化されつつあるようです。

コネクテッドカーが登場してきた背景(注:主にシーズ面)として、以下のような3点があるようです。
(1)無線通信の高速・大容量化
(2)車載情報通信端末の低廉化、スマホなどによる代替化
(3)ビッグデータの流通の大幅な増加


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“スティック型パソコン”とは

2015-09-19 23:39:27 | PC・カメラ・他デジタル機器

USBメモリーをひと回り大型にしたような形状をしたパソコンです。2014年にマウスコンピューター(東京・千代田)から初めて発売されたのをきっかけに、その後インテルやレノボ・ジャパンなど国内外のメーカから発売されています。

スティック型の本体に、MPU、メモリー、ストレージ、無線LAN、ブルートゥース等、パソコンの基本的機能を詰め込んでいます。本体には周辺機器接続用として、HDMI端子、USB端子(通常のものとACアダプタ接続用のあマイクロUSBの2種)、マイクロSD挿入口などを備えています。重さは100g弱、性能は8~10型のタブレットと同程度、OSはウインドウズ、価格は2万円前後です。

以下のような製品が知られています。いずれも、MPUはアトムZ3735F、メモリ容量2GB、ストレージ容量32GBです。
(1)エムスティック MS-NH1(マウスコンピューター製):重さ44g、2014.12~
(2)コンピュートスティック(インテル製):重さ54g、2015.6~
(3)アイデアセンタースティック300(レノボ・ジャパン製):重さ63g、2015.8~

スティック型の利用シーンとしては、家庭用テレビのHDMI端子に接続してテレビにパソコン機能を付加したり、自分のパソコンを携帯したり、会議室のプロジェクターとつないでメンバ間でデータを見たり、などが考えられています。常に携帯するスマホなどと異なり、据え置き型の超小型パソコンとしての利用になりそうです。


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“オーディオブック配信サービス”とは

2015-09-05 23:21:52 | 情報通信技術・機器・(配信等)サービス

書籍の内容を音声データとしてネット経由でスマートフォン(スマホ)に配信するサービスです。国内でひろがりつつあるようです。

配信会社は、出版社から作品を仕入れ、それを音声データに変換し、インターネット経由でスマホに配信します。スマホ側での再生には、配信を受けながら逐次行っていく「ストリーミング型」と全体を一旦取り込んでから行う「ダウンロード型」とがあり、いずれかで聴くことになります。

電子書籍と異なり、車の運転中や通勤電車の中などで、端末上で書籍を開く必要がなく耳で楽しむことができます。

日本国内での配信サービスとしては、オトバンクが提供している「FeBe(フィービー)」と、米オーディブル(アマゾン傘下、2015年7月に日本市場へ参入)が提供している「Audible」が知られています。前者の配信作品数は、2015年8月末時点で約1万3000本、後者のそれは、同時期で数千本(日本語のもの。小説、落語、ビジネス書など)、料金方式は、前者が作品毎の個別課金、後者が定額(1500円/月)となっています。

また、出版社(新潮社、小学館、講談社、KADOKAWA)などが組んで、今後の健全な発展に向け、2015年4月に「日本オーディオブック協議会」が発足されています。

今後の出版業界の行方を占う意味でも電子書籍とともにオーディオブックの動向が注目されます。

audibleのサイトは、https://www.audible.co.jp/です。


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“『お知らせビーコン』搭載の「傘立て」と「ゴミ箱」(KDDI)”とは

2015-09-04 23:33:54 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

KDDIが2015年10月下旬より販売予定の、アプリックス製「お知らせビーコン」(注)を搭載したIoT製品です。価格は未定です。

これらの製品に、スマホを携帯する利用者が近づくと、そのスマホや製品に関連する情報を知らせてくれるというサービスです。

「傘立て」の場合は、スマホが傘立てからビーコン信号を受信すると、ネット上の天気情報が検索され、傘が必要かどうかがLEDにより傘立てに表示されると同時に、スマホにも天気に関する詳細情報が通知されるとのことです。

一方、「ゴミ箱」の場合も同様に、利用者がスマホを持って近づくと、収集予定のゴミの種別がゴミ箱の LED 発光(即ち、赤なら可燃ゴミ、青なら不燃ゴミ、緑なら資源ゴミ、など)で知らされると同時に、スマホにもゴミ収集に関する詳細情報が通知されるようになっています。

KDDIは、IoT製品の展開を進めつつあり、現在、別な製品の提供も計画中のようです。

(注)関連ブログ(2015.9.2)のサイト(http://blog.goo.ne.jp/blspruce/d/20150902)を参照

関連のプレスリリース(2015.8.25)のサイトは、http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/20150824CVT8S34Z_PR.pdfです。


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“ラピナビ エアツー(丸紅情報システムズ)”とは

2015-09-03 23:55:32 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

丸紅情報システムズがクレスコワイヤレス社(東京・大田区)と共同開発したビーコン(近距離無線通信端末)です。「RapiNAVI Air2」と綴ります。

米アップルの「iビーコン」に対応し、0.1秒間隔で信号を発信します。信号と信号との間に暗号を送る機能もついていて、偽造ビーコンとの識別ができるようです。このビーコンを利用することにより、特定のアプリをインストールしたスマートフォンに情報を表示するようなシステムが可能となります。電源は単3電池×2本で1年間連続で稼働ができるとのことです。

丸紅情報システムズでは、このビーコンを利用者の多い駅の構内の案内板などに設置し、小売店や飲食店などと契約して販促情報に利用する事業を本格的に始めたようです。

なお、今年の1~3月には、名古屋市と大阪市の駅でビーコンを利用した実証実験をしていましたが、一定のメドが立ったということで、本格展開に至ったようです。

ニュースリリース(2015.7.10)のサイトは、http://www.marubeni-sys.com/news/2015/0710_2.htmlです。

関連ブログ(2015.2.10付)のサイトは、http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=ee59e28f82faae05f4cd5fd506c6fdca&p=3&disp=50です。





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“ビーコンとIoTとの関係”とは

2015-09-02 23:31:28 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

ビーコンとは近距離無線端末のことです。無線としては可視光、超音波、無線LANなどを利用するものもあるようですが、最近はBLE(Bluetooth Low Energy)を利用するものがスマホとの接続性の良さから注目されつつあるようです。安価で低消費電力という特徴が受けています。

一方、IoTとは世の中の様々なモノ(Things)がインターネット(Internet)で繋がる状況を意味しています。インターネットに接続する機能を持たない多くのモノを如何にしてインターネットに接続するかが基本的な課題となりますが、その課題の解決策のひとつとしてビーコンが期待されているようです。

例えば、アプリックスIPホールディングスの取り組みとして、浄水器やコーヒーメーカーに「お知らせビーコン」と呼ばれるビーコンを埋め込み、スマホとの接続により、浄水器の場合はフィルターの交換時期を、コーヒーメーカーの場合はコーヒーの仕上がりタイミングを、それぞれ知らせてくれるようなものが提案されています。スマホへのお知らせを契機に、関連する通販サイトに接続すると欲しいタイミングで商品を注文したりできるようになるとのことです。

このようにビーコンがIoTの進展に一役買いそうな状況となりつつあります。

アプリックスのニュースリリース(2015.7.30)のサイトは、http://www.aplix.co.jp/?p=14409です。また、お知らせビーコンに関する他のプレスリリース(2015.8.25)のサイトは、http://www.aplix-ip.com/wp-content/uploads/20150824CVT8S34Z_PR.pdfです。



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“エブリスタンプ(米エブリセンス)”とは

2015-09-01 23:22:24 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

米エブリセンス(2014年5月に設立された、シリコンバレーを拠点とするITベンチャー企業)が開発し、2015年12月に出荷開始予定の、インターネットに接続できる手のひらサイズのセンサー搭載端末です。

サイズが57×57×31mmで、そこに種々のセンサー(温度、湿度、気圧、照度、加速度、紫外線、他)やGPS受信機能を組み替え方式で搭載できる構造になっているとのことで、IoT(Internet of Things)の世界への入門的な位置づけの機器のようです。

センサーで収集したデータは、無線LAN経由でインターネットの先のサーバへ送られるようになっていて、そのデータは、専用アプリ(注:「エブリポスト」と呼ばれる)をインストールしたスマホやタブレットなどから参照できるようです。

価格は、センサーとして温度、湿度、気圧を搭載する端末が1万1000円から、とのことです。

関連するプレスリリース(2015.8.24)のサイトは、http://every-sense.com/?page_id=498です。


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