気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Oculus Rift(オキュラスVR)”とは

2014-05-31 23:36:22 | ウェアラブル・関連ソフト

ベンチャー企業の米オキュラスVR(注:2014年3月にフェイスブックによって買収される)によって開発されたヘッドマウントディスプレイです。VR(仮想現実)の空間に入り込んだような体験ができるとのことです。

頭に装着し、パソコンとケーブルで接続して利用します。6軸センサー(加速度センサーとジャイロセンサーの組み合わせ)が内蔵され、頭の動きを追跡できるようになっています。頭の動きに合わせて映像が追随していくようになっているようです。例えば、前方はジェットコースターの進行方向の映像、後ろを振り向くと後方の風景の映像といった具合です。

開発キット(DK1)が販売されていますが、製品の販売は未定です。DK1の改良版のDK2も今年の夏には出荷されるようです。価格は350$とのことです。

エンターテインメントの世界を大きく変える要因になるようです。



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“SC-NJ03(パナソニック)”とは

2014-05-30 23:14:52 | スマホ・モバイル機器

パナソニックが、2014年5月23日に発売した、ポータブルワイヤレススピーカーシステムです。

「スマートフォンの音楽をパワフル再生 2W出力・40mmスピーカー搭載」、「モバイルバッテリー機能搭載」などのフレーズがつけられています。

ポケットに入る大きさで、スマホと無線(即ち、”Bluetooth”)で通信することにより、スマホに記録された音楽を迫力ある音量で聴くことができるとのことです。

また、付属のケーブルでスマホと接続し、モバイルバッテリーとしてスマホを充電することもできるとのことです。

サイズは50.2mm×122mm×23.2mm、重さは約118gです。黒、白、オレンジの3色がラインナップされています。

オープン価格ですが、市場では1万260円と想定されています。

プレスリリース(2014.4.9)のサイトは、http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/04/jn140409-1/jn140409-1.htmlです。


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“モバイル・ディープリンク”とは

2014-05-23 23:10:13 | 情報通信技術・機器・(配信等)サービス

Webページの広告などからスマホアプリ上へ貼られたリンクのことです。即ち、Web上の広告やクチコミサイトなどからスマホアプリ上の商品ページや店舗のページなどへジャンプできるようにする技術です。”Mobile deeplink”と綴ります。

米グーグルやツイッターなどで、2014年4月から利用されているようです。

米グーグルでは、「検索連動型広告(リスティング広告)」や「ディスプレイ広告」からスマホアプリの商品ページなど(注:スマホアプリがインストールされていない場合はダウンロードを促すページ)へジャンプしたりできるようです。

また、米ツイッターでは、「Twitter Cards」(注:ツイート上で動画再生や写真表示をできるようにする機能)に、上記グーグルと同様の機能を追加しているようです。

また、米フェイスブックは、関連するサービス「App Links」を発表したり、広告業界では「モバイル・ディープリンク・プロジェクト」が2014年2月に3社(仏クリテオ※、米タップコマース、米アクションエックス)を中心に立ち上げられ、活動が進んでいるようです。

※ クリテオのプレスリリース(2014.2.27)のサイトは、http://www.criteo.com/jp/mobiledeeplinkです。


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“SIPS”とは

2014-05-17 23:43:37 | マーケティング・消費者行動

2011年に、電通コミュニケーション・デザイン・センターの佐藤尚之氏らが提唱した、 ソーシャルメディアに対応した生活者消費行動モデルです。Sympathize(共感する)、Identify(確認する)、Participate(参加する)、Share & Spread(共有 & 拡散する)の頭文字をとったものです。

従来から知られているAIDMA(※1)やインターネット普及時代のAISAS(※2)に取って代わるものではなく、ソーシャルメディアの普及期において消費者の情報取得手段や購買行動の動機づけが変わってきている点に注目し、よりソーシャルメディアを意識した行動パタンを表現しているとのことです。

※1 AIDMA(アイドマ)
1920年代に経済学者ローランド・ホールが提唱したもので、Attention(注目)、Interest(興味・関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとったもの。

※2 AISAS(アイサス)
従来主流であったAIDMAに代わる考え方で、特にインターネット時代の消費行動のパタンとして言及され、Attention(注意)、Interest(興味・関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(情報共有)の頭文字をとったもの。AISASは電通の登録商標。

電通のSIPSに関連するサイトは、http://www.dentsu.co.jp/sips/です。


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“EX-ZR850(カシオ計算機)”とは

2014-05-15 23:02:57 | PC・カメラ・他デジタル機器

カシオ計算機が2014年5月23日に発売予定のコンパクト型デジタルカメラです。光学18倍ズーム、有効画素数は1610万です。

花の咲く様子などの自然観察に最適な「インターバル撮影(※)」と、運動会や家族旅行などの撮影に便利な光学18倍ズームを備えている点が特徴のようです。また、ハイスピード技術により、最大撮影速度は30枚/秒(fps)、最大連写枚数(即ち、記録できる最大枚数)は30枚とのことです。

※ 撮影枚数と撮影間隔を指定して自動撮影する機能です。例えば、撮影枚数500枚、撮影間隔1時間として、自動撮影を行うと、約20日間(約500時間)までの変化を静止画で記録することが可能

Wi-Fi機能が内蔵され、撮影した写真をスマホなどへ転送できるとのことです。

オープン価格ですが、3万2000円(税抜き)と想定されています。

ニュースリリース(2014.5.14)のサイトは、http://www.casio.co.jp/release/2014/0514_EX-ZR850/です。


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“Domino’s App feat. 初音ミク(ドミノ・ピザジャパン)”とは

2014-05-14 23:47:40 | 電子商取引・小売り・リテイリング

「ドミノ・ピザ ジャパン」が、2013年3月7日にリリースした、「クリプトン・フューチャー・メディア」が販売する音声合成ソフト「初音ミク」との連携によるピザ注文アプリです。iPhone向けとなっています。

アプリからピザを注文すると、39%OFFになる「ミク割」が行われり、「ソーシャルピザカメラ」で初音ミクの表情やポーズ・角度・大きさなどを調整しながら写真を撮影できたり、ピザのボックスを使ってAR(拡張現実)機能を起動してLIVEを見ることができたり(「Pizza Stage Live」)、また、壁紙のダウンロードもできるようです。

キャンペーン開始から約1ヶ月で目標の5倍の5万件の注文数を達成するなどにより、2013年の「モバイル広告大賞」のグランプリにも選ばれたようです。以下のサイトです。
http://www.mobileadawards.com/archive2013/work01.html


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“My Passport Pro(ウエスタンデジタルジャパン)”とは

2014-05-13 23:46:02 | PC・カメラ・他デジタル機器

ウエスタンデジタルジャパンが、2014年4月23日に発売したポータブルハードディスクです。大容量のメディアデータを扱うプロ向け製品のようです。パソコンとの接続は、「Thunderbolt(サンダーボルト)※1」に対応しています。

※1 ”FireWire”’(注:1986年にアップルが提唱した規格)の後継として、インテルがアップルと共同で開発した、パソコンなど(ホスト機器)に様々な周辺機器をバス形式で接続するための高速汎用データ転送規格です。

容量として、2TB と4TB の2モデルがあります。両モデルともに2.5インチHDD を2台内蔵し、RAID 0/1(※2)を選択可能とのことです。RAID 0での最大転送速度は、実測ベースで、2TB モデルが約233MB/秒、4TB が約230MB/秒とのことです。

※2 RAIDは、Redundant Arrays of Inexpensive Disksの略で、ディスク障害時のデータ救済策として複数のディスクにデータを分散し冗長に格納する技術

本体のサイズは、2TB モデルが143.4 x 88.5 x 28.7mm、4TBモデル が143.4 x 88.5 x 44.2mmです。また、重さは、前者が460g、後者が720gとなっています。

メーカー希望小売価格は、2TBモデルが4万3,800円(税抜)、4TBモデルが5万8,800円(税抜)となっています。

プレスルーム(2014.4.17)のサイトは、http://www.wdc.com/jp/company/pressroom/releases/?release=8f9321d5-aa1b-4551-a44a-20e982c9bebaです。


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“興味関心連動型広告”とは

2014-05-11 23:51:28 | マーケティング・消費者行動

興味関心連動型広告は、インターネット広告の掲載手法の一種で、インターネットのサイト閲覧者の興味関心事を推測し、その結果に関連するような内容の広告を選択して掲載する方法です。

具体的には、サイト閲覧者の閲覧履歴や利用者自身が登録した年齢・性別などの情報から興味ありそうな内容を分析し、その結果にマッチするような広告を予め登録された広告の中から(オークションなどにより)選択して掲載する方法です。図を参照。

最近では、リアルタイム入札RTB(Real-Time Bidding)と呼ばれる仕組みが導入され、閲覧履歴に基づき広告枠を売ろうとするメディア企業側(入札側、SSP:Supply-Side Platformと呼ばれるシステムが稼働)と枠を買って広告を掲載したい広告主企業側(応札側、DSP:Demand-Side Platformというシステムが稼働)とを高速に(例えば、0.05秒で)マッチングさせることができるようになっているようです。

なお、「〇〇連動型広告」と呼ばれるインターネット広告には、興味関心連動型広告の他にも、「検索連動型広告」(即ち、検索キーワードに関連した内容の広告を表示)、「位置連動型広告」(即ち、スマホなどの位置情報を基に関連する周辺施設等の広告を表示)など利用されています。

関連ブログは、以下です。
・http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/7ac2d4caa2e6fabb6cb957839c51358e(“リアルタイム入札(RTB)”とは、2013.11.2)
・http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/4e2bd8d1e514ad56e222c992c203489e(“RTB(Real-time Bidding )”とは、2011.11.8)


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“羽田クロノゲート(ヤマトホールディングス)”とは

2014-05-10 23:00:22 | 物流施設・不動産

ヤマトホールディングスが2013年10月に稼働を開始した国内最大の物流施設です。24時間365日稼働しています。

投資額は約1400億円、延べ床面積が約20万平方メートル(東京ドーム4個分)、物流棟が6階建、事務棟が8階建となっています。

最新鋭の設備として、クロスベルトソーター(荷物の高速仕分け)、スパイラルコンベア(上層階と下層階のスムーズな荷物移動)などが導入されています。作業人員は従来の6割程度に削減できているとのことです。

関連ブログ(“羽田クロノゲートの見学ツアー(ヤマトホールディングス)”とは、2014.2.11)のサイトは、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/7764e523dd3150c5e4336ff5fdc48043です。


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“iChock(ABCマート)”とは

2014-05-09 23:22:43 | 電子商取引・小売り・リテイリング

靴専門店大手のエービーシー・マートが、2012年に導入したシステムです。”アイチョック”と読みます。このシステムを利用することにより、店頭にない商品をインターネット通販の在庫から注文することができます。「オムニチャネル」的な取り組みと考えられます。

スニーカーなどのようにサイズや色に対応して多くの在庫が必要となる商品の場合、店頭にすべての在庫を揃えるのが一般に難しい現状があります。その結果として、欠品による販売機会損失が生じてしまいます。このような問題を解消するために導入されたシステムです。

サイズは一致したものの、好みの色の在庫がない、といった場合、店頭にて、色違いの靴でサイズ確認ができると、その場で店員のタブレット操作により、好みの色をネット注文してもらい、会計を済ませると、後日、自宅で商品を受け取れる、というものです。システムの導入にあたり、ネット通販の在庫と店頭の在庫は、一元管理しているとのことです。

また、上記のような場合、ネット通販での売上げとカウントされるようですが、店員のモチベーションが下がらないように、店員の社員コードを端末から打ち込むようにしているとのことです。

ABCマートは、このような店舗を、2014年の秋までに、現状の200から600に増やし、2015年2月にはほぼ全部(800店舗程度)にする計画とのことです。


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