気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Whim(ウィム)”とは

2019-02-28 23:50:53 | シェアリング

スマホアプリの名称で、フィンランドのヘルシンキ市で2016年に本格的に始められたMaaS(Mobility as a Service)の一種です。

MaaSは車や自転車などの交通手段をモノとして提供するのではなくサービスとして提供する概念です。このサービスを利用すると、スマホ1台で自分の好みの移動手段や移動パターンを選択し利用することができます。

Whimと呼ばれるスマホアプリでは、市内すべての公共交通機関(バス、路面電車、鉄道など)の他、レンタカー、タクシー、カーシェアリングも連携されていて、それらを対象とするルート検索や予約、決済が可能となっています。月あたり一定額を払うことにより乗り放題に利用できる、いわゆる「サブスクリプション」という定額の運賃体系が特徴となっています。サ-ビス開始以降、サービスの利用状況は拡大しているようです。

今後は、移動手段を「所有」から「利用」する方向への転換が拡がっていきそうです。

関連ブログ“MaaS”(2017.9.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f617cf5679a81519c33306455c92ee9bです。

また、“KINTO(トヨタ自動車)”(2018.11.17)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c93e556b29fcc55326a5c760b11eec1fで、“キントセレクト(トヨタ自動車)”(2019.2.8)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/02ea12f6afce07cf978a3c4b7776df8aです。

 

 

 

 


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“ギャラクシーフォールド(Galaxy Fold)(サムスン電子)”とは

2019-02-23 23:34:39 | スマホ・モバイル機器

韓国サムスン電子が、北米など一部の地域で4月26日に発売予定の、画面を2つに折りたためるスマートフォン(スマホ)です。2019年2月20日、サンフランシスコとロンドンで開いたイベントで発表しました。

折りたたんだ状態の画面は4.6インチでスマホとして、また広げた状態の画面は7.3インチでタブレットとして利用できるため、一人二役の端末と言えます。ノートPCとタブレットの一人二役の端末は珍しくありませんが、スマホとタブレットの一人二役は、スマホ大手では初めてのようです。

開いた状態では、大きい画面で動画が見やすくなり、また画面を3分割して複数のアプリを同時に利用することも可能になるとのことです。

全部で6台のカメラを搭載し、折り畳んでいても開いていても、スマホをどの向きに持っていても、撮りたい瞬間を逃さず撮影することができるとのことです。

価格は1980$~ですが、日本での発売の予定は決まっていません。

紹介の動画サイト(YouTube、2019.2.20公開)は、https://www.youtube.com/watch?time_continue=65&v=7r_UgNcJtzQです。

本製品の仕様などを紹介するメーカサイトは、https://www.samsung.com/global/galaxy/galaxy-fold/です。

 


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“新型BMW3シリーズ(独BMW日本法人)”とは

2019-02-22 23:29:31 | AI(人工知能)

独BMW日本法人が2019年1月30日に発表し、同日、事前受注を開始した、全面改良されたBMWの主力セダン3シリーズです。売り出しは3月9日となっています。1975年の第1世代の登場から数えて今回の全面改良で第7世代目にあたるとのことです。

今回初めて人工知能(AI)による音声認識機能が搭載されたようです。運転中に、音声ベースで、目的地を設定したり、エアコンを操作したりと色々な指示が可能な上、タイヤの空気圧など種々の情報の確認が可能なようです。

内装や外装を刷新するとともに、高性能な「3眼カメラ」の搭載により、近距離、中距離、長距離の撮影を行い、広い視野での危険予測を可能とするなど安全性も高めています。

排気量が2リットル(1998cc)の4気筒ガソリンエンジンを搭載し、希望小売価格が税込み452万円~、となっています。

新シリーズ発表(2019.1.30)の動画サイトは、例えば、以下です。

https://www.youtube.com/watch?v=O7Gt4uAybGI


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“ショッピング・ゴー(LINE)”とは

2019-02-15 23:46:56 | マーケティング・消費者行動

LINEが2018年12月7日に開始したサービスで、実店舗で商品を購入した時、消費者のスマホ上の専用バーコードを読み込むことで「LINEポイント」を付与するものです。ネットからリアルへと消費者を誘導するO2O(Online to Offline)戦略の一種でもあります。

12月7日よりファッションブランド「earth music&ecology」の国内286店舗にて導入され、さらに12月21日より家電量販店「ビックカメラ」、「コジマ」、「ソフマップ」全店でも導入されています。2021年中には20,000店舗の導入を目指しているとのことです。

LINEは、2017年6月に通販サービスの「LINEショッピング」(注:現在、200を超える通販サイトが出店、会員数は2400万超)を提供しており、商品購入額に応じて「LINEポイント」を付与しています。付与されたポイントは1ポイントを1円として「LINE Pay」で利用できたり、各社のポイント・商品と交換することも可能です。

2019年には、加盟する実店舗のPOSとも連携させ、実店舗と通販サイトの価格比較、在庫確認も可能にする計画のようで、7800万人が毎日のように利用するLINEを入り口として、利用者をネット(LINEショッピング)とリアル(加盟点)が融合する環境へ誘導し、オムニチャネル化を推進するプラットフォームへと進化させる狙いがあるようです。

ニュースリリース(2018.12.7)のサイトは、https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2530です。

利用イメージの動画は、https://www.youtube.com/watch?v=VfuoOxopM1k&feature=youtu.beです。

 

 


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“置き配”とは

2019-02-12 23:23:19 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

預かった荷物を指定された場所に置いて配達を完了させるサービスで、再配達の削減を課題として取り組み中の宅配業界において、このような呼び方がされています。一般には「指定場所配達サービス」と呼ばれます。

このサービスは、荷送り人と荷受け人が同意した場合であって特定の事業者による配送に限って可能となるようです。

欧米では浸透しているサービスのようですが、我が国では、化粧品や健康食品のFANCL(ファンケル)、米Amazon.com、LOHACO(ロハコ)、楽天などが導入しているようです。

2019年3月には、日本郵便が、宅配便「ゆうパック」において置き配を始める予定のようです。利用者は、通販サイトで注文した商品の受け取り方法の選択肢のひとつとして「置き配」を選べるようになるようです。置き配を利用する場合、注文商品の出荷時に通販店舗から送られるメールや日本郵便の配達予告メール内に記載された専用URLへアクセスし、そこで配達日時や置き場所を指定すればよいようです。置き場所としては、自宅敷地内の「物置」「郵便受け」「車庫」「メーターボックス」「宅配ボックス」が用意されていますが、将来的には玄関先も含める予定のようです。

日本郵便のプレスリリース(2018.10.18)のサイトは、https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2018/00_honsha/1018_01_01.pdfです。

 

 

 

 

 

 


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“PowerShot SX70 HS(キヤノン)”とは

2019-02-09 23:18:55 | PC・カメラ・他デジタル機器

キヤノンが2018年12月20日に発売した、コンパクト型ディジタルカメラです。有効画素数は2030万です。「PowerShot SX60 HS」の後継機種に当たります。

「コンパクトカメラの高倍率モデル」、「光学65倍ズームレンズと映像エンジンDIGIC 8を搭載」といったフレーズが付けられています。

 スマホに搭載されているディジタルカメラとの差異化の観点から画素数や倍率の高さを特徴としてます。即ち、最大約2030万画素のCMOSセンサー、光学65倍の高倍率ズームレンズとを搭載しています。

また、最新の映像エンジンDIGIC 8の搭載により高精度な手ブレ補正と高速連写(即ち、最高で秒間10コマ)が可能となっています。

Wi-Fi接続状態でスマホの事前設定をすることにより、本機で撮影した画像を自動的にスマホへ送信できるようです。

本体のサイズは127.1x90.9x116.6 mmで、重さは574g(注:従来のSX60 HSよりも約40g軽量)です。

オープン価格ですが、税別6万2500円と想定されています。

ニュースリリース(2018.10.16)のサイトは、https://canon.jp/newsrelease/2018-10/pr-sx70hs.htmlです。

製品紹介動画のサイト(YouTubeのキャノン公式)は、https://www.youtube.com/watch?v=GgNf_ZQRunsです。

 


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“キントセレクト(トヨタ自動車)”とは

2019-02-08 23:48:20 | シェアリング

トヨタ自動車が2月6日に開始した、車の定額(サブスクリプション)サービスです。

利用できる車は、高級車「レクサス」のセダンやSUV(多目的スポーツ車)など6車種です。即ち、ES、IS、RC、UX、RX、NXの6車種で、半年毎に変更することが可能なようです。料金は19万4400円/月で3年間の契約のようです。この料金には、自動車税や保険、登録料などが含まれているとのことです。

都内のレクサス販売店でサービスを開始し、今年の夏以降は全国展開するようです。

なお、今年の3月には、「キントワン」と呼ばれる、インターネットから申込み可能なフルサービスリースの提供も始めるとのことです。サービス開始当初は、5車種(プリウス、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイア、クラウン)が対象で、その後、順次対象を拡大していくとのことです。

なお、この種のサービスは、「キント」と呼ばれる、新たに新設される会社によって運営されるようです。

ニュースリリース(2019.2.5)のサイトは、https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/26466090.htmlです。

関連ブログ「KINTO」(2018.11.17)は以下です。

https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c93e556b29fcc55326a5c760b11eec1f


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“Echo Show(Amazon.com)”とは

2019-02-06 23:57:22 | AI(人工知能)

米Amazon.comが、2018年12月12日に発売した、AIスピーカーの新モデルです。「Alexa」と呼ばれる、Amazonの音声人工知能が搭載されています。

今回のEcho Showは第2世代のものですが、第1世代が日本で販売されなかったため、第2世代のものが日本で利用できる最初のEcho Showとなります。

タッチ操作対応の画面は10.1型長方形のハイビジョン対応で、映像、写真、文字などが見やすくなっているようです。第1世代の画面は7型正方形となっています。

本機に対し音声で問い合わせたり指示したりすることにより、画面上で、結果を確認したり、映像や写真、ニュース動画を視聴したり、その他カラオケ歌詞を表示するなどいろいろなことができます。音声でブラウザ(シルクあるいはファイヤーフォックス)を呼び出し、画面上のキーボードをタッチして検索したりもできます。

本体前面上部にはカメラ(500万画素)とマイクが内蔵されており、別なAIスピーカーの「Echo Spot」や専用アプリをインストールしたスマホとの間でビデオ通話をすることも可能です。また、このカメラを通しての部屋の様子を外出先のスマホから確認することも可能なようです。

本体のサイズは、246(幅) x 174(高) x 107(奥)mmです。 

価格は、2万7980円(税込)です。

プレスリリース(2018.9.21)のサイトは、https://amazon-press.jp/Devices/Alexa-Echo/Press-release/amazon/jp/Devices/2018/20180921_New_Amazon_Echo/です。

Echo Showでできることについては、例えば、以下のサイトにまとめられています。

https://freelifetech.com/what-can-echo-show-do/

 


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“マッシブMIMO”とは

2019-02-02 23:04:24 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

第5世代移動通信システム(5G)における高速通信を実現する技術のひとつです。

基地局と携帯端末との通信に複数のアンテナを同時使用し高速化を図るMIMO(マイモ)と呼ばれる技術が知られています。複数のアンテナから同じ内容の電波を発射し、受信する携帯端末側でそれらを合成する仕組みです。第4世代(4G)の移動通信システムにおいて利用されています。

4Gの場合は、基地局で細長い1~2本のアンテナ(4素子相当)によって通信を行っていますが、5Gでは基地局当たり多くの携帯端末が高速に通信できるよう、長方形あるいは正方形に近い板状のアンテナに多数のアンテナ素子を並べるようにして実現されるようです。これを「マッシブMIMO」と呼んでいます。

アンテナ素子数としては、4Gの10倍以上になるようです。例えば、正方形タイプ縦8素子×横8素子の64素子、最大で16素子×16素子の256素子などです。

マッシブMIMOを実現する素子数の多いアンテナは、高速通信を実現するために携帯端末を持つユーザを狙って複数アンテナからの電波を集中させる「ビームフォーミング」と呼ばれる5Gの技術にも不可欠とのことです。

 

 


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