気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“情報大航海プロジェクト”とは

2009-03-31 23:17:37 | Weblog
経済産業省が立ち上げたプロジェクトです。2007年から2009年までの3年間がプロジェクト期間のようです。

インターネットの進展により膨大化した情報を効率的に扱うにはどうすればよいかを検討するのが狙いです。即ち、利用者が必要としている情報をすばやく見つけだしたり、サービス提供者側で利用者に応じた情報を提案したりするのが狙いです。

このプロジェクトでは、次世代検索・解析技術の開発、実証実験を通して、情報活用基盤を構築しようとしています。

現在進められている実証実験には、NTTドコモの「マイ・ライフ・アシストサービス」(「行動連鎖型検索サービス」とも呼ばれ、利用者の行動履歴により必要と思われる情報を提供するものです)、OKIの「ラダサーチ」(検索の際、マシン側から利用者に質問を投げかけるものです)、富士通グループのジー・サーチ「ここなら」(各スポットに集まる人の属性や行動に応じた情報を提供するものです)、などがあります。

プライバシー情報の保護や著作権保護などの課題もあり、それらの議論も進められているようです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ナレッジ・マネジメント”とは

2009-03-29 23:45:37 | Weblog
これは、企業の経営者や従業員が暗黙のうちに備えた知識や経験、スキル、ノウハウなどを形式化して共有し新たに知識やノウハウを生み出そうとする経営手法です。

一橋大の野中名誉教授によると、個人の経験から蓄積された知識やノウハウを「暗黙知」と呼び、それをマニュアル化して誰もが理解できるようにしたものを「形式知」と呼び、さらにそれを積み上げ企業の財産として経営者や従業員が共有できるようにしたものを「組織知」と呼んでいます。

組織知を学び、刺激を受けた従業員が新しい暗黙知を備え、それを再び形式知、組織知へと発展させていくことにより、企業内の知識がスパイラル状に発展していくということです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“サイバーショットDSC-HX1(ソニー) ”とは

2009-03-28 23:54:42 | Weblog
ソニーが4月24日に発売予定のコンパクトデジタルカメラです。有効画素数は910万で、最大20倍の光学ズームレンズを搭載しています。

高精度・高速シャッターによりフル画像サイズで1秒あたり10枚の高速連写が可能で、しかも連続撮影しながらパノラマ画像を合成する機能(スイングパノラマ機能)も搭載されているようです。

オープン価格ですが店頭では5万5000円前後と想定されています。

プレスリリースのサイトは、
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200903/09-0325/です。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“HP Mini 2140 ノートブック(日本HP)”とは

2009-03-27 23:06:00 | Weblog
日本ヒューレット・パッカード(HP)が3月16日に発売した小型パソコンです。

3月16日に発売されたのは日本HPのオンラインストアであり、一部量販店で発売されたのは3月19日です。

米マイクロソフト統合ソフトの「オフィス2007」(Microsoft Office Personal 2007)が搭載されています。

CPUはインテルのAtomプロセッサー(1.6GHz)、主メモリの容量は1GB、HDDの容量は160GB(7200rpm)、10.1インチワイド液晶ディスプレイ(1024×576)を搭載しています。OSは、Windows XP Home Editionです。

オンラインストア価格で、7万9800円(税込み)です。

ニュースリリースのサイトは、http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2009/fy09-071.htmlです。



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“ポートフォリオ戦略”とは

2009-03-26 23:24:17 | 企業戦略・企業ブランド・ビジネスモデル

企業においてリーダには自分の管理下の人員や予算の配分を如何に変えていくべきかが求められますが、その際に採られる手法が「ポートフォリオ戦略」です。
「ポートフォリオ」は、もともと「紙挟み」とか「運用資産の一覧」などの意味ですが、この場合は事業の構成などといった意味合いのようです。

この考え方は、1960年代にBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の創始者のブルース・ヘンダーソンにより提唱されたPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)が出発点と考えられています。

具体的には、キャッシュを生み出す力の指標(相対的市場占有率)を横軸に、キャッシュ需要を表す指標(市場成長率)を縦軸にとり、それぞれの大小によって4つの区分(小小→負け犬、小大→問題児、大小→金のなる木、大大→スター)に分けて考えます。

例えば、「金のなる木」の事業で得た資金を「スター」の事業へ投入したり、「問題児」の事業に資金を投じて「スター」の事業に育てたり、「負け犬」の事業からは撤退したりなどの措置をとるといった具合です。

即ち、収益性や成長性の低い事業から、より収益や成長が期待できる事業へ資源を移す戦略です。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“可視光通信とは”

2009-03-25 23:56:22 | Weblog
目に見える光(可視光)を利用した通信技術です。

この通信では、発行ダイオード(LED)の照明を利用し、その光を高速に点滅させたり光の強度を調整したりして情報を送ります。携帯端末に受信機をつけると照明器具から送られる情報を携帯端末で受信することができます。

情報の伝送速度は実験レベルでは1Gbps程度が実現できているようですが、実際には数M~数10Mbpsです。

応用としては以下のようなものが知られています。
1.ユーザの挙動をセンサで収集し、場所や状況に応じた情報を可視光通信などでユーザに配信するもの(経済産業省の「情報大航海プロジェクト」の2009年1月の実証実験)。
2.顧客のショッピング・カートに受信機を取り付け、顧客の動きに合わせて商品情報を可視光通信で配信するもの。
3.ITS(高度道路交通システム)への応用:信号機や道路照明から車両へ交通情報や観光情報などを配信するもの、ヘッドライトやテールライトを利用して車両間で通信するもの、
など



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“カメディア SP-590UZ(オリンパス)”とは

2009-03-23 23:12:25 | Weblog
オリンパスイメージングが4月に発売予定のコンパクト型デジタルカメラです。有効画素数は1200万です。

2月5日時点でコンパクト型デジカメとして世界最大となる光学26倍のズームレンズを搭載しているとのことです。それでいて、ボディは手のひらサイズでコンパクト(110.1mm× 89.7mm×91.0mm)ということです。旅行や外出先で気軽に高度な撮影を楽しめるとのことです。

さらにデジタルズームを併用すると130倍の高倍率での撮影が可能で月のクレーターまで写すことの可能とのことです。

オープン価格ですが、店頭では6万円前後と想定されています。

ニュースリリースのサイトは、http://www.olympus.co.jp/jp/news/2009a/nr090205sp590uzj.cfmです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“MVNO”とは

2009-03-20 23:46:39 | Weblog
Mobile Virtual Network Operatorの略です。即ち、既存の携帯電話会社・PHS会社から無線通信ネットワークを借り受けて独自のサービスを展開する事業者のことです。

免許を受けて通信インフラを構築する必要がなく、電波利用の免許がなくても事業に参入できます。

MVNOの例としては、ウォルト・ディズニー・ジャパン(注:ソフトバンクモバイルの回線を賃貸)、日本通信(注:NTTドコモなどの回線を賃貸)、ソフトバンクモバイル(注:イー・モバイルの回線を賃貸)などがあります。なお、ソフトバンクモバイルがMVNOにも参入している理由は、自社の周波数帯が都心部で不足するためのとのことです。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“SIGMA DP2(シグマ)”とは

2009-03-18 23:50:42 | Weblog
カメラ・レンズメーカのシグマが発売予定の高画質のコンパクト型デジタルカメラです。発売日は未定です。有効画素数は1400万です。

一般のコンパクト機よりも1画素に取り込める光の量が大きいため、解像度が高く、階調表現のきめ細かな写真を撮影できるとのことです。

オープン価格ですが、店頭では10万円前後と想定されています。

製品発表サイトは、http://www.sigma-photo.co.jp/news/090303_dp2.htmです。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“偽ソフト”とは

2009-03-16 23:14:35 | Weblog
文字通り偽物のソフトですが、パソコン利用者へ悪意をもって提供されるソフトウェアで非常に危険なものです。有用な機能を持ったソフトウェアだとして購入費用をだましとったりなどの狙いがあります。

特に危ないものとして偽物のセキュリティ対策ソフト(偽セキュリティ対策ソフト)があるようです。「スケアウェア(scareware)」とも呼ばれているようです。

本来のセキュリティ対策機能を搭載しているどころか、逆にクレジットカードやパスワードを盗むスパイウェアだったり、他のマルウェア(悪質なソフトウェア)を侵入させてしまうようなものだったりするものが実態のようです。

迷惑メールやSNS、ブログ、メッセンジャー、ネット広告などを経由して販売サイトへリンクを張り利用者を誘導し購入させているようです。

欧米を中心に被害が広がっており、日本国内でも被害が確認されているようです。



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする