オンデマンド配車サービスでの利用を前提とする完全自動運転車のことです。
2018年は、「ロボタクシー」の実用化に向けた動き(先陣争い)が活発であり、ロボタクシー元年といわれる状況にあるようです。
ウェイモ(Waymo)(注:自動運転の開発で豊富な実績を持っている米国企業)およびGM(注:世界で最初に完全自動運転車の実用化時期を宣言した米国企業)は、市販車両ベースのロボタクシーの開発を行っているようです。
ウェイモは、新しいパートナーであるジャガー・ランドローバー(JLR)の電気自動車「I-PACE(アイペース)」をベースとするロボタクシーを製造したり、自動運転車の開発で提携しているフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の「クライスラーパシフィカハイブリッド」をベースとするロボタクシーも製造しようとしているとのことです。
一方、GMは、当社が2019年までに実用化すると宣言している完全自動運転車「クルーズAV」をロボタクシーとして利用することを睨んでいるようです。
なお、市販車両ベースではない専用の車両によるロボタクシーを開発している企業もあるようです。仏企業のナビヤ(注:自社開発の自動運転車の多くが都市公道での走行実験実績を持つ)は、ロボットタクシー専用の「AUTONOM CAB」を開発しているようです。