セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の「セブン・ペイ」を運営会社として2019年7月に開始予定のスマホ決済サービスです。満を持してかどうかわかりませんが、このタイミングでのモバイル決済市場への参入となります。
「セブン&アイ独自の‟バーコード決済“サービス」といったフレーズが付けられています。
そのコンセプトは「かんたん」「便利」「おトク」とのことで、最短2タップで登録完了(かんたん)、事前にレジ等でチャージ可能・スマホ上に支払いバーコードを表示しレジで読み取ってもらうだけけ決済完了(便利)、7payによる支払いでnanacoポイントやマイルなどが貯まる(おトク)とのことです。
サービス開始当初は、現行のスマホアプリ「セブン-イレブンアプリ」を起動し、7payボタンをタップし、表示されたバーコードをレジで提示し読み取ってもらう形になるようです。
現行の電子マネー「nanaco」から「7pay」へ軸足をシフトし(*)、購買体験の向上、顧客データ基盤の整備、CRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)の強化を図ることにその狙いがあるようです。7payによる支払いを、セブン&アイのグループ内に限らず他の加盟点でも可能とし、顧客の行動を分析することも考慮されているようです。
*)nanaco利用によるポイント還元率が2019年から1%から0.5%に減り、7payでの還元率1%よりも低くなります。
ニュースリリース(2019.4.4)のサイトは、https://www.7andi.com/company/news/release/190404_02.htmlです。