レースで走っていますなあ。アディクト。
CR1の発表で一気に最新レースブランドの仲間入りをしたスコット。その後送り出すバイクは全ブランド、全レーサーの注目の的と言っていいでしょう。
TTバイクはシーズン初期にはダメだしをくらったようですが、今は新型となり高性能に仕上がったようです。
しかし注目して欲しいのはモデルチェンジとなった
CR1です。
まさかモデルチェンジしてくるとは思いませんでした……。新しいバイクを作るのに、スコットは今まで名前を継承する事はあまりありませんでしたので。でもMTBはジェニウスもボルテージも復活させましたから、開発者がかわったのかもしれませんね。
うう、今日は指が動きません……。
CR1は流行りのコンフォートロードとして再発進します。
トップチューブを短く、ヘッドチューブを長くというお約束なスケルトン変更です。
それだけではありません。リヤエンドはアディクト譲りのフルカーボン。チェーンステーはSOSと名付けられた縦につぶしが入った快適性を求めた形状。後ろ三角はフレックスゾーンとして目的をはっきりさせています。BBもインテグラル形式。ワイヤ受けもカーボン製です。CR1フォークも新設計です(実はCR1フォークは複数種類があります。スコットはこれをグレードに合わせて使い分けています。)。コンフォートライドを掲げています。
重量もLサイズで980グラムになるとのこと。
一番下のフロントフォークを見て下さい。
CR1フォークといえば反ブレーキ側に張り出したブレードが特徴でした。高まったブレーキ力に対応するため、既存のフォーク以上の剛性を与えた結果です。登場したのは丁度各社がコロンブスやデダチャイなどのメーカー供給モデルから、自社開発へ切り替えが始まった時期でした。
フレームとフォークは当然ペアで考えなければ高性能なバイクは作れません。そもそも鉄時代のフレームビルダーなら、腕の見せ所はフロントフォークと答えるでしょう。
それほどまでにバイクの性能を左右する要の部品でした。そのバイクの生命線ともいえるパーツを他人に供給してもらうのは、いくらビッグメーカーとは言え屈辱だったでしょう。
そして今、剛性を落としたフォークにすることでCR1に新たな命を吹き込みました。
スケルトンやステムだけで、小手先のコンフォートバイクを作ろうとするメーカーに見せてやりたいくらいです。
ただスコットはQCがイマイチなんです。工場の問題なんですが、こればっかりはどうも……。
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