3点セットなのに2点しかない!
のは内緒です。
各完成車メーカーが次々にモジュールコンセプト、もしくは自社ブランドでコスト削減を繰り広げるなかで、危機感を強めているのはデダだけではないでしょう。
この新型、ネロはカーボンで出来ています。しかし力の掛かるクランプ部分はアルミを使うことで、余計な重量に成ることを防いでいます。ロックタイプのMTBグリップから影響を受けたのでしょうか?
ですが、100グラム近辺がバランスの落としどころのステムは、カーボン化しても有効な軽量化にはなかなかつながりません。鍛造アルミが剛性と軽量性のバランスを保てる素材かなと思います。難しいところですよね。
デダはハンドルセットメーカーとしては新興です。ですが、今ヨーロピアンバイクを組むにはこのブランドくらいしかないのが現状です。3Tは手に入れられるショップが少ないですし、チネリもあまりに忘れ去られていて、説得力がありません。復活したITMがどうなるかもまだ見えていませんし。
正直寂しい時代です。
ブランドに拘らなければ、良い製品は結構あるのです。しかしこの時代良くて当然、さらにその先が必要です。リッチー、PRO、イーストンも悪くはないですが、格としてはもう一踏ん張り期待したいです。
うーん、何かビビッとくる高機能、高性能ブランドが欲しいところです。過去の栄光だけでなく、実利だけでもなく。