CG XC
CG 4X/AM
2010年、注目のタイヤは数あれど、MTBではこれがナンバーワンかも知れません。
来年からオウンチームを起ち上げる
セドリック・グラシアが日本の
パナレーサーと組んだシグネチャーモデルです。
AMとXCでは、力が注がれているのは間違いなく前者でしょう。でも何故かXCのタイヤに『CG』をモチーフにしたパターンに採用しています。
XCはセンターリッジに近い形状です。CとGの形の縦長ブロックが効いています。さらにこのブロックはグリップ方向にも粘るはずです。突き刺すタイプとは反対の性格ですね。走りの軽さとグリップ。当たり前の機能ですが、一流こそ基本に忠実ということでしょうか。
AMはブロックがかなり大きいです。そして意外と密ですね。通常下り系のタイヤはブロック間の間を開けて、突き刺し性能を上げるのがセオリーなんですが。おそらくコンパウンドでグリップを稼ぐタイプなのでしょう。さらにブロックには斜めに切り欠きが入れられています。斜め方向へのグリップ力を重視した結果かと。
基本的にかなり柔らかいコンパウンドを採用していますね。グラシアが「スティッキー、スティッキー」とうるさくわめいています。さらに「ジャパン、ジャパン」とも叫んでいます。
不思議な感じがしますね。
http://www.youtube.com/watch?v=q-jyH2NE30w
ここ数年、プロ選手との開発モデルはかなりの確率で成功を収めているパナレーサー。今回も良さそうな感じです。MTB界でもコラボモデルが流行っていますし。