まずはSTIレバー。プロトタイプではブラケット上部に液晶の画面で段数を表示していましたが、この製品版では見あたりません。それらの機能をフライトデッキに集中しているのでしょう。
レバー比などはブレーキ本体は7900をそのまま流用すると思われるので変更は無いでしょう(7800とは違いますが)。心なしブラケットがスマートな気がします。そして見た目ですぐ分かる部分と言えばなんと言ってもメインレバーでしょう。
垂直になっています。個人的には7900がブレーキの為にもオフセットしていたと思っていたので意外です。シェイプもスリムな気がします。
気になるのはメインレバーと解除レバーの間の銀の部分です。
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なんでしょ?
リヤディレーラーはプーリーケージはカーボンですね。ケージ側のブラケットはアルミになっているようです。エンド側のブラケットは質量が多く取られています。電子機械的なパーツはここに納められているようです。
フロントディレーラーも物々しい感じがします。リンク部分はアウター形式を採用していないので剛性は少し落ちているかもしれません。しかしそもそもが非常に限られた空間で電動式にしなくてはならないので、場所を取らないということでこのデザインを採用したのでしょう。
そしてバッテリー部分。実は最重要な部分ですね。どれだけ保ってくれるのか? 以前のテストモデルでは電動装置の頭脳もここに納められていたという話もありました。今回はどうなのでしょう?
シマノは時々意欲的な作品を作ってきたことがありました。たとえばエアラインズ。いまでもマニアの心をくすぐるような製品でした。オリジナルDi2もそうです。
デュラエースはDi2をどう消化するのか? この先のモデルはあるのか? ショップやユーザーに受け入れら得れるのか?
色々な意味でシマノが問われる作品ですね。