日帰りで静岡県の三島に行ってみた。今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台にもなった三嶋大社に行ってみたかったためだ。
入口の大鳥居をくぐると、予想以上に立派な社殿と落ち着いた境内が広がっている。大きな池では鯉がゆっくりと泳いでいる。小春日和の1日で、早咲きの桜も咲き始めだ。観光パンフの写真だと咲き揃う時期は、桜の花道になるようである。ちょっと早く来すぎたのが残念だが、その分まだ人出も少なくゆっくりできる。
神門をくぐると、舞電、本殿と続き、その精巧な建築物に魅せられる。本殿は慶応2年(1866)竣功の国指定重要文化財とのことで、立派で威厳ある。彫り物も立派で見応えたっぷりなのだが、鳥害予防のためか金網でカバーしてあって見えずらいのが残念。恵比寿様が御祭り神の一つのようである。
《拝殿の後方にある本殿がとっても立派》
《金網無しの彫り物を1枚》
宝物殿もあったが、神社なので仏像があるわけではないからパス。境内には頼朝と政子が座ったとされる石椅子や頼朝挙兵祈願の石碑など、頼朝ゆかりの見どころもある。小一時間たっぷり楽しんだ。
大社を出て、周辺を少し散策した。電線の地中化を行っているようで、見晴らしが良く、歩いていて気持ちが良い。街の至る所に流れの早い水路があるのも富士山ふもとの町らしい。
古い昔ながらの昭和の匂いがぷんぷんするお店が続いている。商売もなかなか厳しそうな雰囲気ではあるが、デザインされたお店の印が軒下から掛けられていて可愛い。三島の名物、うなぎ屋さんも目に付く。お昼にはまだ早いし、お値段もそれなりなので、今回は止めておいた。
2022年3月19日
(つづく)