今日は、雨が降ったり止んだりで、出かけるタイミングと試乗のタイミングが取りづらかったです。

個人車ですが、エキパイの下側が錆びてきました。最近雨が多かったこともあり、サイドスタンドの先端も錆びています。とりあえず錆止めです。いつもは、筆塗の錆止めですが、広範囲の場合は、スプレー式を使用しています。添付すると赤サビが黒い被膜に変わります。この上からペイントも可能です。今日は、昼間、バイクで部品を取りにいっていました。

土曜日の納車でしたが、遠い所ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

2年前に修理した車両ですが、コンディションレベルチェックとその他修理で入庫です。

スイングアームの左前方にあるユニバーサルジョイント部のゴムカバーの下側に穴があり、オイル漏れがあると垂れてきます。今回は、ここの修理がメインです。ゲイルスピードのホイールで、リアホイールが7mm右にオフセットされているため、フロントタイヤの右側が偏摩耗しています。リアタイヤが右にオフセットされていると車体が自動的に左にハンドルを切るので、直進時は、右にハンドルを切りながら走るため、どうしても右側が偏摩耗します。今回は、エンジンオイルのみ交換です。スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、サビもあるので、交換しました。

オーバーのバックステップがミドルドライブのカバーと共締めのため、どうしても左足の荷重で変形し、オイルが漏れてきます。ただ、その奥のニュートラルスイッチのカバーは3本のボルトで止まっていますが、2本脱落しています。また、クラッチレリーズ部分は、フルードは漏れていませんが、オイル汚れがあります。

ヨシムラ製のドレンボルトで、油温センサーですが、配線がエキパイに接触しカバーが溶けています。導通はしていますが、カプラーの詰めが折れているため、抜けやすいです。(少し抜けると温度を拾わなくなります。)


バッテリーは、大丈夫そうですが、元々電圧が高そうですので、充電電圧があまり上がりません。ただ、新品レギュレーターでチェックしてもほぼ同じなので、問題なさそうです。フルードは、交換時期が違ったみたいで、汚れ具合に差が有りました。クーラント関係は、2年前に修理していることもありチェックしましたが、エンジン内部に若干オイルが残っていたのか、キャップに油分が少しついていました。掃除し、高速試乗後に再度点検して大丈夫そうです。また、バッテリー部のプラス配線が切れそうでしたので、少し溶けていたカプラーと共に交換しました。

一旦試乗し、各部の状態をチェックしました。セパレートハンドルのため、スピードメーターがかなり顔と近く、高速試乗時は、ちょっと見にくいです。


問題のスイングアームからのオイル漏れチェックで、まずギアケースを外したのですが、その時点で、ドライブシャフトがギアケースから外れ、ギアオイルが出ていました。今回のオイル漏れの原因は、エンジン側のユニバーサルジョイント部のオイル漏れではなく、ギアケース側が原因でした。また、オイルシールも破損し、向きも反対でしたので、サークリップとオイルシールを新品交換し、ギアオイルも減っていましたので、交換しました。高速試乗後、点検しましたが、ゴムブーツの穴からのオイル漏れはありませんでした。ギアケースの脱着時にドライブシャフトも外すことになりますが、ギアケースとドライブシャフトの連結部には、ギアオイルが潤滑されるため、オイルシールが入っており、ここは、分割しない方が良いです。いつもは、ドライブシャフトが付いたまま、ギアケースを脱着しています。

高速試乗してきましたが、やはりクラッチが滑っており、6000回転を超えてから滑り始めました。交換が必要です。リアブレーキの効きが甘いですが、キャリパーは作動していますので、パッドの当たりが出ていないか、パッドとローターの相性の問題かと思います。明日にでも、連絡入れます。
2016.10.25 作業担当 ヤダ