Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.188 スカイラインという名の呪縛 C10型スカイライン

2009-07-29 | セダン蒐集癖。


このコーナー、スカイラインの出る回数は多めではないかと思います。


知っての通り、ieがプリンス好きということ以外にも、
ブランドを持った国産車として、スカイラインは実は大好きなのです。


で、先日のS50系についで登場するのが、
まさしくS50系の後継として登場した「ハコスカ」、C10系スカイラインです。


本来これもS50系同様の1500㏄クラス小型ファミリーカーとして登場したのですが、
登場後すぐに6気筒2000ccモデルを追加しました。
でもS50系とことなり、当初から6気筒モデルを前提として設計されていたので、
ノーズを伸ばして直6を積む手法は同じなれど、
むりやりノーズを伸ばしたようには見えませんでした。

この直6は、プリンス製G7型エンジンに代わり、
ついに日産製になります。かの有名なL20型です。
そして翌年2月、GT-R(PGC10型)の追加へと至ります。
GT-Rは外観上サーフィンラインがリアのホイールアーチで切ってあるので、
すぐにわかるようになっていました。


ということは、この個体はGT-R?
答えは、わかりません。

当時から、サーフィンラインを切ってGT-R風に見せたものは相当数ありましたものね。


スカイラインが都度の方向転換を繰り返し、
名車なのに迷車ともいわれるゆえんは、きっとこのハコスカにあるように
思えてなりません。
この車に悪意に満ちたジャッジをするとかではなく、
ハコスカで植えられた「スカイライン」のイメージって、大きいと思うのです。

実はieもそのひとり。
スカイラインはなぜ肥大化してしまったのか?
なぜスカイラインは、
このハコスカをそのまま進化させたような、
そう、いつもこのブログで書いている「BMW3シリーズ」的な存在に
なぜなれなかったのか?
という思いを持ち続けているのです。



>>今見るとハコスカ、すごく小さいです。
そういえば80年代の3シリーズも、これと大差ないサイズでしたよね。

>>クルマの肥大化の波はもう戻らないのでしょう。
いえいえ、大きくなってもいいんですけど、
それがほんとに必要なサイズなのか?ってやっぱり思っちゃうんです。

>>この写真のハコスカ、ワンテールですね。かっこいい。
PMC・Sのステッカー、有鉛マークが泣けます...。
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【シトロエンC5】小トラブル祭り、絶賛開催中(涙

2009-07-28 | シトロエンC5。



久しぶりに洗車したら超キレイ♪...なのだが...


ええと。

いろいろ出てきてます、わがC5。



まず。

左リアドアの窓が、おかしい。

下におろそうとおもったら動かない。
で、ウニウニPWスイッチを押していたら、
「ガコッ」という音とともに数センチ降りて、またそれっきり。

で、もう少しSW押したら、途中まで開いてそれっきり。


そして、もう上には上がってこない(涙


これって、窓落ちじゃん(がびーん



なんとか、かろうじて手で持ち上げて、同時にPWスイッチをclose方向に押したら
「どうやら」部品がかみ合ったのか、窓自体は落ちては来なくなった様子。


でも、左リアのPWスイッチには「触れません」な...(嗚呼



で、まだある。
つぎは...。


猛暑を感じる時期になって、エアコンが途中で効かなくなってきた。
エンジン冷間時、およびボンネット開けてアイドル中は
コンプレッサーもファンも回って、冷風が出てくる。

だけど、少し走ると、冷風が止まって生ぬるい風に変わるのだ。



...ええー!エアコンもダメー!?(がびーん


症状をまとめるとこんな感じ。

1)これまでは何も問題なかった。
2)しかも、エアコンはガンガンに効いていた。
3)エアコンガスはちゃんと入っている
4)炎天下でエンジンを掛けて、しばらく走ってもエアコンは止まらない。
5)炎天下で再始動すると最初の数分は作動するが、すぐに止まる。
6)炎天下でも、ボンネットを開けてアイドル状態では問題が無い。
7)電動ファンは、コンプレッサーの作動と連動してきちんと回る。

これらの症状を察するに...

エンジンが熱を持っても、走行風が勝ればエアコンは入る。
低回転で高速走行をそこそこ続けると、ときおり...。

のろのろ運転や、走行した直後ではエンジンの発熱が逃げず、
エアコンが止まるのではないか?



ということは...。






涼しいというか、寒い時期の写真で息抜きw






これはコンプレッサーに何らかの問題があって、
発熱して自動的にコンプレッサーを切っているから?

それともコンプレッサーには問題が無くて、
走行すると熱がエンジンから出て、それがコンプレッサーを熱して
安全のためにコンプレッサーを止めてしまっている?


仏車によくある端子の接触不良?

以前頻発していた、温度設定を無視して冷風や温風が出るのと関係あるかも?

となるとどこかしらの温度センサー不良か...。

エバポ?外気温?吹き出し口?

それとも、コンデンサーの汚れやエバポの詰まりによるエアコン機能の低下によるもの?

いずれにせよ、暑い日には普通には乗れないことがわかりました...(号泣



ということは、C5自体が今のままでは真夏の昼は「使えません」な...(がっかり







>>どげー。困ったなあ。
で、駆け込み寺のTモーターさんに夕暮れ持って行きました。
懸念されたコンプレッサーに関しいては、
見た目も問題ないし、発熱していれば外観が変色するのでわかるとのこと、
まずは一安心。
うーん、預けて見てもらうか...素人修理に走るか(恐)...。
まずはコンデンサやエバポ清掃、端子類のチェックや接点復活剤などでの
リフレッシュを先にするか...。

>>というわけでエアコンに詳しい方教えてください...(涙

>>結局、なにごとも無く過ごせない激安中古フランス車の夏です(号泣
まとめて一気に直すかなあ...でも来年の秋車検だしなあ(悪魔の囁き

>>でもC5の名誉のために言えば、もう8年落ちなわけで、
これだけで済んでるといえば、済んでいるわけで。





>>ああ、早く秋が来ないかなあ、ではなく、とにかく早く直さないとなあ...。
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【セダン蒐集癖】Vol.187 ホンダって、ほんとにアメリカン! アキュラTL(3代め)

2009-07-25 | セダン蒐集癖。



日本にはむろん正規で入っていない、並行輸入のアキュラTL(3代め)です。


アキュラのセダンは日本で売っている車種をベースとすることがあったりなかったり、
しかもベースの車種も世代によってでバラバラだったりするのですが、
このTLはまあ、そのあたりはわかりやすい一台かと。




初代TLは日本でいうところの、
FFミッドシップ縦置きだったあの2代めホンダ・インスパイア/初代セイバー。
外観に大きな変更はありません。


2代めTLは、そのままベースが一世代進化して、
縦置きをやめた3代めのホンダ・インスパイア/初代セイバー。
こちらも日本/北米で外観に違いは少なめ。


で、この写真のTLは3代め。
3代めからは共用車型は無く、アキュラのオリジナルデザインとボディになったのでした。

しかしまあ、ホンダ/アキュラってほんとに「バタ臭い」。
よくぞここまでアメリカ車になれるもんだ、と感心。
長年アメリカで売り続けてきた歴史の賜物というか、お見事です。
実際、3代めTLは彼の地ではかなり売れたと聞きます。


ちなみに、現行(5代め)インスパイアは北米のアコードで、
日本・欧州仕様のアコード(8代め)は、北米では2代めアキュラTSXです。
なお同様に、4代めインスパイアも北米アコードで、同時期の7代め日欧アコードは
初代のアキュラTSXです...。
さらに6代めアコードは日本専売ボディで、北米仕様とは全然違う...
って自分で書いていてわからなくなってきたwwwあってるかなw
ややこしや...。


>>気がつかないうちにアキュラTLもモデルチェンジしていて、
こんなすっごいクルマになっていた...。





>>これは...日本では売れないなあ...。
でも、個人的に大好きだ(汗
最近のホンダデザイン、キてるわ。
ちょっとやりすぎだ(^^;



>>RL(レジェンド)と一緒のSH-AWDがつくらしいですぜ...。
乗ってもすごいセダンなのね。
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【セダン蒐集癖】Vol.186 ハイブリッド・デザインの時代 トヨタ・6代めクラウン(S110系)

2009-07-24 | セダン蒐集癖。

さすがに、ちょっと前まで走っていた8代めのクラウン(はじめて3ナンバーボディになったり、V8積んだししたあの代
もすっかり路上で見なくなった昨今、
6代めクラウンを2009年の路上で見られたのは、軽いラッキーなのではないかなんて
思ってしまいました。




懐かしいですよねえ。しかもこれって前期型です。
エンジンはむろんM型のL6。この個体はナンバーから察するに2Lですね。
バンパーも小さいし。

製造は1979年~1983年ですから、もう30年も前に登場したクルマです。
とてもそんなに古くは見えないですよね。
スタイリッシュだし、リアランプもすっきりとした形状。


でも。よく見ると、古いところは、古い。
それが、ギラギラ輝く、メッキバンパー。
直線的な80年代を先取りしたボディでありながら、バンパーはその前のクラウン同様のメッキ。
いま改めて見直してみると、奇妙な取り合わせ。
このあと7代めはウレタンのボディと一体化する直前のような造形の
カラードバンパーですものね
(ちなみに7代め以降もメッキバンパーのクラウンはあるのですが、
それはバンなどで主軸車ではなかったです)。


デザイン的には折衷の時代。
それまでずっと、それこそ数十年続いてきたメッキバンパー時代の終焉と、
新しい直線基調のスタイリングの融合。

ハイブリッドなデザインの時代だったのだって感じがします。



>>ちなみにライバル、日産は同時期に430型セド・グロを販売していました。
同様の直線基調ボディ。
ここまで書いておいてなんなのですが、個人的には430のほうが好きです(汗

>>超脱線余談...
2003年くらいの南仏、アンティーブにて見つけた、430セド・グロ...



>>見つけた時、叫んじゃったw
「えー!430輸出してたの!!」
ちなみに輸出名は280Cという...はず。

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【できごと】連邦の白いヤツがいる風景。

2009-07-21 | できごと。


そうです、連邦の白いヤツとは、お台場に突如現れた
<地球連邦軍白兵戦用試作モビルスーツ:RX-78-2 ガンダム>です...。



昼も夜も混んでいるそうなので、朝7時ころにC5飛ばして行ってきました。
潮風公園の駐車場はそんなに広くないので...。


あいにくの曇天。朝日に照らされる白いボディを見ようと思ったのですが、それはかなわず。

でも、こりゃあ、すげえもん作ったなと実感。
ガンダム世代は必見かと思いました。

















潮風公園北側の駐車場から会場に向かうと、いきなりこの光景に出くわします
(ただし、このルートは10時まえだからかもしれない)。




正直、笑った...
「ガンダムが、いるw」


...精巧なCGがあふれる昨今、目を疑うとはまさにこのこと。
いま写真を見直しても、良くできたバンダイのプラモを置いて加工した写真みたいなんですよね(汗



でも、たしかにヤツは、そこに立っていました。








はやる気持ちを抑え、たくさんの人をかき分け、近寄る。
あいにく長い玉のレンズを持ち合わせていなかったが、ヤツの巨体はそれでもフレームいっぱいに広がります。







抑えられた光線が、却って立体造形を緻密に浮き上がらせる。
ファインダーをのぞきこみながら、息をのむ...。








ieは、ガンダム、とくにファーストとZ(ゼータ)なら、そこそこ知識があると思います。
イデオンと並んで、ieの好きなトミノ作品です。

世代的には思いきりガンプラ世代です。
当時の出来は悪かったし、個人的にはジオンの量産機フェチ(当時からw)だったので、
正直この白いヤツはあまり興味が無かった。

だけど、それにしても、38歳をむかえてまさかそのガンダムの実物大に会えるとは思わなかった...。

興奮しないわけが、ない。
カメラを構え、ie、ひそかに、静かに燃え上ってしまいました...。




たのむ、このまま動いてくれw
日本なら、作れるはずだ(^^;




背面のかっこよさ、ハンパねえ...

兵器として考えれば、こんな直立18mの物体がふさわしくないのはもっともなのですが、
それでも「兵器」として見えるリアリティ。
これこそがデザイナーの大河原先生の素晴らしさであり、立体化に命を掛けるバンダイのすごさであり、
そしてガンダムが30年も愛されている理由に他なりません。


それまでの「敵は宇宙人で、毎週カスタムメイドのグロテスクなロボットが
なぜかヒーローロボのいる街に1体だけやってきて、
単純明快な主人公が搭乗するヒーローロボは雄たけび+必殺技(パンチとか)を放ち、
敵ロボが必ずやられる1話完結モノ」

というロボットアニメの黄金律をすべて打ち破ったのがガンダム。

「敵も軍隊で、戦争するにも理由、主義主張があって、ロボットは量産兵器、
補給などもしないと動けない前線の姿が描かれ、主人公はひねくれた少年、
ロボットが存在しないとならない理由(ミノフスキー粒子)を初めて提示」

などなど、エポック的な内容は枚挙に暇が無いのです。




ここまで来たらビームライフル、シールド、そしてザクが欲しかったなあ(^^;








品川の港をバックに、ガンダム立つ。嘘みたいな光景。



これは日本の宝だ!
キャンペーンが終わっても、どこかで保存を激しく望みます...。










>>結局、90分くらい、ガンダムのまわりをうろうろしていた。
そしたら、こんな人がやってきた...




アムロ...じゃない、若井おさむ!!!


<本日のBGM:哀・戦士>
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【セダン蒐集癖】Vol.185 今買うとどうなのか?初代プリウス

2009-07-19 | セダン蒐集癖。


はや3代めになったプリウスの販売が絶好調だそうで。
なんだか時代が変わったのだなあと思わされるニュースです。

たしかに新しいプリウスのついているところは、
「必要十分」である大衆車的ディメンション、
それでいて車内、トランクともに十分に広く、
そして言うまでもなく燃費も良くて、
これ以上何を望むか、という一台。

5ドアハッチはワゴン的なユーティリティもあって、
この日本でもようやく「5ドアハッチ」の良さが認められてきたと言える
のかもしれません。
3代めはシートもだいぶ良くなりましたし(2代めのは...正直、イマイチというか×)。
安っぽい内装と、高いスカットルはどうかとも思うのですが。


ところで。
ieも決してはHVに興味が無いわけでは無く(元来電車好きな血もあってw)、
燃費もほんとによさそうだし、
どんなものなのか、とは思うのです、
プリウスの中古車(汗)。


個人的には、もう10年になんなんとする初代の、しかも初期モデルが
(ズバリ写真の)いちばん好きなのです。

ふんわかしているシートは
長時間乗ったことないので正確な評価が出来ないけど、
ieのケツセンサー的には悪い印象は無かったし、
まっとうなセダンスタイルで後部座席の居住性もなかなかだったはず。

富士山型でスマートな2代め以降よりもむしろエキセントリックな内外装のデザイン。
前期型は別色の前後モールもいいし、全体的にちょっとフランス車風味なのも
いい感じ。



で、疑問は、このプリウス、中古で買ったらどうなのか?
ということ。
散々中古車を乗りまわしてきたie、
そこそこ中古車を買うときの留意点や選び方には自信もあるのですが、
HVの中古車選びともなると、
なにをどーしたらいいものか(買うわけではないが気になる)...。



>>ということで、カーセンサーでざっと見たら、さすがに台数はあって、
しかも50万以下もザラ。
うーん、安い。
天の邪鬼なie、もしプリウス買いなさいというなら、初代だな...

>>となると、モーターの寿命やら、バッテリーはどうなんだろう、
とか思うのですよね...。
ガソリン車のように乗れば少しずつ当初の性能が失われていくように、
HVも蓄電が悪くなったりモータ自体も疲弊して性能が低下とかするんだろうか?
コメント (19)
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【シトロエンC5】サイドビューからみるスタイルの変遷。

2009-07-16 | シトロエンC5。
(初期アップから記事内容変更しました)

いまは忙しくて手も出ない状態なのですが、本館HP(絶賛放置中...涙)
イラストギャラリーコーナーに載せている
「仏車サイドビューコーナー」の絵から、旧型C5まで至る
ミドルシトロエンのスタイルの変遷を見てみたり。


やはり存在する統一感。
長いフロントオーバーハング、大きなキャビン、猫背。



ところで、このサイドビュー描いたのは2003年!
今ならここに新型C5を入れないとなりません...。
並べて見ると、きっと新型C5も「やはりシトロエン」
なのでしょうね。



ミドルシトロエンもういっちょ。
ブレーク集。
これも一貫する特徴を感じます。



うーん、この絵はちょっとC5ブレークのリア周りが硬いね...。




>>2003年か...もう6年も前?
月日の過ぎる早さにびっくりです。
なんだか、切なくなる夜です。

>>世の中、というか自分自身、先はどうなるのかわからないですよね。
2003年の時点で、C5に乗っているなんて、想像できませんでした
(あ、ちょっとウソw 5年くらいたったらいいと思うようになるかも、
とは思っていました^^;)
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【シトロエンな話】素のピカソとか、少しだけ本国シトロエン考

2009-07-15 | シトロエンな話。
日本に入ってくるフランス車の、どちらかというとベースグレードに近いモデルに興味津津のieです。

古くはサンクのファイブやGL、GTSなど、
ZXなら、クラブとか。
最近ならルーテシア2の1.2や1.4、メガーヌやクサラ・C4の1.6Lモデル。...などなど、
ベーシック~中堅グレードならではの軽快感や「らしさ」にあふれてて、それもまた魅力哉。


まあそういうieのC5は、本国だったら装備満艦飾の上位グレードなのですけどもねぇ。



で、そんな折(どんな折だw)、久しぶりに本国のシトロエンサイトを覗いたら、
そんな「素っ気ない」クルマの写真を見つけてしまったのでした。


どうやら広告から察するに
よくある「お買い得車」的なもののようなのですが、
日本ではかなりの高級装備を標準で持つC4ピカソ(本国ではグランC4ピカソ)も、
素になるとこんなステキな外観に...(涙




どひゃああ。黒い。バンパーが派手に黒いwww





で、もう一台のピカソ、ie的に欲しい5places(座席)ピカソは、これもまた魅力的なり...。



引きしまったサイドモール。必要最小限とはいえ角を守るぞ!な黒モールバンパー。

うーん、ie、やはり黒モールが大好きなようです(汗




ということで、もう少しサイト見て遊ぶことにしましょう。

日本に未導入が多いのは外国車の常ですが、シトロエン・プジョー(PSA)には
もったいないなあ、日本で売ってクダサーイ!って車種が結構多いです。



なんで持ってこないの?の最右翼、C3ピカソ。
そうなんです、C3にもピカソがあるのです!



サイズも適当な感じだし、内外のデザインもなかなかいい。「ギア」っぽい感じも魅力的だなあ。



次が、ネモ。



カクレクマノミでも、エウーゴのMSでもないですw

トルコで製造される商用車で、ベルランゴの下位に属します。
以前あったVISAベースの商用車、C15の後継的な位置づけでしょうか。
ちなみにPSAでの兄弟車であることはもちろんのこと、FIAT版もあります。
シトロエンはNemo(ネモ)、プジョーはBipper(ビッパー)、
でフィアットはFiorino(フィオリーノ)と言うらしい。

これかっこいいなあ。
なんでこんなに鼻が長いんだ?という疑問はあれど、
働く車ぽいし、黒モール全開だしw
次のカングーがでかくなってしまうので、このサイズは日本でも売れないのかな?


ちなみにこれがC15。前半部はほとんどVISA。



なおベルランゴもフルチェンジして二代めに!
昨今のシトロエンファミリーフェイスになっていた!
知らなかった。ずいぶん高級感があるもんだ...。
これも幅がだいぶあるように見えます。
でも素直にかっこいいな。
スバルっぽい感じもする...。






で、初代ベルランゴもちゃんと?併売中。


新型も洗練されていていいが、旧型もかっこいい。道具って感じ炸裂。
なお名前はベルランゴ・ファーストなる名前になってるようです。


最後に...C2もフェイスリフトしてた。


これはマイチェン前のほうが...いいなあ。
カクカクのウインドウグラフィックスとかに、丸めデザインのバンパー合わない~。


>>商用ではジャンピーもジャンパーもすごい形になってたんですけど割愛...
またの機会に(^^;
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【シトロエンC5】やはり、乗り心地に心酔。

2009-07-14 | シトロエンC5。
先日のエントリーでタイヤをやっと夏タイヤに換えた(汗)とありましたが、
半年もの間スタッドレスを履いていたこともあって、
すっかりそれがスタンダード的乗り心地になってました。


まあ、違和感を感じさせないピレリのスタッドレスもたいしたもんだ、
とも書きましたよね。
カーブでも怖くない(あの「ぐらっ」とした感じがしない)し、
当たりも硬くないし、雪道はむろんいいし。


だけど...
やっぱり夏タイヤは(あたりまえだけどw)いい!



今日の画像はなぜか本国仕様でw


安タイヤながらも一応コンフォートよりの設定ということもあろうが、
段差の当たり...たとえば縁石の乗り方など、
(まあieは極端に縁石に乗るときはゆっくりということもあれど)
段差が大きいとつい身構えてしまうのだが、
それが無駄に思うくらい、びっくりするほどショックが来ない。
タイヤが、ゴムと空気で出来ていて元来跳ねるものなのだということを
思い出させてくれるかのよう。


それは
凸凹の、舗装前でマンホールの周囲だけ出っ張ってしまっているような、
タクシーが突っ込んでいくのをためらうような悪路でも同様。
昔日の仏車ほど「ふんわり」と越えていくわけではないが、全然苦ではなく、
適度なゆらゆら感をともなって、難なくこなします。



いつか「乗り心地編」をインプレをしたときはスタッドレスタイヤ装着時でも褒めていたのに...
って、C5、どんだけ乗り心地がいいんじゃ、と改めて思ったのは、中高速以上。
夏タイヤではまさに、絶品...。


第三京浜のほどよい速度域での波状が連続する路面では、
路面形状に合わせてほのかにふんわりしつつも、
その収束は「過度のゆらゆら」を伴わない。
それが寂しい、という気もしつつ、
でもその代わりに得たフラットライド感を存分に楽しめます。


ハイドロは、やはりいつの時代も船なのだ。



同じく本国仕様。やっぱり横長でリアは黄色ナンバーが似合うのだなあ。
後ろに置いてあるクルマもいいね



それにしても。
こんなに静かな車だったとは、というほど遮音性も十分。
風切り音も少ない。
こんなだったら早く夏タイヤに換えてやれよie(恥


強いて文句を言うならば
これも以前書きましたが、直進安定性がもう少し良ければ。
タイヤの原因、個体の原因、それとC5自体の原因もあろうが...。



それにしても...これだよこれ。
買う前に試乗して、そのまんまハンコ押しそうになったあの感じ!
シトロエンの乗り心地、乗り味。
そしてイドラクティブのフィーリング。
これはこれで、やめられまへんです
(でもルノーのねっとり粘菌系乗り心地もどうしても捨てがたい...T_T)。



>>また、見直しました...(親バカ
こんな愛車自画自賛ブログですみません...。


>>ということで!旧型、しかも前期のC5、絶賛売りこみ中です(^^;
そろそろ他の方にも「お勧めです!」って言ってもいいかと思います。
広い!乗り心地いい!(まあまあ)壊れない!シートもそれなりにいい!
ブレークじゃなくても、荷物積める!ブレークは、とんでもなく積める!
で、とんでもなく安い...!
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【セダン蒐集癖】Vol.184 ロボコンの家のクルマ トヨペット・コロナ40系

2009-07-09 | セダン蒐集癖。

ロボコンの大山家のクルマとして有名?な3代めコロナです。



中期型?後期型?


デビューはなんと昭和39年代の1964年。
このコロナ、尻下がりで売れなかった2代目ブルーバード・410系とくらべて
販売台数でカローラを抑えて一位となるなど、かなりのヒット作となりました。
時代は高速時代の幕開け。このコロナも、高速性能を謳うなどしたことも
人気の秘訣だったのでしょうね。


いやあ、そんなに古く見えない。
アロー・ラインと言われたこのデザインの良さでしょうね。



>>それにしてもきれいな個体でした。
ナンバーは品川501だったので、きっと好きなオーナーが
ここ近年で買ったのでしょうね。
屋根はレザー張り。これもまた、なかなか良かったー。

>>いつものことながら国産旧車も欲しいie、こんな国産車を
古いブロック塀やトタン塀、ホーロー看板の前に置いてみたい。

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【シトロエンC5】夜も明るい内装に萌え。

2009-07-08 | シトロエンC5。
続けてC5のネタです。
旧型、前期型のシトロエンC5です←しかもSEO対策(w


以前のエントリで、夜、室内灯で照らされると車内が明るいという内容を書きました。

C5 2.0はボディカラーによってグレートベージュの内装があったのですが、
自分のは外装ヴェールロンシャンなので、内装は後者。



アイボリーベージュの内装+前後に室内灯がある
(ほんとはBXやxantiaみたいにBピラーに欲しかった!)ため、
夜はこんな感じです。


あいにく相変わらずすんごく写りの悪い携帯画像ですが...。








ちなみに
前後のルームランプが同形状なので、リアにもマップランプがつきます。




どうということのない内容なんですが、ieは明るい色の内装が好きだ、というお話ですたw







>>C5の室内灯は、最近のクルマらしく施錠後にほんわか消えていくタイプですが、
ドアを開けなくてもエンジンを切ると室内等がゆっくり点灯します。
それと、乗るときもドアを閉めても消えず、イグニッションONで消灯。
結構便利。まあ、今のクルマはみなそうなのかもしれませんが
前のっていたのずっと古かったので...(汗
8年落ちのクルマの装備に喜んでいます(爆
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【シトロエンC5】やっと夏タイヤにしました

2009-07-07 | シトロエンC5。

3月のエントリ以来、もう夏だと言うのにようやく夏タイヤにしました。





さすがにスタッドレス履いていて夏になってしまい、これはいかんと思ってました。
夏タイヤ、夏に履くと制動距離はぐーんと伸びるし、燃費は良くないし、
とこの時期にはいいことが無いのですねえ。



でも、こんなに時間が過ぎてしまった。

というのも、そのエントリで「ミシュランは絶対」って書いてある通り
ヤフオクの中古でもいいのでミシュランにするつもりだったんですが、
C5のホイルは「センターに穴が無い」タイプなので、
どこでも交換してもらえる代物では無いのです。
なので、ヤフオクで落としても、交換はセンター穴なくても交換出来る
タイヤショップなどに持ち込んで、4本で1万円近くかかってしまうのです。


しかも夏タイヤを別のホイルに組んで、という夢(?)も、
まったく適合するサイズの安いホイルが(ヤフオクでw)出てこないというのもあって、
気がつけばこんな時期に...。

まあ、使う予算を増額してふつうに新品で買えばいいだけなんですが。




で、ようやく換えたわけですが。


オイルも買って以来半年換えてなかったので、
スーパーオートバックス三鷹に行って交換してもらうことにしました。
この店、前回夏タイヤ(溝が無いので廃棄)を冬タイヤにしてもらうとき、
遅い時間なのに無理を聞いてもらい、しかもバランス取りの厄介な
センター穴無しホイルと格闘してくださった店で、
その件以来良く行くようにしています。


で、オイル(残念ながらtotalが無いのでValvolineにしました)交換を待っていたところ、
目に入ってきた「夏のタイヤセール」の文字...。


何気にミシュラン安くないか、などと見て回っていたら...。

「ヨコハマA200 195/65/15 工賃、窒素ガスコミコミ」で、3万円前半のPOPあり。
A200は10年くらい前の古い設計で、グレード的には俗に言うベーシックライン。
巷間の評価はピンキリなタイヤなのですが、
実はR19で同クラスのBSスニーカー履いていた
(というか、買ったらついてきた)記憶も有り、
ベーシックタイヤにそんなに抵抗もない。
ってことで、あまり迷わずそのまま購入しちゃいましたw


何が「ミシュラン、絶対」なんだ...ie(脂汗



...で、気になるA200なんですが、
これがまあ普通の、ほんとに可もなく不可もないタイヤです。
ロードノイズも少ないし。
乗り心地重視のタイヤではあるので、
イドラクティブ・サスペンシオンの良さを改めて感じられます。
剛性感がもう少し欲しいかなあ、
ハンドリングがちょっとシャープじゃないなあ、ってあたりは、
ieの乗り方では問題ないっす。
まっすぐ走って、疲れなければいいので(^^;

何しろ半年スタッドレスだったからどんなタイヤでもよく感じてしまう(汗


路面の突き上げも減少し、絨毯感も感じられる。
荒れた路面のいなしかたは最高です。
改めてC5を見直した!
というか、スタッドレス
(まあ、履いていたピレリのスタッドレスは乗り心地もハンドリングもかなりいいタイヤだったのだが)
であれだけの乗り心地だったC5がすげえw

ということで、旧型C5、やっぱりいいくるまだなあ(うっとり



タイヤにもこだわれば...と思うのも確かで、
値段がそのまま反映される商品ですのでいろいろ考えてはいたのですが、
これでいいものはこれでいいのだ!という割り切りがモノに対してあるので、
今回はそれに従いました(^^;




>>ちなみに。すごいぞセサンク。
全長4.6mしかなくて、リアのオーバーハングもそんなに長くないのに、
トランクにふつうに外した冬タイヤを4本、余裕で収納!
リアシートは、もとからトランクに入っていたものを置くためにフォールディングしたが、
タイヤ4本はキャビン内には一切入っていないのだ!!!






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【てつどう】満鉄の行き残り「プレニ」を見に行く。

2009-07-05 | てつどう。

満鉄生き残りの蒸気(プレニ)が日本にある...

そんな情報を手に入れ(って全然シークレットな情報では無いんですがw)、
向かったのは茨城県伊奈町の「きらくやま公園」...


ってなんでこんなところに、な気持ちはありましたが、
たしかに、いました。プレニが!





プレニ、は「プレーリー型二番機」の意味です。
日本でいえばプレニの役割に相当するのはC56や、C11といった
入れ替えや支線用の小型機とでもいうポジション。

でも満鉄は標準軌なので、入換機なのにでかいでかい...





ちなみにプレニには日本製と現地製があって、
この保存機がどちらかは厳密にはわからないそうです。
説明板には「日本車輛製」ってありますが。





独特のテンダ(スローピングバック・テンダ)。
大連埠頭での入れ替え用につくられたプレニには必須の、後進時の視界確保を考えた設計。
C56のテンダも同様の思想です。



ちなみに「満鉄」ですが。


南満州鉄道 株式会社
(みなみまんしゅうてつどう、略称:満鉄、英語名:South Manchuria Railways Co.)は、
日露戦争後の1906年(明治39年)に設立され、
1945年(昭和20年)の第二次世界大戦の終結まで中国東北部(旧満州)に存在した
日本の国策会社である。
鉄道事業を中心にするが、きわめて広範囲にわたる事業を展開し、満州経営の中核となった。
大連、のちに新京に本社がおかれ、東京に支社が置かれた。最盛期には80余りの関連企業を持った。

(wikipedia「南満州鉄道」より)


歴史的な問題はここではおいておき、
日本が満州で行った「先進的な事業の数々」に、
我が国の「すごさ」を垣間見れる気がするのです。


満鉄は鉄道事業だけをしていたのではなく、あの当時から高速道路(未成だが)や
ダムを建築するなど、インフラの整備も行っていました
(その技術や整備されたものは今でも中国東北部が重工業で盛んになった礎となっています)。
要するに、技術を持っていても、小さな島国・日本では出来なかった。
そこで、大陸規模に合わせてそれを思う存分に具現化出来たのが満州。
「壮大な日本の実験場」と言うことが出来るのかもしれない。


だから、満鉄は、すごかった。
カーブが多く、トンネルや橋梁がないとまっすぐ線路も敷けず、
1067ミリの狭軌で車体設計や最高速度に制限もある日本では出来なかったことを
思いきり形にしているのではと思います。
超特急構想が新幹線開業30年以上前に具現化していたのですから
(そう思うと戦後20年内に新幹線を開業させていることもすごい)。

一例が、超特急「あじあ号」。大陸縦貫特急ともいえましょう。
海外列強に日本の技術力を見せつけるように、
大連-新京を平均時速82.5km/h・最高時速120km/hで走り抜けました。
当時の日本国内最速の列車は平均時速60.2km/h、最高時速95km/hですから、
その違いは明らか。
最高速度などが技術力の指針だったころ、
日本の鉄道技術は世界に通用するのだと訴えるには日本国内の列車では不可能だったのですね。

機関車「パシナ」は全長25m、高さ4.8m、動輪直径2m、全備重量200t(!)を超える超大型機。
しかもあじあ号の客車は密閉窓で冷暖房完備!
あの当時で、です。
日本、すげえ。


>>ちなみに、この公園、すごくわかりにくい場所にあります...(涙

>>プレニ、自重90tもあるそうです。これって87tのD51よりも重い!
す、すげえな大陸蒸気(涙
コメント (4)
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【セダン蒐集癖】Vol.183 歴史も背負うクルマ VW初代ビートル

2009-07-03 | セダン蒐集癖。
期間限定、というか短期集中?のワンオーナーコーナーです(^^;





で、ビートルです。
これも立派な「セダン」の一類型になります(2ドアセダン)。


実はビートルって名前は俗称で、
正しくはVW Type1/Typ1(独語読みテュープ・アインス)、VW1200、VW1303など
車名は時代時代で異なります。


これもワンオーナー車でしょう。

ヤナセの正規ものだと1978年のドイツでの生産中止までで、
たしかこの個体はFウインドウがカーブドガラスだったので
最終型の1303ではないかと思います。



もみじマークのとおり運転手はおじいちゃん。
色あせた「56」ナンバーも、レストアしていないけど
「使用感あるけどキレイな状態」というのもいい感じですねえ。



2CV、ミニとならんで戦後の復興期を支えた名車のひとつです。
ちなみに設計はポルシェ、
そのフェルディナンド・ポルシェに設計を依頼したのはあのヒトラーです。
製造開始は1938年...製造終了は2003年。
2CVよりも10年近く早く、そして製造も10年以上遅くまでしていたのです。

21世紀まで戦前デビューのクルマ(むろん各部はアップデートされていたにせよ)が
本国から手を離れていたとはいえ製造されていた事実はすごい!


そして、1950年代初頭からこの車を輸入していたヤナセもすごい...。



>>まだ中古市場でたまに残っていて、フラット4系の専門店も多いので
珍しい車では無いですが、さすがに最近は見かけなくなって
「趣味の領域」のクルマになってしまいました。
ちょっと前までふつうに、いまゴルフを見るような感じで「普通の外車」として
走っていたのですけどもね。



>>かつて実家でtype2に乗っていたので、フラット4のあのバシャバシャ音には思い入れも有り、
いつかは一度でいいので持ってみたい一台です。


>>歴史的背景に弱い人間なので、政治的戦争的側面はすべておいておいて
ヒトラーの時代のプロダクションモデルであるというすごさ、
ライカやBMWのバイクに通じる「ドイツものは世界一ィィィィィィ」な感じとかが好きなのです...(汗
コメント (7)
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