Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

Peugeot505...le dernier moment

2006-12-09 | プジョー505 V6


冷たい冬の雨が降った今日。
半年ちょっとのあいだだけですが、華麗なる車歴を僕と猫澤君に刻んでくれたプジョー505が
いよいよ引き取られていきました。

引き取って下さった業者さんは、古い仏車に造詣の深い方です。
きっと、あの505も、何らかのカタチで生き残ってくれると思います。

ありがとう、そしてごめんね、505...。




さようなら、美しきクラシック・プジョーよ...。



>>引き取りは雨の中、ちょっと大変でした。
不動の505、ウチの前の道は狭くて傾斜、ウチの車庫は軽く半地下。
セフティローダをまずウチの前の路地に入れ、505をそのローダーで牽引して
車庫から引き出しました。
それから、路地でウインチを使用して積載。
ドナドナで運ばれていく505を見送りながら、
そして、ガランとしたガレージを見て、少し胸が疼きました。
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Adieu et Merci ...505 PEUGEOT

2006-11-17 | プジョー505 V6



今年の5月に「電撃購入」した、僕らのプジョー505。
この度、残念ながら手放すことに決めました。


実は、現在ご不動様なのです(T_T

約半年の間持ちましたが、いろいろ不具合が多く
ちゃんと乗れたのはわずかな回数でした。
来てから、オルタの交換、ATFぶちまけ、ガソリン臭くて走行不能、
現在は謎の充電不良、とどめはスタータモーターの不良によるエンジンの始動不能状態...。

実際のところ、もっとヒドイ目には二人とも散々遭って来ました(笑泣)し、
このくらいでメゲては、という気持ちもあります。

ただし...メインカーであるならば自分のR19をコツコツ直しているように、
頑張って維持も出来たのですが、
やはり、セカンドカーとしては非常にツラいものがありました。
わずか半年の期間ですがほんとうに工場を行ったり来たり。
そこで、共同オーナー・ねこさわ君との協議の結果、今回の結果に至りました。


なんて美しいサイドビュー!東京ドイツ村で。一面の菜の花を背負って。


ということで、こんな505ですが、潰してしまうにはあまりにも勿体ないので
もしよろしければどなたか引き取って下さいますでしょうか...。
現状はこんな感じです。
プジョー505 V6 1987
●走行:90000キロ
●車検:06年12月23日
●外装:中の下(ボンネット・トランクは色あせ)
●内装:極上
●不具合:スタータ、パワステ(たま~にアシストを失う)、
     サンルーフ(不動・雨漏りのためコーキングでシーリング)
     発電不良
     ショック抜け気味
     エアコン効きません(ガスだけの問題?)
●来てからの修理箇所:オルタネータ、リビルド品に交換
           燃料タンクホース交換
           ATF新
●アピールポイント:タイヤ新(9分山・BS PLAYZ)    
          CDデッキ・サブウーファー・MDチェンジャー
          ETC
          直進性抜群
          嬉しいイエローバルブ
          来歴の主な整備手帳あり(手が掛かっています)


内装は自信ありです。


※このブログでの505関連の記事一覧です。

※車は無料です。引き取りの実費のみご負担下されば結構です。
もし引き取り手がいらっしゃらない場合は、いくつかクルマ屋さんに問い合わせる予定です。


>>505を愛して乗っていらっしゃる方々には申しわけありません。
これ1台だったら話は別だったのですが...。
そのくらい気に入っています。
デザイン、佇まい、乗り味、フィーリング、どれもがリアル・プジョーの味わい・風合い。
手放すには、あまりにも惜しい...。
満足に乗れたわけでもありませんので、尚更です。


>>5月下旬。
今思えば最初で最後になってしまったグランドツーリング、福井行き。
ひるがの高原で佇む505...でもこの頃から発電系はトラブルを抱えていました。
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秋だから、505に乗ろう

2006-10-13 | プジョー505 V6
ようやく涼しい風が吹くようになり、エアコン無いクルマでも昼間乗れるようになりました。

で、ご存知、エアコンが動かないプジョー505さんも、
このところ稼働率が大幅に向上しております。

お休みだったこのあいだの月曜日は嫁様が出社だったので、東京駅方面の会社まで送りました。
クルマは505、アニスも一緒です。


送り届けたあとで空いた都内を気持ちよく走り、着いたのは代々木公園。
原宿駅のそばに広大に広がる公園です。


初秋だけど日差しは厳しい。


しかしかっこいいクルマだなあ。


位置を変えて。ギラリと光る美しきデザイン。


アニスと公園をお散歩。
代々木公園といえば、よく大学の時に授業サボって寝てたなあ...。


東京のど真ん中にあるとは思えない広い空。


深い森のよう。ひんやりとしていて快適。


まるで海外の公園。美しい噴水。


アニスも楽しそう。


>>結局気持ちよくて長居してしまいました。
そしたら結構気温が上がって、黒革シートの505ではちょっと暑かった(w

>>あ、そうそうガソリン臭いのは原因がわかりました。
給油口あたりのパイプが、無理矢理太いものをかしめてつけてあったらしい。
あ、あぶにゃあ(静岡東部弁)!
でもまだちょっと臭うときあり...
直してくれた宮前オート曰く、しばらくは臭いは残るとは言うのだけど...。
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505、<夏眠>に入る

2006-08-10 | プジョー505 V6


今年の5月に電撃購入(爆)してしまったプジョー505 V6
エアコンは壊れているのかわからぬままの状態で(ガスが無いことはわかっているのですが)、
もはや暑くて乗れない状態。

勿体ないと思うので先日涼しい夜に、久しぶりに乗ろう!とエンジンをかけました。
エンジンは無事にかかります。
でも、すぐに「アレ」に目が向いてしまいました.........





.........充電警告灯が、点いている.....(涙



エー、なんでじゃー!
このあいだオルタネータを交換したのにぃ~。



オルタはほぼ新品のようなリビルト品のはず。
充電警告灯がそれでも点く理由は一体なんでしょう。
うー、電気に疎いのでわかりません!
アース?漏電?


工場に持ち込みたいのだけど土日は忙しくてなかなか行けない。
気が付けばお盆でしばらくどこもあいていない。
こんなに暑いと乗ることも出来ない。
共同オーナーのねこさわ君は多忙で乗る暇がない。
ふたりとも、昔みたいに夜乗り回す体力もない(涙
という無い無い尽くしの状態なので、バッテリー端子を外しました。
冬眠ならぬ、<夏眠>です。
でも今月おわりくらいにはもう一度復活させて、いろいろ直したいなあ...



ああ、こんな風景の中を思う存分走らせてあげたい!




>>それと、気になるのがガソリン臭いこと。
症状は以下の通り。

1.アイドリング中はにおわない
2.エンジンルームからはにおわない
3.トランク内が異様に臭い
4.加速しているとき窓を開けると、車内がくさい
5.ガソリンが垂れることはない
ということで、多分ガソリンタンク周辺かなあと思うんですが。




>>ヤフオクにこんなの見つけた!
ウホッ!しょ、初期型505
うっはー、スリーク&クラシック!色もいいね。
か、かっこいい...買い換える?(爆
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早起きロケーション

2006-07-23 | プジョー505 V6
日曜日、雨の朝。
今日はちょっと早起きして、プジョー505が似合うロケーションへ向かいました。
前回、代車サンク君で結構いい感じの写真が撮れたので、
今度は505の番です(^^;


今回のエリアは、中央区、日本橋界隈。
都心のこのエリア、日曜早朝などは誰もいない、クルマも走ってない。
まさに撮影向け?


とりあえず向かったのは日本橋富沢町にあるハリオグラスビル
そう、ロケ探しは古い建物見物もコミなのです^^

1932(昭和7)年、旧川崎貯蓄銀行富沢町支店として建設されたもの、だそうです。


一方通行の道なので右側停めが出来ます

ナンバープレート隠したらフランスっぽい?


続いて、東日本橋の第一コスガビル
築1930(昭和5)年、鹿島が作った2作目のビルだそうです。


うまく撮れなかった、というかここは単純に見学でした(^^;


だんだん蒸し暑くなってきた...エアコンのない505には厳しい。
お次は兜町の古い証券会社、山二証券のまえ。大正末期の作。すごいねー。


となりの成瀬証券も古い建物。この2軒並びはすごい。


最後に向かったのは人のいない(爆)銀座2丁目、
ヨネイビル
これも1930(昭和5)年築。すばらしい。


ほんとは正面の洋菓子店側の方が
かなりヨーロッパぽかったのだけどクルマがいて断念。


うーん、朝っぱらからひとりで何してんだろ自分(汗



>>とりあえず思いついた古い建築をあたりましたが
如何せん近代建築の知識不足。
ほかにもいいところあるかしら...。

>>505、最近イグニッションをひねるとカチってなって
エンジン掛からないときがあります。接触不良みたいな感じ。
グリグリすると掛かるので心配してないんですが、
そういえばBXとかもこういうキーシリンダー系の症状多かったなあ。
PSA特有?ルノーはあまり聞かない気がします。

>>そうそう、この間撮った神田女学園の校舎、現在取り壊し中です。
そして、文化学院も...ついに...。
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ノックウォーニング

2006-06-21 | プジョー505 V6
今日はちょっと早めに帰ったので、
珍しく平日の夜に嫁様と外食をしました。
で、涼しくて気持ちが良いからプジョー505でちょっとどこかへ行こう、
ということになってナイト・ドライブを。
こんな夜は、ちょっと退廃的な雰囲気を持っているこのクルマの雰囲気って最高です。
イエローバルブで、環七の「まるでフランス」なオレンジの街灯の下を走ろう...(妄想


ところが。家を出てわずか2~3キロ。環七を南下しているときにスピードメータ脇の
小さな警告灯らしきモノががチカチカと点滅し始めた...




これ



う......これはノックウォーニングだ....

取説は一通り見たので、この警告灯が「ある」ことは知っていました。
だけど、良く内容を覚えていなかったのでマジビビリ(汗
信号待ちで止まると、いつもより明らかにアイドリング時の振動が大きい...
加速も悪い。なんか、1~2気筒死んでるような感じ。
怖くなって、結局家に戻りました。
で車庫入れしているときにエンスト。


ぐわー!エンジントラブルキターーーーーーーー!


...でもエンジンはすぐに再始動。
あわてて車庫に入れてエンジンを切って取説を読むと、
このランプ、点灯するのは正常なんだそうな。
そんなワーニング聞いたこと無いよ...

もう一度しっかり目を通す。

走行中、時々点灯するのは正常です。
●点灯したまままたは消灯したままの時は電源またはアースの不良です。
●連続して点滅する時は、ガソリン不良、オーバーヒート、タイミングの遅れが考えられます。
●2回づつ点滅:水温センサ不良
●4回づつ点滅:ノックセンサまたはイグニッションコントロールユニット不良
●5回づつ点滅:インジェクションコントロールユニットからの信号不良
●6回づつ点滅:プラグ不良、No.1シリンダセンサ不良

一旦エンジンを停めて再始動して下さい。
点滅が止まらない時はプジョーディーラにご相談下さい。



今日は、最初連続点滅をして、最後は2回づつだった。
はじめの点滅はまさかその明滅がメッセージだなんて思わなかったから数えていない。
でもとりあえず再始動して、もう一度ぐるっと走り回ったら再発せず。


原因は、何?
たしかに2速でひっぱったあとに不調になったけど...そんな事ってあるのかなあ。
まあ何はともあれ、取説にも再始動したら消えるって書いてあるので
たぶん、たぶん何事も今後は無いでしょう(うん、ないないT-T




>>はっ!気が付いたけど....
取説に
「点灯したまままたは消灯したままの時は電源またはアースの不良です」とあるが、
点灯してるの見たことないぞ。
大丈夫なのかなあ...うーん(^^;
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ネタには早すぎる

2006-06-03 | プジョー505 V6
先日の福井日帰りの行路で
充電警告灯がつき始めた、我らがプジョー505。
ほんとうにオルタがダメなら
福井から帰ってくる間にバッテリーは放電してしまうはずなので
まだまだ走れることは確かだったのだけど、
やはり電気のことは心配。それに、オルタ本体がダメなのかどうかも知りたい。


ということで、本来の愛車、ルノー19(渋子さん)を
同じ症状で持ち込んだ(涙)宮前オートさんに、今回も診断を依頼。
その他、ついでにいろいろ見て貰うことにしました。

そしたら......













Σ( ̄ロ ̄III)こんな状態に...ガーン
そ、そんなにいろいろ悪いの!!?(めまいが...ToT















って、ウソです(^^;
偶然、宮前さんに入っていたもう一台の505です。


これがうちらの505。
でもまあ、どのみち、この505もオルタ交換ということになりそうです...
トホホ......いくらかなあ...




>>来たのは5月の7日だよ...
ネタを出すのは早すぎだよ505!
さすがフランス車のフラッグシップ。一筋縄ではいかないようですね(涙
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とりあえず505雑感(2)

2006-05-22 | プジョー505 V6
来てからようやく2週間のプジョー505。
前回に引き続き、505の簡単なインプレッションをお送りします^^;



まずは乗り心地。
ちょっとダンパーが抜け気味です。
なので街中の工事現場などではちょっと揺すられてしまいます。
でも、中速以上からはフラット感が増し、重厚な乗り心地を味わえます。
だけど、ほんとうの「猫足」はこんなもんじゃないのでしょうね。
ああ、良い状態の足で乗ってみたい!


ハンドリングに関しては、まだ山道などを走ったことがないので
また改めて。
だけど、高速の入出路のカーブなどだけでも、
その正確性や心地よさ、切れ味は味わえます。
とにかくフィーリングが絶妙なのです。
路面のインフォを伝えてくる感覚もよくわかります。
さすが、このあたりはプジョーのクルマという感じです。




トランクは、高さは薄いですがご覧のように広大です。
505はパッケージ的には不利な後輪駆動で、
長さも4.58Mしかない。なのに、素晴らしく広い車内と
このトランクルームを持っているのです。
どうしてこういうクルマが今、作られていないのでしょう。
そう思うと、デザインコンシャスの407を認めにくくなってしまうのです。
もはや、実直なプジョーの面影はまるで無いのですから。

なお写っているステアリングホイルは、前のオーナーからボスごと
いただいたイタルヴォランテのもの。
オリジナルが好きなので、交換する予定は無いのですが(^^;




雑感なので脈絡が無くてゴメンナサイ。
カクカクのデザインが80年代を声高らかに謳うダッシュボード。
とある雑誌に「プラスチックの悪夢」とまで称された質感も昔のフランス車の特徴?
(でもそんなに質感悪いとは思わないんですが...)
リアフォグスイッチ上のデジタル時計は壊れていて1日数時間遅れます(笑

エアヴェント下、上側はコインケース、下側は灰皿。
その右は素敵な縦操作の空調スイッチ。
なんと温度設定をするとエアコン・ヒーターが自動的に設定温度を保つ
オートエアコンなのです。驚いた。
でも肝心のエアコン、冷風出ないんです。直したいけどお金、無い(泣
吹き出し口はスイッチを押すタイプ。
押すたびに「ぷひゃ~」って音がします。
昔のレオーネみたいだ!
なお、「ECO」スイッチを押すとエアコンがオフに。わかりにくいっす!



>>と、こんな感じでまた雑感つづりますのでお楽しみに!?
そして最後に、昔日のファンが見ると泣いちゃうものを...




CHAMPION DU MONDE DES RALLYES 1985 et 1986!
そう...1985・1986年WRCチャンピオンのステッカー!!!(泣
...グループBの時代、プジョー205ターボ16が獲得したあの頃のです。
この505は1987年型ですから、きっと新車当時から貼られているはずです。
コレ見たときは痺れた!
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名変、お見舞い、10Km/L

2006-05-16 | プジョー505 V6
昨晩、家に帰ったとき
浜松に住む義父の父(ちなみに義父は5年前に亡くなっています)が
心筋梗塞で倒れたとの話を聞きました。
そこで急遽、今日は浜松にお見舞いに行くことになったのです。

会社にはお休みを頂きました。
そこで、まずは、プジョー505を品川陸運局に移転登録しに持ち込みました。
今週のどこかでする予定だったので、この機会に。
陸運局、朝イチバンなので想像以上にガラガラ。
手続きがこんなに早く終わるとは!アサイチってのはいいですねえ。

終了記念に?パチリ





急いで家に帰って嫁+義母の3人で
降り出した雨の中、505で浜松へ向かいました。


途中由比PAにて休憩



浜松の病院に着いて、おじいちゃんの病室へ。
事前に聞いていた話では、集中治療室にいて、
正直なところ容態は良くない、とのことだったのですが
おじいちゃんは顔色も良くなって元気な様子。
先生の話ですと心臓はだいぶ持ち直したとのことで、
大丈夫なようでした!
良かった...

ちなみにおじいちゃん、今年で92歳。
すごく元気で頭の回転も速いスーパーおじいちゃんです。
なんでも週一度の老人ホームでは
自分よりも20歳以上若いご老人の世話をしちゃうだとか!
いつまでも元気でいてね。



元気な姿を見てほっとしたあとは磐田市内で義父のお墓参りをして、
アニスが待つ家に一目散に帰りました。
で、気になる505の燃費なのですが
今回531キロ走って約50L給油、ということは
10Km/L以上は走っている計算になるわけで、
想像以上にいいです。
たしかにエアコンオフ、9割高速道路という条件ではありますが
同じエンジンと積むエスパスV6の燃費の悪さを覚えていますから...(泣


帰路の牧の原SAにて。
ちなみに、リアシートの快適さに義母はほぼ全区間で熟睡。
喜んで貰えたようで嬉しい!
親孝行な?クルマです^^




>>実は初回給油時には同じような使用条件で7.5Km/Lくらいだったんです。
でも、ミリ●ックという、実は数年前から愛用しているオイル添加剤を
投入したところ燃費が著しく向上。
このミ●テック、過去にもシトロエンZXの燃費もルノー19の燃費も
3割近く良くさせた実績あります。

>>おじいちゃん、帰り際に手を握ってきました。
でもその握力は、とても92歳のそれではありませんでした!
大丈夫、頑張って!おじいちゃん!
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505のなりたち

2006-05-12 | プジョー505 V6
プジョー505のネタばっかり続きます。ごめんなさい(^^

ところで。
プジョー505というクルマは、いったいどんなクルマなのでしょうか。





先日も書きましたが、戦前から始まるプジョーの長い歴史において、
その評価はつねに「手堅く、コンベンショナルで、地味」というものでした。


シトロエンが独善的な設計で早くから前輪駆動に着目、
そしてその後DSをはじめとする前衛的なクルマを次々と生みだし、
ルノーはシトロエンほど凝った設計ではなかったものの
やはり早々に前輪駆動のモデルに移行、R4やR16などといった
現代のモノスペースの嚆矢ともいえるクルマを作るなど、
フランスらしいメーカーとも言えました。



ですが、プジョーは堅実でした。
既存の技術を用いて設計し、それを長く使うというスタイルの実用車を
ゆっくりと熟成していくような、そんなメーカーだったのです。

505の前身である504は、実に21年間も製造されました。
404から継いだ、ドライブシャフトをトルクチューブに通す方式や、
ブッシュの多用によって路面からの騒音をシャットアウトしていたこのクルマは、
静粛性において当時のロールスロイスを凌いでいたと言われています。


504。プジョーと言えば、サンルーフ。このクルマにも付いてます!


70年代を過ぎてもなお、定期的なグリスアップを必要とした504は、
でもそれこそメンテを怠らなければ果てしなく走ることの出来る耐久力を持っていました。
プジョーが旧フランス領のアフリカなどの植民地で圧倒的な支持を受けていたというのも、
その堅牢さによるものだったのでしょうね。



そのプジョーのベストセラー、504の後継車が505です。
1979年に登場しました。
このころすでに、フランス車もドイツのメルセデスなどのアッパーミドルクラスに
相当するクルマを各社用意しており、そのプジョー版たる604もラインに加わっていました。
505は、基本を504としながらも、604の設計も加味してレベルアップが
図られていたのでした。
ですが、基本は404や504のような堅実で真面目な実用車に他なりません。


ちなみにこれが404


505。登場当時はさらにスリム感がありますね


デザインは、403以降ずっと続く、ピニンファリーナとのパートナーシップによるものです。
サイズはL4580ミリ×W1730ミリ×H1450ミリで、
504よりも多少大きくなっていますがホイールベースは変わっていません。
エンジンは2L・OHV、PRV製2.2L・OHC、2.3Lディーゼルなどが
用意されていましたが、1986年にトップレンジの604がドロップしてからは、
そのエンジン...PRV製2.8LV6を505に押し込んだので、
一時的に505がプジョーのフラッグシップになった時期もありました。
その後、旗艦には後継の605が登場しましたが、このクルマはFFになったので、
505はプジョー最後のFRとなりました。
なおボディは、504時代のようなクーペは用意されず、他にはワゴンがラインされたのみです。



日本には、OHV時代から輸入が始まりましたがその量は少なく、
その後PRV・L4エンジンのGTI、そしてこのV6がある程度の台数で入ってきたようです。
1987年当時の価格は、GTIが485万、V6が518万でした。




>>当時のフランス車のフラッグシップは、シトロエンCX、そしてルノー25でした。
そしてプジョーは505。
ふだんは小型実用車が大好きな僕でも、やはりメーカーのフィロソフィが
より濃厚になる「旗艦車」の魅力は大きいです。
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とりあえず505雑感(1)

2006-05-10 | プジョー505 V6
スゴイ展開でやって来たプジョー505。実際のトコロちゃんと見てないし、ちゃんと乗ってません(笑
ですので取り急ぎの雑感になりますが、ちょっとまとめてみます。


先日お伝えしたとおり、固体の状態は決して悪くないです。
というより、想像以上に良い!
ただし、古いクルマゆえ、何事もないとはいかないようで、
現状でこんな感じの懸念材料を抱えています。


●エンジン
暖まっていない状態でアクセル開度を大きくするとエンストするらしい

●オートマ
ちょっとシフトショックある。ATF交換、添加剤などの投入で改善するか?

●エアコン
湿気がなんとか取れる程度に効くだけ。ガス漏れでは無いとのことで、
エキパン、コンプレッサーなどが問題か?

●サンルーフ
水抜きのドレンが詰まってて雨が漏るため、コーキングで塞いである。
オールド・プジョーといえばサンルーフ。なんとか復活させたい



....とはいえ、こんなトコロ。
タイヤは新品、排気漏れも無いようだし、整備手帖によればかなり直してあるし、
オーバーヒートはしないそうだし、十分なのではないでしょうか。
外装は、ボンネット・屋根・トランクは色あせ。でもシルバーで目立たないし、
気にしないので大丈夫(笑


そして、とにかく、内装がキレイ。


「PEUGEOT」のスカッフプレートがカッコイイ^^;


写真ではわかりにくいかもしれないですが、
革は柔らかく、割れもヒビもなくイイヤレ具合という感じ。
そして、オーナーさんの手入れが良く、車内はチリひとつ落ちていないし、
内装部品の劣化、天井の下がりなどもほぼ無いのです。


さて、気になる座り心地ですが、フロントシートでは適度にへたった運転席側が絶品。
革なので滑るのですが、でも沈む、止まる、受け止めるという
「シートが身体に合わせてくる」仏車シートの特徴は無論持っていて、
形状の適切さ、不自然さの無さともに、相当のレベルです。
ああ、布はもっといいんだけど、ワガママ言えない!




ところがもっといいのがリアシート。
一見、平板に見えるのに座るとバフーって沈み、その受け止め方は
むしろ前よりも心地よい!
沈みすぎることもなく、ピタっと身体が止まります。
わずか4.6mしかない後輪駆動のクルマで、この広さを実現しているのも
素晴らしいですね。
そう思うと今の3シリーズとかCクラスって、狭すぎです。
あ、でも505、ヘッドクリアランスはもう少し欲しい...。


>>操縦感覚、ブレーキのタッチ、直進性などは
もう少し乗ってご報告致します!
でも、ひとこと言えるなら、「すんごいです(W」

>>やっぱりフランス車はスゴイ、フランス車って良いなあって思います。
そして、昔のプジョーが想像以上に素晴らしいことを改めて実感しました。

>>暑くなる前に、遠くに行きたいねえ~!
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505がやってきた!

2006-05-08 | プジョー505 V6
正直、自分でもよくわからないうちに
プジョー505が我が家の車庫に鎮座しております。



もうお気づきかと思いますが、505、買っちゃいました。しかも、
激しく衝動買い(汗



顛末の事始めは、旧友達と飲んだあの夜...5/3(厳密には5/4AM)。
家が近いので最後まで残ったラグナの猫澤氏と、なかばベロンベロンの状態で
ヤフオクを物色...505を見つけ、入札...午前2時(笑
まあ、なんとかなるわなーと。



...........よく考えると、
5/4に入札、5/6に落札、5/7に引き取りっすよ、
こころの準備なんか出来るはずがないっすよw














うう、かっこいい(うっとり)


ちなみに505 V6です。
猫澤氏の前任車・エスパスのPRV V6と同じエンジン...
もう二度と乗らないだろうと思ったあのエンジンに、わずか2ケ月で再会するなんて(^^;
外観は、リアスポイラーがウイングタイプになる前の、きわめて好ましい仕様です。
内装は黒い革、サンルーフは雨漏りのため塞いであります。
車検は18/12、今年の冬です。
そして注目の落札価格は14万!!

87000キロ走っていますが、エンジンはスムーズ、サスもさほどへたっていません。
そして、何よりも、すごく手の入った個体であるのが嬉しいところです。
前のオーナーさんも、メカに詳しい方なのでこの505にもいろいろ手を加えられた様子。
いい個体に巡り会えました!




>>何はともあれ、来ちゃった505!
僕は出せるオカネが限られているけど、頑張って維持しようと思います。
だって、あの頃夢見た一台が、まさかこんな形でいま、家の車庫にいるんですから、
嬉しくないはずがありませんものね。
それと、猫澤氏にはいろいろと甘えてしまうことがあるかもしれない。
この場を借りてお願いと御礼を申し上げます。


>>家人は、当たり前ですが最初はきわめて複雑な反応でした(汗
そりゃそうっすよね...突然、共同計画とはいえ
「505買った」って言われたって(大汗

>>でも、嬉しいことに許しを得ました。
こんな甲斐性のないダンナのすることを理解してくれて、
どうも有り難う。

>>505の詳しいことは、随時書いていきますね。
でもまあ、渋子(R19)が帰ってくる前に、えらいことになってしまった...
渋子の修理代は払えるのかie!?12月の車検は通せるのかie!?
505壊れたらどこからオカネ出すのだie!?
........まあ、なんとかなるっしょ!?←根拠無しw
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プジョー505に感動す

2006-05-07 | プジョー505 V6
最後のFRプジョー、それが505です。


いまの若々しくスタイリッシュなイメージが嘘のように、
昔の...205よりも前のプジョーは
「真面目」「手堅い」「実直」というクルマばかり作る、
地味なメーカーでした。
車種を絞って、何年も作る。
一度投入した技術は、熟成しつくすまで使い切る。
流行には比較的無関心で、コンベンショナルな設計を旨とする...。
そんなメーカーだったのです。

505は、そんな実直で地味だったプジョーの、最後の一台とも言えます。
1979年に、その前身504をベースに開発され、1990年代まで
延々と作られたクルマでした。


日本国内にも数種類、そこそこの台数が輸入され、今でも街中で時折
見かけることがあります。


はっとするような彫刻的でスリムなデザインは、
プジョーのデザインを長年にわたって支え続けたピニンファリーナによるもの。
大きな吊り目が、無言で出自...猫科のクルマであることを語ります。




いまとなってはもはや生まれ得ない、「クルマらしい」スタイリング。
単なるサルーンでありながら、埋没しない永遠の美しさ。

いいですねえ、505!これぞいま買える、最後のリアル・クラシック・プジョー。





それが..........



























な、な、な、なぜウチに!?





>>顛末は、また明日以降に!!
何はともあれ、このクルマ最高です。参りました。
コメント (16)
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