窓際では老夫婦が
ふくらみだした蕾をながめてる
薄日の射す枯木立が
桜並木であるのを
誰もが忘れていても
何もいわず やがて花は咲き誇り
かなわぬ想いを散らし 季節はゆく
二度と来ない人のことを
ずっと待ってる気がするティールーム
水路に散る桜を見に
さびれたホテルまで
真夏の影 新緑に
ペンキの剥げたボートを浸し
秋の夕日細く長く
カラスの群れはぼんやり
スモッグの中に溶ける
どこから来て どこへ行くの
あんなに強く愛した気持ちも憎んだことも
今は昔
四月ごとに同じ席は
うす紅の砂時計の底になる
空から降る時が見える
さびれたこのホテルから
「経る時(ふるとき)」松任谷由実
1983年アルバム REINCARNATION より
>>桜を題材にした歌は毎年次々と出てきますが、
歌詞の美しさ、視点の豊かさにおいて
この歌を越えるものはなかなか無いのでは、と思います。
>>「さびれたこのホテルから」のくだりに出てくるホテルは、
かつて千鳥ケ渕に面して建っていたフェヤーモントホテル。
たしかに古びたホテルでしたが、桜とのマッチングはとても良く
僕の好きな景色のひとつだったのですが、
残念ながら2002年に閉館してしまいました。
僕は、春になるとこの歌と景色を思い出すのです。
>>明日は会社恒例のお花見。
むろん、入ったばかりの僕は初めて。
で。会社の花見といえば問題なのが場所取り。
>>で。なんと、毎年新人がその役目を仰せつかっているんだそうだ!ウヒー!
今日の夜は、今日の宴会を終えたひとびとが変える頃を見計らって
今年の予定地、靖国・千鳥ケ渕界隈に行かないと...って何時になるんだろ(汗
>>何はともあれ、25人くらいが収まる場所を確保するのは大変なこと。
取れなかったら一大事!
頑張らなくちゃ...^^