Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【かめら】5年ぶりに新機材導入。その名はオリンパスE-510。

2010-06-14 | かめら。



デジタル一眼レフは、長らく(2005年11月以降)ニコンのD70を譲り受けて
使用してきたのですが、カードを認識しない
(どのカード挿してもだめなので、本体の故障なのでしょう)トラブルでついに
使用が出来なくなってしまいました。


コンパクトデジカメも他に数台あるにはあるのですが、
まだD70が元気だったころにコンデジ+駅撮り+通過する列車を撮影した時、
そういう用途には対応が難しい(当たり前ですが)ことを痛感したのを思い出し、
やはり鉄道写真が基本のワタクシには、一眼レフは必須と考えておりまして。


ということで。

こうなると後継機種選び...になるわけですが、
こういうとき、いろんな会社の製品を比較しないのはieの悪い癖...。

そもそも、使うなら今度こそオリンパス!と「決めて」しまったのでした。
多少使い勝手が悪くても、機能がニコンやキャノンに劣る部分があっても、
すでにニコンのズームなどもあって所有するシステム的に鞍替えする必要が無いのが
わかっていても、「好きなブランド」から入っちゃうんですよねえ...(大汗


そうなんです、オリンパスが好きなんです。基本的に。

いつかの記事にオリンパスOM-1が原体験と書いたのですが、
どうもやはり「オリンパス」に対する思い入れがすごーくあって、
次のデジイチを手に入れる時はオリンパスにする!と決めていたのでした。


というわけで、機種選びは「オリンパスのデジイチの中」だけ、
ということになったのですが、
トータルな性能を考えて、E-510と相成った次第です。
3年ほど前の設計になる機種ですけど、過不足はないと思います。

まだ試し撮りをしただけですけど、はて、どんな絵を見せてくれるのか、
いまから楽しみで仕方がありません。
すこしづつ使い勝手とか書いていきます...が、
C5にしろ、E-510にしろ、新品のレビューが無い困ったブログだなあ(汗



>>大好きな名鉄モ510にもなんとなく名前が似てるし(爆

>>猫澤先生いろいろありがとうです。今回も助かりました。
いつも世話になりっぱなしですみませんです。
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フランス製カメラ<FOCA>の魅力

2006-10-18 | かめら。

今日はフランスのカメラ、FOCA(フォカ)をご紹介します。
このカメラの成立背景、作られ方などはフランス車好きには面白い話だと思います。





フォカを製造していたOPL社
Optique et Precision de Levallois(ルバロワ光学精機)は戦前からあるメーカーで、
主に軍用の光学器械を製造していたそうです。
ですが第二次世界大戦でフランスはドイツに侵攻され、工場は接収されてしまいました。
そして、ドイツ向けの光学機器製造という「屈辱」を味わうことになったのでした。
その頃、実は水面下で進められていたカメラ製造への思いは、
でも接収のもとでも途切れることなく1942年にはプロトタイプ(後のPF1の原型)を開発。
その後ご存知のように連合国は勝利し、晴れてパリは解放され、
このカメラは直後の1945年5月に「フォカPF2」として発売されることになったのです。



フォカは、大まかに分類すると「ライカコピー」に属します。
ライカがどのようなカメラで、どんな歴史を持っているのかを説明すると
とんでもなく長くなるので端折りますが、
ライカは、素晴らしい解像度と描写力を持つレンズと、
当時のカメラ製作の最高技術を持って作られてきました。
その性能の高さは、他のメーカーが常に目標にするほどのものでした。

多くのメーカーがライカを模倣し、参考にして、様々なカメラを生み出したのでした。
以前紹介した旧ソ連の一連のゾルキ、FEDなどもライカコピーですし、
いまや世界に冠たるメーカーになったキヤノンやニコンも、
一眼レフを作る前はライカに範を取る構造のカメラを作っていたのです。



ですが、フォカはライカコピーとは少々スタンスが違います。
むしろ、フォカは、徹底してライカになろうとしていないのです。
こうなると、コピーというよりは、ライカ型、という区分に収めるべきなのです。


それはなぜか。

フランスは戦勝国ですから、ライカの特許や、仕様・機構を使うことは出来ました。
その技術で、素晴らしいカメラが作れたに違いない。
しかし、それに倣わなかったのです。
スクリューマウントの径は36ミリで、ライカLマウントに合いません。
距離計の位置、連動方法、シャッターの駆動なども、徹底して「同じではない」のです。
他のライカコピーは、まさにコピーだった。独自の解釈を施しつつも、
基本は「ライカ」があったのです。
でも、フォカは反骨精神だけで設計されているようなカメラ。
これはまさに、フランスが当時おかれていた時代背景が生んだ特徴と言えるものでしょう。


フォカは、結局ライカフォーマットを採用しなかった故の
その「狭い世界」のために消え去り、現在は作られていません。
製造年月は短く、戦後~1960年代のようです。


しびれるぅ!MADE IN FRANCEの刻印(ボケてるけどw)!


僕のフォカは、UNIVERSELと呼ばれるモデルです。
「ユニバーサル」ではなく、フランス語読みで「ユニヴェルセル」と
呼ぶことにしています^^;。
出来は、超絶工業製品である同時期のライカと較べると、劣ります。
ですが、決して安っぽくはありません。ライカの出来が良すぎるだけです!?
機構的には当時のライカよりも進んだ部分も多く、
特に白眉は、このユニヴェルセルから採用された、
ライカに先駆けての技術・バヨネットマウント。
それまでのねじ込みではなく、ボタンを押して取り外す方式です。

ちなみに使い勝手はそんなに良くないw。
フォカを使っていると、つくづくライカはすごいなと唸るばかり。
でも、フランス製品に弱い僕は、「フランス製」というだけでクラクラだし、
このカメラの成立した背景、そして「なんでこういう作り方なの?」っていう造りも、
フランス車的でとっても魅力的なのです。


>>などといろいろ書いていますが、実はフィルムを通していません(汗
雨の日にしっとりと写るというフォカのレンズ、どのようなものなのか楽しみです。
追って、ご報告したいと思います。

>>ついてきたレンズはOPLAR(オプラール)50ミリf2.8。
資料が少ないのですが、4群5枚のダブルガウス型だそうです。
なんでもレンズが弱いそうで、僕のも表面のコーティング、チョイはがれです^^:


>>今回の記事は、こちらを参考にしています。フォカでこんなに詳しいサイトは、
日本でここだけかと思います。
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ハーフカメラ万歳

2006-07-18 | かめら。
えらく久しぶりにカメラ記事の更新です(汗


ここのところすっかりデジカメばかりで撮影してますが
そんな自分でも時折突然銀塩カメラを持ち出してパチパチ撮っております。

で、最近...というと語弊がありますが数ケ月前、ちょっとした「マイブーム」
だったのが「ハーフカメラ」(あ、ちなみにブームは継続してます^^)。


ハーフカメラというのは、フツウのフィルム1コマに2枚撮れるカメラのことです。
なので通常横長のフレームが、縦長×2枚になります。
24枚撮りなら48枚、36枚なら72枚!も撮れちゃいます。
ピント合わせ程度(機種によってはそれもない)で絞りやシャッターは
プログラムAEで合わせてくれるのでそれこそもうお手軽にバシャバシャ撮れる、
とってもお気軽なカメラなのです。
ところがこれがまたちゃんと、しかも良く撮れる機種が多い。それもまた魅力なのですね。


いま使っているのはオリンパス ペンEE2


と、
ヤシカ ハーフ17

の2台。
前者はハーフカメラの代名詞みたいなカメラです。
簡潔に撮れるけれど、でも設計は高度で、しかも設計者のフィロソフィが溢れています
(ペンについてはこのサイトが詳しいのでご参照を)。

そしてヤシカ ハーフ17。
「17」は、レンズの明るさ。
そう、なんとハーフお手軽カメラにしてf=1.7という明るいレンズを持っているのです!
なので、こんな写真もお手の物。



ちなみにピントは目測合わせ。被写体との距離をだいたいのカンで「感じとってw」、
ピントのダイヤルを合わせます。


ちなみにレンズは、さすがというかペンの方がシャープ(オドロクほど!)、
発色も優れています。
ハーフ17はどちらかというと眠い描写。


でも、これはこれでアジがありますね。


>>1枚○○円というプリントでは72枚だとすごい額になっちゃうので、
現像はもっぱら「ローソン」で500円同時プリント。
枚数多くても500円!
でもちょっと気が引けます(爆
現像のひと、嫌がるでしょうねえ^^;

>>聞いた話ですが、とあるハーフ愛好家がいつも同じローソンに
同プリを頼んでいたらさすがに嫌がられて
「枚数は40枚まで」とかって決められちゃったとか...w

>>あ!EE2は壊れて売っちゃったので、いま使ってるのは猫澤君から借りてる
EES-2でした。これはピントを合わせるタイプですがEE2はなんと固定焦点。
だけど固定ってのはジタバタしないでいい(笑)ので、パシャパシャ撮るのには
かえって潔くて良かったです!また欲しいなあ。
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未来は霧の中

2006-01-25 | かめら。


ちょっと旧聞に属しますが、
コニカミノルタがカメラ部門、
およびフィルムから撤退するというニュースがありましたね。

想像以上のデジカメの浸透をみるにつけ、
銀塩の衰退はいつか来るだろう、という思いはあったにせよ
その速度と内容にはやはり驚きを隠せないのです。

自分も実際のところ、デジカメを使い始めたのは一昨年。
しかも、サブカメラで記録用程度の認識しかなかったのです。
すべて手動で撮影するライカなどの古いカメラに限らず、
最新のAF機なども含めて、やっぱり写真は銀塩でないといけないと思ったのです。

0と1の世界で構築されたデジタルな再現世界に疑問・抵抗がありました。
そんなの自然じゃない。
光がレンズから入り、フィルムを焼き付ける。
その「自然の原理」でしか写らない世界は、
レンズやフィルムの性能をダイレクトに示すものでもあるでしょう。


だけど、いま、そんな事思っていた自分も
撮影比率は8:2でデジカメに移行してしまいました。
はっきりいって便利です。その一言に尽きます。
抵抗感もなにも無くなりました。
とくにいまこうして皆さんに見て頂いているブログやHPを開いていると
その感は一艘強くなります。
たしかに、市場がデジカメに移ってゆくのは当然だと思います。



そんな中。
先日の法師温泉旅行の時はライカを持って行き、撮りました。
沈胴レンズを引き出し、
構図を決め、絞りとシャッタースピードを動かし、巻き上げ、
シャッターを押す。
その瞬間、50年前のレンズの硝材はたしかに
カメラの奥に横たわるフィルムの乳剤に21世紀の法師温泉の景色を写し取る。

僕は妙に感動してしまった。
さんざん押してきたシャッターの音も、いつもと違うモノに聞こえました。

そういえば最近久しぶりに現像に出し、上がってきた写真(ポジ)を
ヨドバシのライトボックスで確認して泣きそうになりました。
フィルムに写っている世界の「豊潤さ」に。
立体感、奥行き、リアリティ。24×35ミリの小さな長方形に詰め込まれた
「シャッターを押したその瞬間」の世界。
デジカメも同じ、世界を切り取るもの。
だけど、写真の不自然なほどの鮮明さが気になるのです。
その鮮明さは、ライカやツァイス、ニッコールレンズの写し出す
コントラストや力強さ・繊細さとは異質なものに感じてしまうのです。
デジタルの画像は、処理された感じがするのですね。
デジカメで撮られた印刷出版物をみると、
そう思えないほどのレベルに来てはいるとは思いつつも。

電子機器を使っていますが、やっぱり自分は所詮アナログ人間なのですねえ...(泣



>>富士フィルムなどはまだ今後も製造を続けることを名言しているけど、
それもこの急激な流れの中、いつまでなのかわかりません。
銀塩の未来は霧の中です。
だけど、やっぱり僕は銀塩が好きらしい。改めて思った。ええですわ!
これからも頑張ってこの世界を守って???いきたいと思う次第です(^^



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原体験

2005-10-31 | かめら。
初めて自分で買った一眼レフカメラ、
それがオリンパスのOM-1でした。

大きく、重かったそれまでの一眼レフと異なり、
小さくて軽い(ほんとに軽い!)OM-1は、
操作感覚もたいへん軽快で、
限りなく小さなシャッターショックも心地よかった。
本当に、なーんも付いていないし、シャッターも電池不要の機械式。
電池は露出計用だから、電池が切れても撮れる。
そのシンプルさも魅力的です。



このOM-1、中学2年のはじめから高校3年までの約5年、
メイン(といってもそれしかないけどW)機材として、
僕に撮影の基本をいろいろと考えさせてくれた思い出のカメラです。

そのあとAF一眼などを経て、いまはすっかりレンジファインダー野郎なのですが
最近、このブログでもお馴染みのエスパスの猫澤君が
貸してくれた(MERCI!)んです、美品のOM-1。

15年くらいぶりに持ち、シャッターを切る。
懐かしい音、感触。
ファインダーの中には単純な表示の露出計の針が
景色にあわせて軽快なリズムを取ります。


ああ、懐かしい。
そして、嬉しいのなんの。


僕が最初の仏車でサンクに接し、そして今またルノーに戻ってきてしまったように、
同じく「カメラの原体験」であるこのOM-1にも、大きな思い入れがあります。
そして、いままた、それが手のひらにある(自分のではないけど...汗)。
だから、昔のように50ミリレンズ1本でいろいろ撮ってみよう、と思ったりしています。




>>原体験。って、こころに残り、そのあとの自らを形成するのに大きな影響を
与える事って多いと思います。

>>多感で、憧れの多かった小中学生時代に接した様々なことの多くが
いまだに懐かしいノスタルジアとしてこころに戻ってきて、
暖かい気持になることが最近とても多くなってきたのは
.......歳をとった証拠でしょうか(泣&汗
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標準レンズ

2005-07-21 | かめら。
唐突ですが。
最近、忘れられつつあるのがカメラの「標準レンズ」。

では、標準レンズとは何を指すのでしょうか。

数値で言えば、「50mm F1.4」などの単焦点レンズが「標準レンズ」になります。
単焦点とはカンタンに言えばズームしない切り取る画角がひとつだけのレンズです。
また、標準レンズは人間がレンズを通さないで見た景色の印象に近いレンズともいえます。


...ところが、実際この標準レンズを使うと、切り取れる画面が狭いのです。
広角レンズに慣れてしまうといろいろ画面に収めることが出来るのだけど、
標準レンズはそれが難しい。後ろまで下がれば画面に入れられるけどのだけど...。
なので、コンパクトカメラのレンズは28~35ミリ前後の使いやすい画角を持っています。
このあたりですと広角過ぎないから周囲がゆがんだりもしないし、
あまり工夫しないでもちゃんと風景が入れられるので、自然なスナップが撮りやすい。
僕も、そんなこんなで普段使いは35ミリ前後が一番多いです。

ところが、中学生の時やっとの思いで買ったオリンパスOM-1を使っていたときは、
最初50ミリしか持っていなかった。
でも、昔の写真を見ると50ミリ一本で僕は一生懸命撮っている。
とても素直で、とても自然。がんばってんなあ(^^

というわけで?僕は今、なるたけ50ミリ使って写真をまた撮ってます。
いやはや、これがまた新鮮。
このところずっと広角、35ミリや21ミリを多用したいたので
改めて50ミリを使うと難しいこと難しいこと(笑
「基本」というものは、奥が深い!修行が足りません~(汗

>>標準レンズは、レンズ作りの基準の意味を持つことがあって、
そのためメーカーは標準レンズの設計にはかなり力を入れていたりします。
なので、むかしから銘玉と呼ばれてきたレンズも標準レンズが多いのでしょうね。

>>数少ない僕のレンズの中で、今使ってる「標準レンズ」は
ライカ用ズミター50ミリf2、
ペンタックスSP用のタクマー...あ、持ってないや
えーとロシア製レンズヘリオス58ミリf2、
ゼンザブロニカ用ニッコール80ミリ(中判ではこのサイズが標準になります)。

>>一応ライカユーザとしては、一度はズミクロンを経験しないといけないと
思っているのだけど、「いちマウントいち画角いちレンズ主義?」なので、
買わないんだろうなあ...ズミター気にいってるし。
見て!この絞り羽根の美しさ(写真)...うっとり(バカ
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さらばコンタックス

2005-04-27 | かめら。
さまざまな事象は、時代に押し流されていくもの。
しかも流れの急激さは想像以上で、
「この日」は畢竟早く、やってきてしまいました。

京セラ、コンタックス事業を終了!

以下は、京セラからのプレスリリースです。

さて、この度、弊社とカールツァイス社との協力により
おこなって参りましたCONTAX事業につきまして、本年
9月をもって国内出荷を終了し、京セラにおける同事業を終了
することとなりましたのでご案内申し上げます。
 1975年にRTSの発売によってCONTAXブランドの
復活を果たして以来、数多くの機種を市場に供給してまいり
ましたが、近年のデジタル化などの急激な市場の変化に対応
できず、カメラ事業を継続することができない状況となり、
残念ながら事業を終息させていただくこととなりました。
永年、コンタックス事業にご協力を賜りました皆様へ深謝いた
しますと共に弊社製品をご愛顧いただきましたことに対し厚く
御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


はぁ...やるせないですね。

コンタックスというカメラブランドは、僕には特別な響きがあります。
高校生の時、僕はオリンパスOM-1を愛用していました。
新宿のアルプス堂なる店から、中古で買ったカメラ。
そんな中、コンタックスのカメラ...当時は167MTや159MMなどがありましたが、
とてもとても欲しかったのです。
カール・ツァイスという魅惑のレンズ、他のメーカーとは違う
質実剛健でありつつも繊細さを持つボディ...。
でも、当時の高校生である僕に、手が出せるようなレベルのものでは無かったのです。

その後、ちょっとした縁で中古ですけども「コンタックスT2」を手にしました。
一眼レフでもないコンパクトカメラなのに新品価格12マン!という、
おそるべき高級機。
レンズは無論カール・ツァイス。
少々オートフォーカスのステップ数が甘く、時折ピンぼけしたりしますが、
その写りの良さには舌を巻きました。
なにしろ一眼レフ持たないで、それ一台でしばらく過ごしていたくらいです。

その後、本望であったコンタックスの一眼レフ「ST」を入手。
でも、気が付いたらレンジファインダー+フルマニュアルカメラの魅力にはまって
使わなくなり、手放してしまって今に至ります。

その他、コンタックスのお話はまた改めてしたいなと思っています。


>>いまは価格が高騰気味ですので静観したいのですが、
また改めて憧れの...そう167MTあたりを欲しいですね。

>>そうそう、コシナ、ZMマウントでツァイスのレンズをいよいよ発売ですね。
ウホッ、ライカM2にビオゴンが付けられる~!
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ソ連のカメラはいかがですか(1)

2005-02-07 | かめら。
日本以外にカメラを作っている国はどこですか、と聞かれて、
「ロシア(ソ連)」と答えたら、「え?」って思う方も多いかと、思います。

実は、ロシアは、カメラ生産国です。しかも、現在も作っている、数少ない国です。

僕は一時期、このロシア製カメラの世界に足を踏み入れたことがあります
(あ、今でもか)。

まず、第一に安いのです。しかも、安いのに、びっくりするくらい良く写ります。
コストパフォーマンス性ではピカイチでしょう。

まあ、そういうとカッコイイですけど、何のことはなく、
ほんとうは「ホンモノ」が欲しかったのに、買えなかった(笑)。
というのも、ほとんどの旧ソ連製カメラはドイツや日本のコピー機なのです。
写真は僕のゾルキー(ZORKI/Зорки)。すごい名前ですが、これもソ連のカメラ。
ズバリ、ドイツのライカのパクリです。
ライカは当時から各国が競ってコピーをしましたが、ソ連も例外ではなく、
1930年代初頭、FEDという名前で
(なんと、KGBの前身である秘密警察の初代署長のイニシャル!)
製造が開始されました。ゾルキーはFEDの技術を用いて作られたカメラです。
要は戦前のバルナックライカそのものなのですが、独自の解釈などもされていて
興味深いカメラです。

レンズも、ライカやコンタックスといったドイツのメーカーのものをコピー
しているため、写りもシャープなのです。
えええ!って思うような描写をしたりします。
まあ、当たりはずれも大きいです(笑)し、設計の古いレンズですので
いろいろ光が写りこんじゃったり、それなりではありますが。

さらに、前述の通り、安い!
最低でもジャンクでなければ3万~5万というライカのレンズに比べたら、
なんとソ連のレンズは数千円で買えます。ほんとに安いのです。

たしかに本家と比べたら、触った感じや、操作感、品質は圧倒的に劣ります。
でもこの安さは何よりも魅力的で、僕も数本持っていたりします。

カメラにしろレンズにしろ品質は悪いですが、
おれのカメラはライカじゃないぞ!ソ連製!って言う感じで、チョット
ナナメに構えた感じもまた素敵?
何はともあれ、オーバーホールしてあっても安いロシアカメラ、
専門店など(参照)で買えば
あまりお金もかからずにクラシックカメラ道へ入っていけるかもしれません。

とはいえ、あまりオススメもしにくいのですが...(^^;

>>もしソ連/ロシアカメラに興味を持ったら、このサイトがオススメです。
はっきり言えばダメダメなロシアカメラをこきおろしつつも、
愛情たっぷりで各機種を楽しく紹介しています。
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ブロニカ。カメラのランボルギーニ。

2005-01-14 | かめら。
「戯れ言日記」の標題にカメラ好き、とあるけれども、
実はあんまり詳しい話が出来るほど詳しくないのです(汗
とはいえ記事が少なすぎますね、やっと二つ目(笑

さて、今使っているお気に入りカメラの中に、
ゼンザブロニカがあります。ベンザブロック...いえいえそれは風邪薬(^_^;

ゼンザブロニカは日本のカメラです。
吉野善三郎氏。彼は戦後の復興期にシガレットケースや
女性用のコンパクトなどを製造する会社を経営していましたが、
世界で最高のカメラを自ら製作しようと考え、
カメラの製造などしたこともなかったのに私費1億円を投じ、
しかも8年余の歳月をかけて完成させた6×6(ブローニィ)サイズのカメラです。
1959年の事でした。

ゼンザブロニカは、ゼンザ=善三郎、ブロニカ=ブローニィカメラが語源だと
言われています。

当時もすでにハッセルブラッドというスウェーデンの名門6×6カメラが
世に出ていましたが、ゼンザブロニカはそれらを凌ぐ装備を持っていました。
レンズは、まだ製造する事が出来なかったので
「最高のカメラには最高のレンズを」との善三郎氏の意向により、
日本光学(現ニコン)のニッコールレンズを採用しました。

善三郎氏の理想を実現するために
ブロニカには独創的なメカニズムが散りばめられています。
当時では極めて先進的なカメラでした。

ちょっと成り立ちは違いますが、
個人が、メーカーとは違ったアプローチで自らの
「最高の理想」のモノを作ったと言う点では、
まさに「カメラのランボルギーニ」といえるのではないでしょうか
(まあ、トラクター屋だったフェルッチォ・ランボルギーニおじさんは、
伝説では「自分のフェラーリに満足できずにフェラーリ本社まで
意見しに行ったところ農耕機具屋の意見は必要ない、と門前払いを食らった」
とかで、怒ってランボルギーニ作っちゃった...らしい)。

僕の愛機はシャッターが電子式(電池がないと使えないよ...)の「EC」型です。
1972年に登場した、でかくて、重くて、ごつくて、
神社の境内にいたスゴイ数のハトがシャッター作動時のミラー音にびっくりして
全部逃げ飛んでいく、泣く子もまた泣くそんなカメラです(^^;

でも。
上からのぞき込んでピントを合わせ、絞りとシャッターを選び、
シャッターをバシャコン!って閉じれば、ほんとに
「撮影してんだなあ、撮影っていうのは景色を切り取ることなんだなあ」
っていっちょまえなことを思っちゃったりします。
それに、ニッコールレンズが素晴らしい描写をしてくれるので、
僕の下手な腕をカバーして貰ってます(汗

......まあ、実はあまり出番が無いのですけど(笑

>>...ちなみに本体+標準レンズで25,000円でした...安!
ほんとうは当時では相当な高額カメラです。
なので、見つけたとき、嬉しくて思わず買ってしまったのでした。

>>ウホッ、欲しいハッセルブラッドがチョット高くて買えないからブロニカ使ってる...
ってこと、言わないで!(汗
..........ほんとはハッセルが欲しいんですぅ(^□^;
そんなに中古で高くないのはわかっているのだけど。

>>写真は、会津若松の街角です。シャッター音で、やっぱりハトが逃げました。

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不便を楽しむ(1)

2004-09-23 | かめら。


なんでも便利な世の中になりましたが、
そんななか不便なものを使うのも悪くないです。

2CV。不便です。いろいろ現代の水準に足りません。
でも、楽しいのは何ででしょう。
クルマでどこかに行く、ドライブをするという「目的」
に、さらに2CVを「運転する行為」自体が目的になるからです。

同じように、不便なものをいま好んで使ってます。
カメラです。

撮影の結果も大事だけれど、古いフルマニュアルカメラは、
撮影行為自体が、2CVの運転と同じように、目的そのものです。

面倒なフィルム装填。露出計は内蔵されていませんから、後付け露出計で測るか、
晴れの日感度100で、シャッター1/500、露出5.6の基礎計算をベースに自分で設定し、
レンズの露出をぐりぐり回し、カメラのシャッタースピードを調節する。

被写体をのぞき込んでピントを合わせる。そしてやっとシャッターを切る。

ああ面倒くさい。

でも、とってもウレシイし、楽しい。

あれこれいじってやっと撮れるマニュアルカメラには、「写真を撮っているんだ」
という実感がすごく沸くのです。
とくにその一連の操作に於いて、操作感が素晴らしければ、その行為の楽しさは
何倍にも何倍にも膨らみます。

結局、アナログなものが大好きなだけなんだけど(泣
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