Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.171  ひょっとして一番お買い得北欧車 三菱カリスマ

2009-02-28 | セダン蒐集癖。
ということで、三菱の名前と外観を借りた北欧の車、
三菱カリスマなのであります。
(何台かぶんだけ、消えたと思っていた撮りだめ画像が出てきました(^^;





ボルボ、オランダ政府と三菱の合弁事業、ネッドカーで製造された純粋な「ガイシャ」です。

欧州仕様にはかっこいい5ドアハッチもあるんですが、日本には
なーんかなあ、ってフェイス(嫌いじゃないw)の4ドアしか入らず、
エテルナの後継という位置づけもよくわからず、すぐに2年か3年で輸入を停止して
ギャランのバッヂ・チューンに過ぎない「アスパイア」に取って変わられてしまった
ie的にツボな地味サルーンなわけですけども、
カリスマさん、ご存じの通り基本的には中身はボルボのV40、S40(初代)なわけなんですね。


そのためか、車としては基本を押さえた至極まっとうな「普通の車」
(このブログでは何度も書いているが、国産には「普通の車」があまりない)なんですね。
パッケージ、シートの出来、それから「まともに走る」という当たり前のことが
あたりまえにできている車...。
何しろ中身はボルボですからねえ。


で、中古車市場
中身は同じ初代40系に比べ、カリスマはヒトケタ台から30万程度という嬉しい?価格なのだ!

こんなに中身の詰まった上質なサルーンが...いいじゃないか(汗

三菱の名前で、オランダ製だけど北欧車なわけで、年式などを考えると
いちばん安く買える北欧車かもしれませんね。



>>と思って初代S40の中古を見たら、ありゃりゃ、こっちも激しく安い(号泣
このくらいの価格だったらS40を...(薄情

>>いや?天の邪鬼ieなので、どっちかと言えばカリスマに行くぞ...って買いませんけどw
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【シトロエンC5。】かんたんな印象を列挙(3)シート、乗り心地編

2009-02-26 | シトロエンC5。




ということで(こればっかw)、いよいよ「フランス車の命」ともいえる、シート&乗り心地編です。

それでは、commençons!

【フロントシート】
■気持ちいいけど、100点では無い>
・絶対的にいえば、感動するほど素晴らしくは無い。ないのだが、決して、悪くない。
座った時に「ああ...」という気持ちになれる。
・PSA系シートの欠点、せもたれと座面の沈み込み感の相違感も無く、ランバーの妙な張り出しも無い。
・背もたれ上部が後ろに反り返っていないので、上体が不自然な姿勢にならず、首も自然に前を向く。
・やはりウォーターベッド系なのは確かで、ポジションが決まれば体を動かさず数百キロ走れたりする。
・シート表皮は懐かしい感じのする毛足の長いファブリック。気持ちがいいが、汚れやすい。




・ふかふかというよりは、「テンピュール系」の沈み方。へたったりはしないのだろうか?
・あまり倒すと気持ち良くないのは新世代の仏車の椅子というところか。
・何台かPSAのRHDに乗ったが、共通する欠点が「右ももが少し浮くので、疲れる」こと。
残念ながらC5も、ちょっとそれがあてはまる。
・シートリフターがついているのだけど、なぜシートを持ち上げると座面前端が下に下がるのだ?
パンツのゴムが股に食い込むではないか
(ieのシート評価は、パンツのゴムが後ろに引っ張られるかどうかが重要ですw)。


【ドラポジ】
正しい乗り方では無いのは重々承知なのだけど、ie的には
仏車は背もたれを倒し気味にして、背もたれサイドサポートのでっぱりにひじを乗せ、
自然にのびた腕をステアリングの下のほう...4時40分くらいに「手を添えて」、
シートに沈み込んで「だらん」「ほけー」として気がつけば数百キロ走ってる、
なんていう乗り方が好きだったんです。
このポジションは、腕はまったくあげてない(力を使っていない)ので
これがまた疲れないこと...。
BXではこれが完璧だったた記憶があります。


でも、C5はそれが出来ない...。シートを倒し、ステアリングを手前に引いても
腕はステアリングを握るために持ち上げないとならない。
シートの張り出しに腕を乗せて4時40分を握るためにシートを前に出すと
今度は足もとが狭くなりすぎてペダルを踏む右足が浮く...ので
結構模範的な姿勢をして乗ってます。



【リアシート】
■BXが懐かしい>
・背もたれが立ち気味で、ちょっと落ち着かない。正しい角度なんだろうけど。
・座面は底つき感があるが、でもふかふかする感触があるのはよし。
・座ればシートが「体に合わせて動いてくる」のは伝統通り。
でもBXやxantiaのリアシートの座り心地が懐かしい。
リラックスソファみたいだったもんなあ...。
・フロントシートのせもたれが小さめ・上すぼみのデザインで、しかもリアのほうが着座位置が高く、
またフロントウインドウが大きいのでリアシートからも眺望良し。
・足元はかなり広いが、xantiaほど驚かせはしない。
・座面を起こすと、軽さ&薄さにびっくりする。
・頭上空間はとてもあり、仏車の欠点でもあるヘッドクリアランスの少なさを感じない。
・センタートンネルがほぼ無いのがいい。
・座ったときに足が違和感なくおり、大腿裏はしっかり座面が支えてくれて、
つま先はフロントシート下にすっと入る。
自然なんである。なんだかんだで、快適なんである。


肘掛にカップホルダーがあるのは嬉しい


【乗り心地】
■ゆらゆら帝国は50キロ以上から>
・50キロ以下では、正直なところ特に良さを感じない。
・走行距離が多いためもあるが、足周りからガタゴト音がする。
・低速での突き上げ、段差の処理はこれまでのハイドロ同様に先鋭的なショックを感じさせる。
・50キロをこえ、70キロ前後になってくるとふわふわになってくる。思わず顔がにやける。
・100キロ以上のクルージングは最高の一言。
たしかに「絶対的にやわらかい領域」は消えたが、
でも他では味わえない「浮遊感」が間違いなく伴う。
・以前ほど「うねらない」。具体的に言うと、バウンシングの収束が早い。
そのぶん、ただただフラットに突き進む。
フラットに戻るまでのバウンシングの回数が少なく、上下振幅が小さいというべきか。
・余計なふわふわがないのは良いが、あの鷹揚さが無いのは確かにさみしい。
・直進安定性はまったく問題ないが、ステアリング中立付近がもう少し安定してくれるといい。
溝にステアリングシャフトから生えた何かがはまって動かなくなるような昔のフランス車っぽさがもう少し欲しいかなあ。
・大きなカプセルのような船で高速浮遊移動するかのような感覚。タイヤの存在を感じさせないのはハイドロの嬉しさ。
・スピードを感じさせない。気がつけば120キロを超えている。


と、ちょっと辛辣になってしまいましたけど、それだけ期待も大きかったわけです。

でも、C5の名誉のために言えば、ほんとに疲れないし、乗り心地は素晴らしいです。
さすが乗り心地大王のシトロエンのことだけあります。
乗っていると幸せになるし、気がつけばあっと言う間に日本海、なんてOkなのは
嬉しいなあ。



>>記憶がC5のものに上書きされて、GS(ちょっとだけだけど)ボビンBX、BX、
xantiaの乗り心地の感覚を正直忘れてます...。
ハイドロ歴々試乗会なんてしてみたいなあ。

>>菱型ファンのieですけど、はっきり言います...
「ハイドロが大好きです!」

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【プジョーな話】206+、登場。

2009-02-25 | プジョーな話。
うーん、味なことをする...
って唸ってしまいました。

プジョー206、まだまだ現役続行!というお話なのです。

その名も、206+(206プラス。仏語ならドゥサンシス・プリュか?)


207 ? 308 ? Non c'est une 206 Plus !


207が大きくなりすぎて(というか売れてないのか?)、
107との穴埋めに、ということなんですけど、
1998年デビューの206、実は欧州など(本国でも)まだラインナップに残っており、
今回のフェイスリフトでもうひとふんばり、ってところなのでしょうね。
頑張りますねえ。



す、すげえ...リアドア後ろのパネルもハッチも、プレスをまったく変えてないじゃないか

このまま、目指せ長寿車!

もとオーナーとしては、頑張れ206!って思います。


>>シートがいまいちだったり、フランス車なのに長距離走ると
ちょっと疲れてしまったりといろいろ不満もあったけど、
自分の206はXTだったんですけど、装備は最小限ゆえ車重も軽く、
なんでもない1.4のOHC・たった75PSのエンジンなのに
キビキビ走れるのはほんと、すごく気持ちよかったです。
いい車でした。燃費もいいし。

>>いますごく安いし、トラブルも心配ないかなあ..なんて思うので
ガイシャの入門にはぴったりなんじゃないかな、っていう1台なのでは。

>>206には、207では薄くなった、昔のフランス車の「軽快さ」が残っていると思うんです。
205の正常進化みたいな。
206+も、きっとまだそんな味を残した1台なのでしょうね...って
日本には入らないみたいですが(涙
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【シトロエンC5】かんたんな印象を列挙(2)内装・操作系編

2009-02-24 | シトロエンC5。



引き続き、C5のインプレッションです...
って旧型前期モデルを欲しい方以外にあまり用をなさない気がしますが(涙


ということで、Allez-y!


先日は外装だったので、今日は内装とか操作系編。
気になる乗り心地やシートは、また次回(はあと)...



【内装・操作系】
■ダッシュボードのデザイン>
・もう少しシンプルでもいいかな?走行中にはあまり目に入らないからまあいいか。
・特徴的と言えばそうだけど、でもエキセントリックというほどでもない。
・オーディオ、気温、時計、ドライブコンピュータ画面がダッシュ上部の小窓に
表示されるのは見やすい。




■メーターが味気ない>
・でも見やすい。ライトオン時の赤い針は結構好きだ。
・後期型のちょっと退廃的なデザイン、いいなあ。





■使い勝手のイマイチな操作系>
・はっきり言って使い勝手が悪い。
・タッチの統一感が無いのいはなぜ?
・オーディオのメインSW/オーディオ音量丸ノブはなぜ夜になってもリング状に周囲が光らないのか?
・なぜオーディオリモコン自体にオーディオのON・OFFとボリュームスイッチがないのだ?
・ホーンボタンは押しても鳴らない。なるときはタイムラグがある...。
・ウインカーレバーが渋い。
・ボタンのタッチが安っぽい。とくに空調。
・サンバイザーを上げ下げする際、バキバキとノッチ音がするのは興ざめ。
・でも少しの反力を伴いつつカッコンカッコン入るスタッガードゲートタイプのATシフトノブは心地よい。
・インナードアノブが使いづらい。指だけでは開かず、手首全体だけでなく肘下をドアに押し当てないと開かない。


ちなみに、オーディオ左のボタンは「ナイトパネル」。押すと、スピードメータなど以外の照明が消える装備...
ってカタログにひとことも書いてないぞ!


■隠しコマンドいっぱい>
・オートヘッドライトはありがたいが、解除・設定がめんどくさい。
・ワイパーはコンシールド風でそのままでは交換もできないが、
これまた隠しアクションでワイパーが交換位置まで上がる、
リバース連動下を向く助手席側ドアミラーなどはミラースイッチが助手席操作側でないと動かないとか、
「隠しコマンド」がたくさん潜んでいる。

■あちこちに小物入れ>
・小物入れは多いが、ちょっとモノを置きたくなるようなところが無いのと、
個々で持つ引き出し的なものが多く、共用スペースに置きたいガムなどは置き場がない。
・シフトノブ後ろに位置するなけなしのカップホルダーは、なんだかんだで役に立つ...と思いきや、
ペットボトルが倒れて、カップホルダー前にある勝手に車高調整スイッチを押す(涙
つ、使えないやないですか...。


車高調整ボタンの位置が悪い!シフトノブのアルミ素材はささくれて手を切りそう(涙

■解放感抜群>
・曲率のないぺったんこなフロントウインドウは解放感抜群で、見晴らしが相当にいい。
・Xantiaに比べればウエストラインが高いが、6ライトのウインドウグラフィック、
高い車高、大きな窓で開放的。
・フロントウインドウはすごい傾斜だが、ダッシュボードは意外と奥行きが浅いのが面白い。


■内装が明るい>
・ieのC5のカラースキームだと内装は明るいベージュだが、この色がまた良い...。
バニラ色と言ってもよく、落ち着く。
・室内灯が前後2個あり、これがまた明るいので、
夜間でも色の薄いバニラ色内装が照らされて車内が驚くほど明るくなる。




■広い車内>
・センターに寄せてフロントシートを配置し、それでいて室内幅は1.5M以上あるので
ステアリングが妙に真ん中寄りについている気がする。
・センタートンネルがほぼない。これはイイ。

■ステアリングホイール>
・ステアリングは願わくば昔日の仏車のようにもっと「寝ていて」ほしい。
・オフセットして回転するのはちょっと気に入らない。

■ドアミラー>
・206でも乗りにくかった「二重曲率」のドアミラーは正直、嫌い。
・リバース連動助手席ミラーは、しっかり停車して一呼吸置いてからリバースに入れないと動作しないようだ。

■電子機器は適当だ
・ドアミラーはリモコンキーで施錠すると勝手に畳まれる仕組みなのだが
そのキャンセルが良く分からない。たまに勝手に折りたたまれなくなってる。
・すでにリアドア、右が施錠しない。しかも車内から手動でロックするボタン類が無いので施錠するすべが無い(汗。
へんなところで電子化してんなあ(涙
・リモコンのロックキーの施錠・解錠ボタンが取り説の位置と逆...まあいいか(笑


わかりにくい写真なんですけど、ドアに「ロック」の類のボタン類が一切ありません。
車内の集中ロックで車内から施錠できるはずなんですけど、電気的な指令が壊れているし、
手動・機械的にロックするボタンが無いので施錠が出来ないという設計(唖





>>てなわけで、ざーっと所感を列挙...なんだかんだで、シトロエンらしいというか、
なC5さん。どうか細かいところも壊れないでおくんなまし(祈
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【セダン蒐集癖】Vol.170  ドンガラ趣味...その極み?トヨタ プロナード

2009-02-20 | セダン蒐集癖。
基本的に北米向け国産車好きなieです。


日本に導入されたそんな車たちの中でも、
稀少性、ドンガラ感ともにピカイチなのがプロナード。





要するに2代めアヴァロンなんですけど、

初代同様にケンタッキー工場製の「アメ車」。


V6、3Lですから決して小さなエンジンでは無いのですけど、
プロナードのすごいのは、ボディがでっかいこと。

全長4.9m寂、全幅1.8mオーバーという堂々とした体躯。
トヨタでも最大クラスになる勢い。
それで3Lですから、やっぱりドンガラカー。


セダン市場の冷え込みもあり2004年まで4年程度の流通にとどまったこのプロナード、
なんと日本での販売数は8000台に満たなかったとか...(涙



いやあ、これいいわ。かっこいい。
日本には似合わないかも、なほど鷹揚な車...北海道あたりで乗ってみたい!?

...買うならベンチコラム、6人乗り!(なんとそんな仕様があったのだ!)


ちなみに、アメリカでは3代めアヴァロンがあって販売中。



これ。でっかいアヴェンシスみたいでかっこいい?
デザイン的に小さめに見えるけど、なんと5mオーバーの大きな車なのだ!




>>ということで、中古車調べてみましたw

...って弄られてるのばかり...さすがUSDMのベース車!しかも安い。

>>6人ベンコラ、59.8万。こういう選択肢ありだなあ(謎

>>それにしても、カーセンサーのトヨタ車・車種別検索に出ている車種
全部わかっちゃう自分がスキです(もちろん他のメーカーの検索ページもね...汗
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【シトロエンC5】気合が足りん気がする。

2009-02-19 | シトロエンC5。
先代・前期型C5の外観の印象について、こんな風にも書きました。

■ボトムにボリュームがありすぎる>
・ウエストラインから下に厚みがある。
・サイドスカートが下に長すぎる。
・車高を下げても、サイドスカートがもとから低く、
タイヤがxantiaほど車体にめり込まないので、「シャコタン!」な感じがしない...

って書いたんですが、そうなんですよ。これがまた。


正直、わけのわからない希望を言えば、
「ハイドロ車は地面にめりこまんほどに落ちてくれ...」なんて思ったり
しちゃうわけです(汗


どういうことかというと...



前に乗っていたxantiaとかBX(ただし親父の車)は...


猫澤君すまぬ、出演させてもうた


冬枯れBX...ええのお


何なんですかこのシャコタンぶりは(^ ^;) くわ、かっこ★ええ!


だったんですが、


その後継たるC5はこんな感じです。





気合が足りん気がするぞ(笑


ホイルアーチにめりこまんほど下がってほしい!という願い、
わかっていただけたら嬉しいです(汗

BX、xantiaと違い上屋全体が大きくマスがあり、厚みのあるデザインで
通常状態でもう地上高さが低めのC5なので仕方ないのでしょうね。



ちなみにノーマル車高はこれ。

何やら楽しそうな背景の件はまた改めてw


...ううむ、あんまり変わらない(爆




>>そういえばC6も通常ですでに低いんですが下げたらどんな風に見えるのだろ?
興味津津...
(webでたくさん出ている写真、ノーマルなのか下がってるのかわからんのです^^:
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【セダン蒐集癖】Vol.169 気を取り直して復活! まずは 現代ソナタ(NF)でGO!

2009-02-15 | セダン蒐集癖。
お久しぶりのセダン蒐集癖、でございます。

ということで、気を取り直して再開することにしました。

そう、また撮ればいいんです!うん。がんばろう。


ではでは早速、このクルマに華々しく再開を飾っていただきましょう!



じゃじゃーん!「現代ソナタ」。



デザインは悪くないと思うんだが


日本にはなじみのない韓国車ですが、ソナタはもうこのモデルで5代めになる歴史ある車種です。
アメリカではアコードやカムリのライバル車として認知されていて、
そのサイズもライバル同様アメリカン。
小さく見えるけど、4.8m×1.8m超の堂々としたサイズ。

韓国車はマイチェンやフルチェンで名前を変える(というか、サブネームなどを追加する)ことが多いのですが、
このソナタはこれまでの車種との区別のために、本国では「NFソナタ」と呼ばれているようです。


残念ながら日本では商業的に失敗、という状況のようですが、
たしかに日本車に近いデザインや価格ではなかなか売れないのは仕方ない、
のではないかと正直思います。
お隣の国とは言え、韓国車は「ガイシャ」。
まだまだハードルが高く、個性をもとめる市場なのですから、日本は。
かくいう自分もやはり、個性的なガイシャが大好きですものねえ。


>>ちなみに本国ではマイチェンをして、
「ソナタ・トランスフォーム」という名前になったようです。
デザインは日本仕様はマイチェン前のままの様子。

>>このコーナーも、がんばります!
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【てつどう】山梨交通の保存車を見に行く

2009-02-13 | てつどう。
週末はクルマで山梨へ仕事。


南アルプス市界隈(なんて名前だ!)に向かったので、
ちょっと寄り道して増穂町にある山梨交通の保存車両を見に行ってきました。

山梨は良く行くのだけど、増穂は案外甲府から遠いということもあって
この機を逃すと次はいつかな、って思いました。


で、その保存車はこれ。


郊外型路面電車ともいえた山梨交通電車線は昭和37年に廃止され、現存する車両はこのモハ7のみになります。

ナンバーは801になっていますが、これは山梨交通廃止後上田丸子電鉄に移動→
さらに江の電に移ったあとの形式がそのままになっているためです。

番号に限らず、外観は江の電時代のまま、色だけ山梨交通色になっているようです。


モハ7は1948年(昭和23年)に登場した14mクラス半鋼製車
(同型車にモハ8がいて、一緒に江の電で余生を過ごした)です。
なお、製造は汽車製造です。




3扉化は江の電時代で行われ、同僚モハ8(→江の電802)と連結するために
連結面はのっぺらぼう。
江の電仕様に改造されているとはいえ、地方私鉄の電車として好ましいサイズ、造形ですね。




無骨な台車。鋼鈑リベット組み立てによる台車枠を持つ。
形式はないのですが、汽車製造なのは車体と同じらしいです。
軸距が妙に短いのが路面電車風。




わがC5と。
この電車、あとから増設されたドアの窓だけサイズが違ったり、窓配置が均等では無かったり、
という工事のあとが見えます。

何はともあれ、大事に大事に保存されているこの電車、
末長く美しい姿をとどめていてほしいものです。



>>ところで、
保存場所は増穂形町役場にほど近い「利根川公園」と調べはついていたのですけど
この公園は川に沿って細長く、
公園の下手にあるこの保存車を見つけるのにちょっと苦労しちゃいました。
訪問の際はご注意を!
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【シトロエンC5】C5、夕景、そして夜。

2009-02-12 | シトロエンC5。
手短に写真だけアップの更新(手抜きや...)

ところで、内装色から選んだので外装が緑か赤メタしか選択できなかったのだけど
明るい色のほうがこのクルマには似合う気がするんですよね。



顔が大きく見える...。



夕景。日本海と。


小さく光るリアランプ。
コンビネーションの内訳は、ブレーキ、方向指示+バック、リア/バックフォグの順。
nekさん正解。バックフォグ点けて今度は撮ります。



尖ったロングノーズ・ビッグキャビン、ロングホイールベース...。


>>うーん、見れば見るほどつかみどころのない造形だ(^^;
でも、これがまたいいんだなあ。
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【シトロエンC5】かんたんな印象を列挙(1)外装編

2009-02-08 | シトロエンC5。


オカエリハイドロ、なC5です。

まずは、思ったことをどんどん書いていきます。
その中の細かいところは、今後あらためて記事にしていこうと思います。

では早速スタート!最初は、カタチから。
7年前の先代初期モデルを評してもどうにもならないのかもしれないけど(汗


【外装】
■思い切りシトロエンだ!>
・見れば見るほど味わいがある。
・シャープさがあまりないのだけど、飽きは来ないと思う。


■まさにシトロエンスタイル>
・リアオーバーハングが短く、
ビッグキャビン・猫背・フロントオーバーハングが長いシトロエンスタイルが強調されている。





■実は丸くない>
・どこもかしこも「丸く、直線的なところがないデザイン」なのに、
でも車体の四隅には、実際は絞り込みがほとんどないという奇妙なスタイル。
・上から見ると「四角い」。
・ドア自体も厚みがなく、結構のっぺりしてる。
・Xantiaのほうが全体的にデザインのメリハリがある。


■キャビンが大きい>
・室内空間を大きくするがゆえに生まれた「異形」なスタイル。
とにかくキャビンがでかい。
でも違和感なくまとまっていると思う。


■ドンガラ実用車>
・飾り気が無さ過ぎるが、この車が「上級高級車」ではなく、
あくまでもBX、Xantiaの延長上にある「大きめの実用車」
であると思うとこのデザインテイストの良さが見えてくる。


■縦ランプがCXぽい>
・ヘッドランプの形状、リアランプの形状はCXへのオマージュか?と感じる。




■なんか変>
・要するに、ちょっとヘンなデザイン。
・真正面や真後ろから見ると幅広に見えるのに、斜めからだと狭く見える奇妙な造形。
・撮影泣かせ。かっこいいアングルとそうでないアングルの差が大きい?




■ボトムにボリュームがありすぎる>
・ウエストラインから下に厚みがある。
・サイドスカートが下に長すぎる。
・車高を下げても、サイドスカートがもとから低く、
タイヤがxantiaほど車体にめり込まないので、「シャコタン!」な感じがしない...


■ホイルを替えたい>
・アルミホイルのデザインはもう一歩...。
鉄+2001年前後のシトロエンの15インチキャップがほしい。
でもV6用のフィンの細かいホイルはかっこいいなあ。



>>というわけで、まずは外装について思ったことを箇条書き。
前述のとおり、中でも注目、という部分は別に記事にしていこうと思います!

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【シトロエンな話】DSが復活...?

2009-02-05 | シトロエンな話。


とても気になるニュースがこちら。

「シトロエンDSが復活か」


だそうです。

昨今の「リバイバルネーム」ブームで、
「ミニ」「VWビートル」「フィアット500」などが復活していますが、
まさかそこに「過去は振り返らない」と言っていたシトロエンが入ってくるとは...。


そのあたりは複雑な感情なのですが、
この「DS」復活というストーリーで、「C5」がなぜコンサバなデザインになったのか
理解できたような気がしたのです。
類推に過ぎませんけど(^^;


こんどのDSは、フラッグシップではないそうです。
C6よりも小さいプレミアムカー、ということらしい。
それもまた複雑な気持ち(笑


でも、ゴルフベースのイメージカーがビートルだったり、
同様にパンダ=500だったりするのを考えると、
C5のプレミアム・ブランディングカー=DSって可能性もあり、
DSはビートルや500と同様、「メインストリーム車種」ではなくてもいいのでしょう。


そうなると、「生き残るために」C5は一般的なデザインをまとったのでは?
新しいDSの存在があるから、C6のような「奇天烈感」はDSに任せればいい。
そう考えると、新型C5のあのデザインも理解できるような気がします。



>>何はともあれ待ちましょう。DSのデビューを!
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【てつどう】アクセルで走る電車・PCCカーに感激す

2009-02-04 | てつどう。

このところ土日出社も続いていて哀しい限りなのですが、たまには息抜きを...ということで
その合間を縫っての寄り道。


荒川方面に来たついでに、最近保存車両に「上屋」がついて
より一層の保存公園としての体裁が整った「都電おもいで広場」へ行ってきました。


都電荒川車庫の脇に作られたこの公園、同車庫に納められていた
5500形5501と7500形7504の2両がきれいに整備されて保存されています。



いま荒川線を走る車両は全部、都電黄金期の造形を持つものはないのですが、
この「原型7500形」は、都電の忘れ形見のような存在。いいですねえ。
でもこの7504、実は1998年までラッシュ時のみ使っていたんですよ。
ああ、ああ、乗ればよかった。


かわいい顔。


内部もきれい。木の床独特のにおいがとてもうれしい。


そしてもう一両、PCCカー、5501。
上野公園でなかば放置状態で置いてあったものの近年荒川車庫に移され、
でもそこでも放置されていたので危惧してたのですけど
晴れてこんなに美しく保存!
まあ、車内はシートも撤去されて家庭用エアコンが据えられて
ギャラリーと化しているのでオリジナル状態はそこなっていますが、
まあ仕方ないのか。



美しい!



「Presidents' Conference Committee=PCCカー」は、
車に対抗しうる新しい路面電車としてアメリカで1930年代から開発されたのですが、
昭和28年、都営がPCCカーの製造に関する技術を有していたウェスティングハウスなどからその技術を購入し、設計した車両です。

5500形は当時の最新技術であるカルダン駆動を日本で3事業者目に採用し、
マイク式の放送装置・パンタグラフも都電では初めて用い、
車内も蛍光灯、系統表示板は行灯式となるなど、新しい試みが盛り込まれていた
斬新な車両でした。車体も14m級でかなり長くなっていました。

5500形は5501~5507までの7両が製造されましたが、厳密には1両目(5501)だけが
純粋なアメリカ流技術の「純PCCカー」と称されることが多いようです。


というのも、この5501だけは本場アメリカのPCCカー標準装備である「足踏みペダル式」による運転方法を採用し、
機器類もアメリカ製の部品を一部に用いているなどしているのですが、
以降の車両は外観こそ類似しているにせよ内容的には完全なPCCカーとは呼べない、と言う理由から。


でもこの特殊性が災いし、大型の車体であることもあって
都電の芝浦工場に近い三田車庫に所属し、都電1系統(上野駅~銀座~品川駅)でのみ使用されました。



しかしまあ...
通常は手で動かす路面電車なのに、5501は自動車よろしくアクセル・ブレーキで
動かすというのですから、さぞ乗りにくかっただろうなあ。




運転台。なんだこれ...
見た時、保存したときにいろいろ撤去された姿かと思ったくらいの違和感。




右からアクセラレーター(加速)、ブレーキ(制動)、デッドマンの各ペダル。
クルマと同じく、右足でA・B(アクセル、ブレーキ)ペダルを操作。
左足は常にデッドマンペダルを踏むことで、
もし運転手に意識を失うなど何かあったときペダルから足が離れれば
非常ブレーキが作動する仕組みになっていたようです。


ギャラリーになっている良さもあり、
運転台の後ろには透明のパネルが置かれていて、運転台の操作説明が書いてあったり、
当時の「運転マニュアル」が貼り付けてあったりで興味深いものでした。






5502以降は台車部分が切りかかれて保守性を向上させていますが、
5501はご覧のように台車ははね上げ式のスカートに覆われて見えません。
FS501と呼ばれるこの台車は、本国アメリカのPCCカーの図面を基に住友金属で製作。
「FS」の名前が住友製を語ります。
内側台車枠、弾性車輪、直角カルダンの駆動方式、
モーター軸に組み込まれたドラムブレーキなど、特殊づくめ。
さらに非常用の電磁吸着ブレーキを持ってます。


車輪の真ん中の箱っぽいのが電磁吸着ブレーキ。


それにしても歴史的記念車がこういう形で恒久保存されていくなんて、
ほんとに素晴らしいことですね。都営の英断に拍手です。
2両しかないミニ電車博物館ですけど、とても楽しかったです。

あ、土日しか開いていないので要注意!

>>玉電の200形とともに、「動態保存」してくれないかなあ...ってもう無理だよなあ。

>>都電9000形に2両目が出ましたけど、こういう「あからさま」なレトロより
昭和30年代的「ほんとのレトロ感」を再現してもらいたいものですよねえ。
JR九州の1962なんちゃらというキハ58改にも同じこといいたい。
どうみてもモダーン、最先端デザインじゃないか...。

>>でもまあ
「ほんとの1962年製の車両を再現」を、と言っても、
もうその頃はすでにデコラ板の内装、アルミ・蛍光灯の素材は普通に使われていただろうから、
「妙に古臭い」で終わっちゃうのはわかるんですけどもね。
だって昭和30年代初頭の内装でさえ、確かに古いは古いけど木造車とかでは無いわけで、
いまの電車とたいして変わらないと言えば変わらないですものね。
コメント (2)
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