Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【プジョーな話】拾った画像でプジョー504まつり。

2009-12-25 | プジョーな話。


先日の204/304に続いて、今日もクラシックプジョーです。


えーもう出しちゃうの、なプジョー504です。
余裕があって、いい出物があれば欲しい...(だけど日本に正規で入った多くが504D...もはや東京では乗れない)
な一台です。





先日の「204、304まつり」でも書いたのですが、
プジョーといえば「地味な実用車のメーカー」だったのですね。


だけども「地味でも実用的」。
それでいて、機知に富んでいる。504はまさにそんなプジョーだからこそ生み出せた
究極の実用セダンのいち事例に相違ない。

504のすごさは、まさにそこ。







適度なボディサイズで、しかも堅牢。
サイドシル太すぎて乗る折に支障が出るんじゃないかというくらい、
骨太に作られている印象があります。

何度か欲しくなって現車を見るたびに、感銘してしまうんです。
ドアはいまだ開けても斜めにならないし、きちんとバチャンと閉まる。
鉄に銀メッキではないステンレス製のバンパーやモール類(エンブレムや車名も!)を採用し、
当時では防錆や耐久に気を配った設計、
ふかふかのシート、あきれるほどの直進性と極上の乗り心地、
そして広い室内と十分なサイズのトランク。


いま、当のプジョーにだってこんなクルマないです。
日産クルーやトヨタのクラウンコンフォートがいい線いってる(^^;
気がしますけど、走りや、シートでは比べようがない...。






高級な飾りや、派手な装飾もないのに、設計思想がすごく高いところにある。
昔日のプジョーらしく、定期的にあえて残されたグリスアップを怠らなければ、
いつまでも走るんではないか、というクルマの作り方も好きです。
「見識」がすごく高いんですよね。「いいもの」とは何か、を知っているメーカーなのではないでしょうか?




むろん504は昔のクルマですから、10年、20年同じもの、同じ思想で
作り続けられないのは当然です。


プジョーはそんな時流を読んだのか、
205以降から、つねに世界のトレンドを「むしろ」引っ張るメーカーに変わりました。



ただ、そこには、1世紀以上続く歴史と、自社のクルマをほぼ部品内製で作り続けられる(た?)技術力と、
スポーツモデルを作るにも基本のクルマがよくなければ意味がないので
基本的なクルマの走りも設計も手を抜かない!※という
不変の設計哲学などがあったからこそ変化を遂げることが出来るわけで、
実は今でも「外観こそ派手になったけど、やはりプジョーは大いなる実用車」
であることも、ieはプジョーが今でも好きなところなのです。






で、504の話に戻りますです。



ピニンファリーナのデザインはいちぶんの破綻もありません。
長さ、幅、ホイールベースの長さと前後オーバーハングのバランス、
日本では当時きっと不評であっただろうケツ下がりのトランク、
フロントウインドーの立ち上がる位置、大きすぎて冗長になりがちな大きな矩形のヘッドライト、
サイドに走るキャラクターライン、ホイルアーチとタイヤの位置関係・サイズの関係、
トレッドの幅...どれもこれもが「美しい」のです。
ケツ下がりをもう少しなんとかしたいな、と思ってイメージしてみてください、
504、美しいスタイルにはならないと思います。








504はプジョーの常で、クーペとカブリオレのボディを追加します。
こちらもピニンファリーナですが、204/304のようにベルリーヌのイメージはほぼなくて、
同じくピニンファリーナの流麗なボディを持ちます。しかも、ボディの製造自体がピニンファリーナです。








少しはメカニズムにも触れておかないと(汗
404の発展進化系であるだけにエンジンも404の改良型でのOHV、1.8Lを搭載していました。
その後インジェクション仕様(とはいえクーゲルフィッシャーのメカ式)を追加したり、
2Lに拡大されたり、日本でもおなじみもディーゼルエンジン(2種の排気量があったうちの大きなほう:2.3Lを日本には導入)を追加。
その後、PRVのV6エンジンが、クーペとカブリオレに載ります。
504クーペ/カブリオレV6は当時のフランスでは相当な高額車だったそうです。



ところで、504といえばラリー。しかも、サファリなどの耐久色の濃いもの。
「砂漠のライオン」の異名を持つとおり、アフリカ(旧フランス領が多い)はプジョーの重要な販売エリアだったこともあって、
サファリ、バンダマなどアフリカ系のラリーに積極的に参戦、しかも勝利を重ね、耐久力を存分にアピールもしていました。
参戦車両がサルーンからクーペにスイッチしたあとも、グループBが始まる前の年・1981年まで活躍しました。





しかしまあ、ほんとにいいクルマですよねえ。
どうしていま、こういう「あたりまえ」のセダン(クルマ)が少ないのでしょう?

新しいポロやゴルフがすごく魅力的なのは、仕立てもいいし、
華美や金襴緞子とは違う上質さがあって、道具として扱ってもその使命に忠実に応え、
それでいてドライビングプレジャーもあって、
乗れば疲れにくいし、とにかく「いいもの」感がある。
サイズも適度...。
これってある意味、実用に徹っしているからこそなのでは、
と、プジョーのページで書いてみたり(^^;


クーペ/カブリオレ以外にもマルチバリエーション。
ホイールベースも長くて、妙に巨大なブレーク。


ちなみにファミリアール(7人乗り)もあったようです。


これは、そのブレークをベースに、ダンジェルというメーカーが架装し、メーカーのカタログモデルだった4×4。


ブレークのリアバンパー、ただのゴムブロックです。こういう割り切り設計が最高。
だってこれで必要十分で一番簡単な設計ですものね。


ちなみにクーペ/カブリオレの後期モデルは、セダンが505にその座を譲るまでほぼ外観を変えなかったのに対し、
バンパーなどを変更してモダナイズしていますが
これがちょっと微妙...な感じで(汗
ieは嫌いじゃないんですが、やはり買うなら銀バンパーのV6かなあ(買うのかw







ところで、有名な話ですが、
プジョー504は本国での製造が終わってからもアルゼンチンなどで2000年程度まで製造されていました。



タクシー。



ああ、こういう乗り方したい(^^;




外観はずいぶん近代化されていて、これはこれでかっこいいかもしれませんね(^^;


というか、つい最近まで新車で買えたことがすごいです。







>>※これ、「こんなもんんでいいや」と割り切る国産メーカーがいかに多かったことか...。いや、まだありますけど...。
いまはだいぶ良くなったようにも思うのですが。


>>日本はたしかに速度域は低いし、使い方も欧州とは違うけど、だからといって
シートが小さい車だからって薄っぺらじゃいけないし、まっすぐ走らないのはなんだかなあ、
って思うんですよね、やっぱり。

>>ドアのチリを合わせるお金があったら、
1日乗っても腰の痛くならないコンパクトカーやミニバンを作って欲しいとieは相変わらず思っております。
こんな話は、40年まえのCGから書かれていることなのです...(号泣
でもまあ、引き換えにトラブルが多かった時代もあったわけで(大汗
結局のところ何を取るか、の問題にはなっちゃうんでしょうけれど。


>>ますます「クルマ離れ」が進んで、しかも白物家電化が進んでいる中、
クルマに「見識」なんていらないのかな。クルマに限らず、そういう製品が減っていませんか。


>>でも小生クルマが好きです。クルマ趣味を貫いて生きていく所存です。
そんな自分は、せめてこの小稿で、「これはいいものだ@マ・クベ」
というものがあれば、それを切に訴えていこうと、今更ながら思ったのでした。


>>日本車にもいいクルマはいっぱいあります。ieは仏車バカですが、
ドイツも、イタリアも、いいくるまはいっぱいあります!!
クルマはまだまだ面白い。クルマにカネを掛ける人は遅れている、なんて
言われている時代のようですが、それがどうした。
内燃だけでなくても、電気でも、クルマは面白いものなのです。


>>ありゃー、最期は504の話から離れちゃいましたw
なので、毎度恒例?ie的乗り方理想をば...






>>ひょっほおおおおおーかっこえええーーーー(変態
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【セダン蒐集癖】Vol.210 【番外編】ポルシェがこのコーナーに登場!ポルシェ パナメーラ

2009-12-21 | セダン蒐集癖。

ポルシェ初の4シーターサルーン、パナメーラです。
某ie的聖地出版社の前にて発見。



ところで、基本的にこの「セダン蒐集癖」のコーナーには一応「おれルール」がありまして、


・ハッチボディを持たず、独立したトランクリッドが着いているのであれば、
 2ボックス、3ボックスなど形態を問わない。
・ドアにサッシュの有無は問わない。4ドアHTでも可とする。
 また、2ドア、4ドアも問わない。
・2ドアクーペと2ドアセダンの境目はあいまいだが、これは性格上で分類する。
・ieが実際に投稿日から数年の間に撮影したもののみとする。

とか、決まっていたりはします。
なので、メーカーが「セダン」と宣伝しているシトロエンxantiaなどは、
実際には5ドアハッチなので、このコーナーには登場しませんです。



だけど、たまにはどうしても【番外編】として入れたいものがある...

過去1度だけ、【番外編】にシュコダ・オクタビアを登場させましたが、
あれも5ドアだったのでした。


で、今日の一台、パナメーラなのですが...。


ご存知の通り、厳密にはハッチバック状のボディなのですね。
細かいこと言えば、出せないクルマなのですけども、
「ポルシェのサルーン」という特異性を考えると、そうそうこのコーナーには登場し得ないはずなので、
これまた【番外編】で掲載です...。



それにしてもパナメーラ、全幅2mになんなんとする巨躯。
なんでこんなに大きいんだろう...
まあフラッグシップサルーンともなれば
ライバルとも言えるマゼラティのクワトロポルテも相当なサイズだし、
それなりのボリュームはたしかに必要かもしれないですね。



>>正直最近こまかなルールどうでもいいような気もする(汗
1.5BOX以外の5ドアハッチのクルマも入れちゃえ!って感じ。
というのも、ミニバンか、セダン系か、小型ハッチ系か、という大分類の時代、
たとえばアクセラのハッチはセダンとは言えないけど、
クロノス...じゃない、アテンザのハッチはセダンみたいなもんだよなあ...。

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【セダン蒐集癖】Vol.209 エレガントという言葉の重み  ランチアテーマ

2009-12-19 | セダン蒐集癖。




ランチアっていいですよねえ。

今でこそフィアットの一部門ですが、創業は1906年ですでに100年を越す名門。
高級かつ高品質、それでいて新技術の開発を怠らず、
世界初の技術も多数投入した前進的な精神をも持っていました。

高級と言ってもロールスロイスなどのような超高級車を少数生産、という存在ではなく、
高品質・高級・でしかもスポーティな高性能車をそこそこの生産規模で量産するというメーカーでした。


日本で言うプリンスのようなイメージもあります。
技術偏向で経営難になってしまうあたりとかも、似ていませんか?



とはいえ、ランチアがすごいのは、フィアットに吸収合併された後もネームバリューや存在感、
そしていちばん大切なキャラクターを大きく損なうことなく現在まで「存在」していることではないでしょうか。



このテーマも、そんなランチアらしい一台に思えます。
ジウジアーロの端正なデザインは今見てもまったく古さを感じさせず、
メッキギラギラでもなくデザイン的に豪華に、高級に見せようとはしていないのに
漂う雰囲気やオーラに、「高級」な感じがします。

そして内装もアルカンターラとウッドを多用(グレードによってはシートの表皮がゼニアだったように覚えています)していて、
日本やアメリカ的な「豪華さ」とは違うベクトル。
華美ではないのに、華があるとでもいうのでしょうか。

「エレガント」「高級」という言葉はよくつかわれますが、本当にエレガントとは何か、高級とは何か、
というとまだまだ日本車でそれらをあてはめていい内外装を持つクルマはそれほどいないように思います。

値段が高ければ高級というわけでは決してないのですものね。




>>このクルマ2.0のターボか、V6のLSかわかりませんでした。
フェイズでいえば最終型なのでエンジンはアルファのV6になっていると思うんですが
ランチアのブランド+ジウジアーロのデザイン+アルファのV6エンジン(マジでいい)というすんごいタッグ。
正直なところ、欲しかったりもします。

>>もう乗ってもいいころだよね...年齢がランチアをしれっと乗れる頃にようやくなったと思うんです...。
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【てつどう】なぜか福生にパリ地下鉄の車両。

2009-12-16 | てつどう。




実家は東京都下の福生(ふっさ)市にあります。

米軍横田基地で有名な街ですね。
日米安保が崩壊して、もし米軍が撤退したらこの街はどうなるのかな...
アメリカのロードサイドみたいな景色も消えてしまうのだろうか?
なんて思う毎日です。


ところで、今日の話。


福生にパリの旧い地下鉄車両が置いてあるという話は以前から
とあるサイトで知っていて、
いつか見に行こう、行こう、行かなくちゃと思ってはや数年...。
でもついに、先日思い切って行ってきました。

地元ですから、そのサイトの情報から所在は簡単に割り出せたので、
車両が置いてある場所もすぐに見つかりました。




おお、あった...これだ...。




「スプラグ.トムソン(SPRAGUE-THOMSON)」と呼ばれる旧型電車ですね、間違いないようです。
1910年前後に作られた車両だと思いますので、ざっと100年もの!
台車もなく車体もだいぶ短くカットされた状態のようですが、
でも、地元でこれが見られるとは...感激です。




2006年、RATP(エラテペ)の103系とも言われる?MF67型と並ぶスプラグ・トムソン...。
って、すごい光景...そう、まだあるんですね、これ!

しかも動態保存車!ときおり運転されているようですね。
乗りに行きたい!
東京で言うなら、銀座線の開業時の車両が動く状態で保存されていて、
しかも実際の路線を走るような感じですから、すごいことです。




これが銀座線最初の電車、1000形。1927年製。パリの初期メトロはこれよりさらに古いのですね。




>>これって育英高専にあった車両だそうです。
育英にメトロが食堂?として置いてあった話は、
学生時代に育英出身の友人(たべうさぎさん)から聞いていました。


>>ちなみに周囲は福生でも残り少なくなった米軍ハウス。
日本的ではない独特の雰囲気の中になぜか置いてあるパリメトロ。
なんとも不思議な光景でした。
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【プジョーな話】拾った画像で204/304まつり。

2009-12-14 | プジョーな話。



縦サンクまつりで
旧いフランス車の画像の良さを再発見し、すっかり虜になったieです。


今日はプジョー編。あえて日本ではほぼ手に入らない
プジョー204ブレークの売り物は1台、いま販売中のがありますが...189万...手が出ない^^;)
プジョー204・プジョー304をお送りします!


ie、このクルマ大好きなんです!
何が好きかといいますと...かつてのプジョーの印象ともいえる「実直さ」があふれているところです。


いまでこそプジョーはスポーティなイメージが先行していますが、
実は205のデビュー(1983年)より前は、地味な実用車をパリから遠く離れたアルザス地方で
コツコツとモデルチェンジもせずに作り続けている同族経営の堅い会社...という感じだったのです。


「地味で実用的」。でも、そこはやはりフランス車。
ウイットに富んだデザイン、すぐれた機能性と抜群の乗り心地、
そして耐久性を持っていて、素晴らしく魅力的。204はまさにそんな1台に思えます。



プジョーといえばサンルーフ!という時代。カタログに載っているクルマも
もちろんサンルーフ付き。



第二次大戦後にデビューし爆発的に売れた大衆車203の後継として
204はプジョー初のFFモデルとして1965年に登場。
ところで、メインの駆動方式が3社ともに違っていて興味深い時代です。
すでにシトロエンはFFを採用していて、方や、ルノーはRRが主流。
で、プジョーはFRがメイン。
1980年代終わり(厳密には1990年)まで505を作り続けましたから、FRの印象がとくに強いですよね。




いまでもフランス車といえばワゴン、のブレークモデルはこの当時から用意されていました。204ブレーク。
長いホイールベース(全長4m以下なのにホイールベースは2.6m!)とボディ(オーバーハング)のバランスが絶妙。



プジョー204のエンジンは「古いフランス車のエンジンはOHV」という印象を覆す、
オール・アルミのOHC4気筒、1.1L。
ルノーは初のFFたるR4で縦置き、シトロエンも縦置きの時代に
204は横置きを採用していたのも特筆に値します。
搭載方法はイギリスのミニの拡大版、ADO16シリーズに影響を受けたと言われています。




204のデザインはピニンファリーナ。406、306までのデザインを受け持っていましたよね。
プジョーオリジナルもいいですが、ピニンにはピニンのもつ美しさがあります。



小粋なクーペやカブリオレもわざわざホイールベースまで短くして用意されていました。
実直で実用的を柱とするメーカーなのに、プジョーは必ずと言っていいほど
カブリオレとクーペを用意する「粋」なメーカーでもあります(^^




このなんともいえない楕円のまなこと、全体の丸さがゆるい感じがして好きなのです...。
虚飾がなく簡素でありながら上質でことも、このころのプジョーの魅力だったようです。



で、続いて、プジョー304。
ひとクラス上に用意されていた404(1960年登場)とのギャップを埋めるべく1969年に登場したのが、304です。





とはいえ、ご覧の通り顔は504風でモダナイズされていますが、ボディシェルは204そのもの。
R8に対するR10のような存在です。
エンジンは204よりもひとまわり大きな1.3Lが用意されました。


トップの絵にあるように、304にはブレークもあります。ただし、リアエンドも
新規造形した304ベルリンヌに比べて、ブレークは顔以外204そのままのデザインですね。


また、ブレーク同様に、304にもクーペとカブリオレが存在しました。
基本的な成り立ちはブレークと同じで、顔だけ違う感じです。






個人的にはクーペとカブリオレは304のほうがまとまっていると思います。


304は後継の305(日本ではマイナーの極み)が登場したあと、
1979年に生産中止になりましたが、外観はほぼこのままだったようです。
80年代に届く寸前、いや205がデビューする数年前までこの姿の新車が買えたのね...すげー。


>>ちなみにこれがプジョー305。505に似てるからFRっぽいんですけど、FFです(^^;



>>さらにちなみに、この305、思い切り日本ではマイナーなんですが、フランス車初の4段ATの採用や、
いまでこそ普通にプジョーで採用されているエンジンの横にミッションを置くエンジン搭載方法や、
プジョーのスポーティイメージのはしりともいえる「GT」を用意するなど、
プジョーの次世代への橋渡しとして、結構重要な車種だったりします。


>>304のディーゼルなんて乗ってみたいな...。ってNOXにひっかかっちゃうのか(涙

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【ルノーな話】拾った画像で縦サンクまつり。

2009-12-12 | ルノーな話。




いやあ...70年代のルノーってなんであんなにいいのでしょうね。

なんでしょうね、鉄が薄く見える感じとか...
このいいようのない「切なさ」とか...
飾り気ないのにユニークで愛らしく、
でも合目的的に設計されているあたりとか...。
そして乗れば安楽椅子がお出迎え。
小さい車でも信じられないほどまっすぐ走るし、
ほんとうに疲れにくい。
そりゃあ、NVHは、いまのクルマに劣りますよ。
だけど、人間が快適だなあと思う領域は、
きっとこのころのルノーも負けてない...。



ということで、なんだか妙に縦サンクが懐かしくなった今夜は、
拾った画像で縦サンクまつり(^^;




初期の初期。たぶん、TL。
初代サンク本来の姿の3ドア。
内装が後期型と全然違いますね。シートはどんな座り心地なのだろう?




R12とかもいる、夢の国のような光景...なんだけど、いったいどんな
シチュエーションなの?これ(爆
奥のトラックはサヴィエム。手前の白いのはたぶんプジョー504だ。





同じくTL。ソリッドなマンダリン系のカラーリング、
同系色のビニールレザーの内装。たまりませんね。

ちなみにTLは956cc。




79年に追加された5ドア。これは日本でもおなじみのGTL。
ちなみに「GTL」の「GT]はGrand Touring の意味ではなく、「G(Grand=グラン)+TL」なのがルノー流(^^;
こりゃまたいい色だなあ。





こんな風に乗りたくて、ie、縦サンクほとんど洗わなかったです(汗
だけどさすがに本国の「どうでもいい」感はすげえ...。かないません。





レザールーフ、アルピーヌ用ホイルなどが決まってますね。
銀の縦サンクは日本ではあまり見ないので新鮮。

本国では1983年以降、このようなスポイラー一体型バンパーになったのですが、
日本に入ってきたモデルは1983年以降も丸いバンパーのままでした。
ieはむろん丸いほうが好きです(^^




しいさんやぴよりさん号を思わせる白い個体。
バンパーが灰色になっているあたりもたまらなくかっこいい(うっとり
小さい初代ヤリスと比べても縦サンクはさらに小さいのがわかりますね。




>>ということで先日のpub(ピュブ)シリーズも放置で思わず一気に
と投稿しちゃいました。

>>ああー、縦サンクやっぱりいいわ~。
出物ないかしら...って今は買えないんですけども...。



>>たぶん10年くらい前のFBM。R9と一緒に行きました。いい思い出です。
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【フランス車】安い中古乗り継ぎ魔の妄想。

2009-12-09 | フランス車全般。

中古車乗り継ぎ大好きのieです...。

いま旧型前期のC5に乗っているんですが
それでも「悪い病」は消えないわけで、
今日も今日で中古車サイトなどをうろうろしております。

いえいえ、C5に飽きたとかではないんです。
悪い病、というのは、新しいクルマに乗れば古めが欲しくなり、
シトロエンに乗ればルノーが欲しくなり...という...
これまたタチのわるーい例のヤツなんです(涙


1台を大事に乗らない、と言われてしまえば確かにその通りなのですが、
でもそのぶんいろいろなクルマを経ることも出来て、それが自分の地と肉だったり
糧になっているわけなので、こればかりは、やっぱりなかなか止められない
(C5はそれを切るために買ったはずだったのですがw)。

というわけでそんなクルマはいっぱいあるんですが、今日は最近ぐらぐらしてる
実際にすぐにでも手に入りそうな2台だけ、書きます...(^^;


まあ、買えないんですけどもね(でも来年10月、C5の車検が切れる...)。



■ルノー 初代ルーテシアRN/RT




お恥ずかしい。今になってこのクルマを渇望しています。
ルーテシアは初代も2代目もものすごくいいですよね。

初代に関しては買ってもいいなあと思いつつ、何度か買おうと思ったこともあったり、
それなりの個体に出会ったりもしてきたのですが、ここまで乗りたいと思うことがありませんでした。
ieもまだまだ青いです...。




シャレードに似てるって言われますが、そうかなあ...。



16V もむろん欲しいのですが、ie的キャラクタからするとどうしてもRNかRTになってしまいます。
イエローバルブと黒いナンバーが「正当に」付けられる(←これ重要)、
ツルルノーなのに実はギザの時期に出た一台。

気がついたら市場では絶滅種みたいな存在に....
なんというか、玄人好みな感じもいい...。



R19と同時期のクルマなので、トラブルもなんとなく想像がつく。
予防的部品交換なども出来そうだが。これも、エアコンは効くのか?うーん。
クリオのエンブレムにして、イエローバルブにして、バンパー黒にして乗りたい。





この個体は18万...えらい安いな...
見に行きたいけど松山は遠いよ~(涙

いま市場には5MT+5ドアのRTもある。これは惹かれるが、ちと高い...かな。




■プジョー 309SI/ブランシェ



ああー、イイ。たまりません。
GTIじゃない309...。5ドアハッチで使い勝手も上々。
適度なサイズ、端正なデザイン、実用車然としたたたずまい。
良質な、実直な、昔のプジョーぽさ。

実はタルボとして開発されたという歴史も持っていたり。



こういう、なんでもないプジョーが好きなのです。
なので、205もATとか、SRDとかがあったら欲しいです。
しれ~っと、クルマなんて興味ないですって顔して乗りたい(うっとり
洗車なんかしてやらないんだから(謎

沖縄まで見に行きたい気分です(汗


>>ほんとは妄想対象はいっぱいあるんですけど、
長くなってしまうのでこのへんにしておきます(汗

>>といいつつ、もう1台。初代セニックもいいねえ...
これもずーっと欲しい一台。ATの心配、マイナートラブルなどありますが、
乗り心地、シートの出来、車内の広さ、アレンジの楽しさ、司会の広さ、
デザインの良さ、ねばっこい直進性など、魅力がいっぱいです。



>>さすがに台数も減ってきましたね。
ダブルサンルーフは候補から外せないです。
となるとこの個体...。色も白でもう、たまりません。
タイベルとかセンサー系を替えたい走行距離ですけれどもね。
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【セダン蒐集癖】Vol.208 GT-Rはセダンに限る!? スカイラインR33GT-Rセダン

2009-12-07 | セダン蒐集癖。




ieのいちばん好きなGT-Rは、ハコスカです。
スカイラインといえばクーペですが、ie的にはセダンのほうが好きです。


なので、たとえオーテックが出したものであったにせよ、
GT-Rが4ドアで復活すると聞き、実際出た時は「おおー」って思いました。


それがこのR33 GT-Rの4ドアバージョンです。
正式名称は「GT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー」。
2ドアのGT-Rをベースに4ドア化。
リアのフェンダーはノーマルの4ドアのままとはいかないので、
ドア~リアフェンダーまで専用で再設計!
派手なリアスポイラーもなく、エレガントな雰囲気さえあります。
和製M5的なイメージ。でも中身は寧猛なGT-Rそのもの...うーんイイ。
まさに羊の皮を被ったおかみ、じゃない、狼。

生産台数も400台+という希少性や、
ちゃんとメーカーから販売された車なのに形式名が「BCNR33改」ってのもかっこいい。



>>速いハコっていうのはいつの世にも常に需要があって、
パナメーラなども次々と生まれています。
現行のGT-Rももう少し内外装をおとなしくシックにした4ドア版を販売したらどうだろう?
売れるような気がするんですけれども。
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【セダン蒐集癖】Vol.207 あふれ出すスバルらしさ 3代目レオーネ(AA系)

2009-12-02 | セダン蒐集癖。

いやあ、ついに見つけちゃった...レオーネ(AA型)。


レオーネらしさの残る「インプレッサ・アネシス」、
初代レガシィの素セダンなど
いくつかレオーネに絡むクルマを出してきましたが、ついに本物です!








渋すぎる...この「オーラのなさ」というオーラのすごさは何だ(汗



しかもフェンダーミラーだよん!色もソリッドブルー。
まるで北国から出てきたかのような姿...。
かなりツボをつく仕様なのです!


ほんとに見かけなくなりましたね、レオーネ。

ひとむかしまえはレガシィなみに?走っていましたよね。

四角いながらも味わいのあるデザイン。
クリーンな6ライト・ボディに、妙に高めの地上高。

車内は意外なほど広く、ダッシュボードのデザインがこれまたいいんだ(^^;


エンジンもいまのレガシィやインプに比べて、
明らかにフラット4ですってサウンドを放つ!


さすがに日本の外車メーカーといわれるだけあって(要出典w)、
時間がたっても味が出ますね。
何しろ、市販末期のマイアのころにもう味わいたっぷりでしたからねえ...。

何にも飾り付けもせず、洗車もせず、ゴムのカーペットのままで
雪国で乗られていた「正しい姿?」で乗ってみたい...。


これこそまさに実用車というのですねえ。



>>このレオーネはエアサス仕様とかありましたよね。
ソアラよりも前に搭載されたんです、実は日本初の量産車搭載だったとか(^^;
シトロエンのハイドロも顔負けのセルフレベリングまで
やってのけたってんですから(任意で車高の上げ下げもできた!)すごい。





>>でも皮肉にもこのセルフレベリングがおかしくなって斜めになってるレオーネを
よく見かけたものです(涙
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【ルノーな話】世界の5指に入るというR16を見に行ってきました。

2009-12-01 | ルノーな話。



あれもこれも乗りたい病が万年発症中のieです(汗



先日R16(ルノー16)のpubをyoutubeから紹介したのですが、
R16については言うまでもなくもう何年も前から「いつかは欲しい」
1台に含まれております。


マイミクさんにもオーナーがいらっしゃいますし、
年式は80年代ながらも中身は完全に旧車だった2CVにも長年乗っていましたし、
なんというか、R16はクラッシックの範疇に入る車なれど、
夢の延長上にいつも比較的近くいるクルマなのですね。



で。

先日のエントリーの記事にwspace3さんがコメントいただいていたアレ...
大田区のクルマ屋さん、「アウトレーヴ」にある「世界に5本の指に入るだろうコンディション@カーマガジン」
R16TSを見に行ってきてしまいました(^^;





あいにく携帯カメラしかないので写りもイマイチ、しかもieの携帯カメラは広角に弱いので、
店内にある新車のようなR16の全貌を撮りきれませんでした。




車検が新規で3年ついて、プライスは228万円。
R16の国内相場としては高めかな?
でも、この価格に見合うほどに、ほんとに綺麗でした。
レストア車ではないとの事です。オールドタイマー誌でいう、原型未再生車。

で、しかもフランス時代の素性が明らか。
フランス時代のオーナーはR16のクラブの方だったそうで。


内装も新車そのものといった状態!ダッシュのわれ、ゴム類の劣化などが
ほぼ見られないのです。窓もするする降りるし、シートも前後にスムーズに動くし、
背もたれも動きが渋くない!
レザーシートもヘタリ・汚れもないんです。
正直、驚いた!





そして店には、R14が。
このクルマは拙ブログにも何回か登場していますね。
まさかここで再開するとは...。
1回目をしたきり(すみません...)の第1回ギザルノー会で見て以来でしたが、
外装はかなりきれいになっていました。




店内はこんな感じでフランス車好きには天国のような空間。
R16の隣に鎮座するGSもただものではなく、なんと1015ccの最初期モデル。
でこれで他にフエゴもあるのです。すごい店だ(^^;



>>ひさしぶりに見たR14は、実車を見るとほんとうに「洋梨」みたいでした
(R14はデビュー当時洋梨に似ているというCMをうっていた)。
平板なイメージのあるサイドの面が思った以上に張りがあってかっこよかった。
プライスは車検2年付きで88万。
ああ、血が騒ぐ~。





>>R14、ギザルノー会にて。そしてR14、R9、R19が並ぶ奇跡のシーン...(涙
まさに一期一会になってしまいました。



>>ギザルノー会もはや3年前...。もう一度したいが、いまギザルノー、いや
ルノー自体に乗っていない自分には開催する権利が無いのです。
復活したいなあ...。でもC5もいいクルマなんだよねえ...
灰泥の魅力も深いんですわ...。仏車は罪な乗り物です。





コメント (13)
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