最後のサニー、B15型です。
B14型でいちど欧風のパッケージになったかに見えた
「元祖3ボックスセダン」の典型のようなサニーでしたが、B15型になって再び
トラッドサニーのような完全な3ボックス形態に戻りました。
2世代前のB13型もザ・セダンという形でしたし。
やはりサニーはこれだ、ということだったのでしょうし、
サニーはこうだ!って感じは確かにします。
いまだに街中でもよく見ますし、
当時もそこそこの販売台数はあったとは思いますが、
カローラの後塵を拝する状況にはこの世代でも変わりは無く、
世はミニバンなどユーティリティ車の時代、
すでにファミリーカーとしてのスタンスも失いかけ、
上質な内外装を持っていたものの
「サニー」というクルマ自体が古くなったと判断した日産は、
ついに伝統のビッグ・ネームに幕を下ろしてしまったのでした。
まさにゴーン改革の大ナタを振られた一台でしたね。
後継はもちろん、Tiida(ラティオ)です。
このチェンジはie的には成功だったとは思うのですが、
サニーの名前が消えた(2004年)ことへの寂しさは
まだ消えていません。
ところで、この写真、後期モデルと前期モデルが珍しく並びました。
そういえばあまり見たことないです、こうして並ぶこと。
日産のデザインがプレーンかつソリッド、そして大胆になっていったころの
マイチェンを経たサニーも、違和感なく新世代日産デザインの仲間入りをした、
って感じです。
>>そしておなじみ北米仕様コーナー(パチパチパチパチ
>>セントラSE-Rを二態。
前期型。
>>後期型。
>>短いホイールベース、小さなキャビンに長い前後のオーバーハング。
でも、それもまたかっこいいサニー・セントラなのでした!
>>B15サニーもこのくらい思い切ったマイチェンすれば
ひょっとして命脈を保った?
....それはないかあ....