ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1044、留学

2011年01月25日 | Weblog
1030、124万人」でアメリカに留学する若者は減っている、と書きました。
アメリカの名門、ハーバード大学の日本人留学生は大幅に減り、中国人や韓国人が多くなっています。
これでは世界の中での日本の位置が低下するばかりです。
明治維新以来多くの日本人が海外に留学し、日本が世界に肩を並べていきました。
2009年から2011の3年間に渡ってNHKのドラマ「坂の上の雲」が放送されました。
これは「竜馬がゆく」と共に私が愛読した作家司馬遼太郎の代表作をドラマ化したものです。
松山出身の秋山好古、秋山真之の兄弟と、正岡子規の3人を中心に、変革期の日本を描いています。
日本の運命を左右する日露戦争を中心に描かれていますが、ここに登場し日本の運命を左右した若者たちの多くは海外で学び、人脈を築いていきます。
日本海海戦で勝利をおさめ、戦勝ムードの日本でしたが戦費は底を突き、一刻も早く停戦に持ち込む必要がありました。
この時活躍したのが金子賢太郎です。
金子は日露戦争当時アメリカの大統領だったセオドア・ルーズベルトとハーバード大学の同窓で、旧知の間柄でした。
金子はルーズベルト大統領に停戦の依頼をします。
ルーズベルト大統領の仲介で停戦が実現しますが、このとき停戦協定に持ち込めなかったら両国の国力から見て日本は苦しくなっていたでしょう。

上の写真はロングアイランドにあるルーズベルト大統領の別荘で、現在は博物館になっています。
我家から車で30分ぐらいのところにあったので何度か行きました。
258、テディベア」を参照

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