ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

154、ドミンゴと鉢合わせ

2008年07月07日 | Weblog
ニューヨークに住んでいるとき、私の上司はミッドタウンの高級マンションに住んでいました。
イーストリバーが一望できる最高のロケーションでした。
私は時々このマンションを訪ね、その日ロビーでエレベーターを待っていると、一人の男性が降りてきて、私たちの前を歩いて行きました。
「今の人を知っているか?」と上司が聞くので「知りません」と答えると「今の人は、プラシド・ドミンゴで、このマンションに住んでいる」と言っていました。
このブログでも何回か書いていますが、私はニューヨークにいたときはオペラには興味が無く、メトロポリタン・オペラを1度も見ませんでした。(今考えると残念)
3大テノールはニューヨークでも人気があり、テレビやラジオから彼らの歌声は流れていました。
オペラオンチの私も3大テノールは知っていましたが、その顔を見分けることは出来ませんでした。
パヴァロッティは特徴ある顔なのですぐ分かりますが、カレーラスとドミンゴを見分けることはできませんでした。
私の上司はクラッシク好きで高級オーディオを持ち、オペラを見に行ったり、NYフィルを聴きに行っていました。
ドミンゴの顔もよく知っていて、同じマンションに住んでいるのを自慢していました。
普通、音楽関係者はリンカーンセンターやカーネギーホール、ブロードウエイに近いウエストサイドに住んでいますが、ドミンゴは何故かイーストサイドに住んでいました。

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