ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1209、何を今さら

2011年07月08日 | Weblog
電力不足が深刻な現状で海江田経済産業相は、玄海原発の再稼働を要請するため6月29日に佐賀県を訪れました。
運転再開について「国が責任を持つ」と地元自治体に確約しました。
地元自治体は前向きに検討していましたが7月6日、菅首相は突然「新ルールを策定するまで再稼働の判断を保留する」と発言しました。
苦慮の末、地元自治体が受け入れを表明したものを「何を今さら」という感じです。
原発を抱える他の自治体でも困惑が広がっています。
経済産業相は菅内閣の一員では無かったのか?
これで菅内閣での原子力発電の再稼働は無くなりました。
何もやらずに自らの延命を図る、菅さんの面目躍如です。

その前日の5日には松本復興相が就任から僅か9日で辞任したばかりです。
被災地の知事に対する態度は高圧的で「え、これが復興相?」、と目と耳を疑いました。
未曽有の震災の復興を担当するには地元と一体となって、それこそ全身全霊をかけて当らなければならないのに、その覚悟も自覚も無かったようです。
最も、退陣を表明している総理のもとでは身が入らないのも仕方ありませんが、復興は遅れるばかりです。
1174、技量審査内閣」を参照