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初 御嶽登拝

2010年09月05日 00時29分19秒 | 家族
昨年、一面に広がる雲海の写真を見てヨメが「来年は私も御嶽山に登る」と言う。さて、今年はどんな風景がわれわれを迎えてくれるだろうか。

 午前2時に起きて準備でき次第出発。行きは親父の運転で自分は仮眠モード。実は残業が長引き家に帰るのが遅くなり、しかも寝る頃になって家の外がやかましく、布団でごろごろしているうちに目覚ましが鳴った。つまりほとんど徹夜状態。そんなわけで少しでも寝ようと頑張る。

 里宮神社に到着して今回の登山の無事を祈る。このときヨメは車の中。再び田ノ原に向かって登っていく。
 5時頃になり、周りがだいぶ明るくなってきた。暦では松本で5時15分の日の出。御来光を拝むべく、駐車帯に車を止めて待つ。


諏訪方面は雲海の中。見えているのは車山、蓼科山

中央アルプスからのご来光。ヨメは一瞬見てまた夢の中へ

 田ノ原に到着してまずは朝ごはん。昨日買って持って来ていたパンを食べて備える。御山はすでに登山客の姿でいっぱいだった。

 準備して6時20分に登山開始。ヨメも元気に歩き始める。快晴、風はほとんどない。

 あかっぱげを通過する頃、お袋がだいぶへばり始める。自分にとってもまずはここまでがアップみたいなものでかなりきつくなる。ここを過ぎたらゆっくり確実に登るようにしている。ヨメは親父の後をついて登っている。今のところ大丈夫そうだ。
 この日は本当に天気が良く、しかも空気が澄んでいて中津川、恵那どころか名古屋市内まで見えた。いや、本当に!


画面中央が名駅ツインタワーでその左隣が新豊田ビル


富士見岩を過ぎてから。富士山もこのとおりくっきり

 一口水を過ぎたくらいからヨメがへばり始める。六根清浄の掛け声をかけながら登るが大変なようだ。9合目附近でお袋とヨメ、親父と自分の二手に分かれる。自分たちは毎度のコース、王滝頂上から覚命堂経由で頂上へ。ヨメたちはそのまま頂上を目指すコースだ。
 王滝頂上から覚命堂へ横断するルート上には雪渓があるのだが、今年はとても小さい。今年がどれだけ暑いかがわかる。

 覚命堂で参拝し、頂上へ向かう。御山は快晴、本当にきれいな空だ。セントレアから上がった飛行機が何度も通過して行った。
 最後に頂上の階段に差し掛かったときにヨメのお尻が見えた。どうやらほとんど時間がかわらなかったようだ。いつもならお袋が先着しており結構待たせたものだが、今回はお袋がだいぶえらそうだったからな。


9時40分登頂 名古屋方面


八ヶ岳、南アルプス方面


乗鞍方面 何回も登っているけどここまできれいに見渡せたのは始めてかもしれない。

 ここでヨメの状態が急変する。それまでは何とも無いようだったのが急にお腹が痛くなり始めたようで一気に顔面蒼白となる。帰りが心配だな。
 頂上でおにぎりを食べて体力回復。しかしヨメは1個を食べるのが精一杯。チョコレートも一個食べていた。

 10時20分頃下山開始。両親には先に下りてもらうようにして、ヨメのフォローに入る。石段を降りるときの振動がお腹に響くようでかなりきつそう。途中ですれ違う登山客にも心配して声をかけてくれた。ありがとうございます。

 なんとかあかっぱげまで降りてきてあと一踏ん張り。大江権現を過ぎてからは途中で白目をむきそうになるなどかなり危険だったけど下山することができた。最悪ドクヘリを要請することまで考えちゃったよ。到着時刻は13時頃だった。


 車に戻ると、両親が先にお茶を飲んでいた。ヨメもお茶を飲んだりしてようやく回復。
 帰りは自分の運転。八海山と十二権現、清滝不動をお参りして御嶽登拝は終了。牧尾ダムに寄ってダムカードをもらう。思ったよりもダムに水が無いので聞いてみると電力需要の関係と秋雨前線に備えて水を減らしているとのことだった。この異常な暑さ、発電所と名のつく物はすべて稼動していることだろう。
 日野製薬に寄ってお土産やら薬やらを買って帰路につく。怖い話だがここからの記憶はあいまいだったりする…。


 来年はもう行かない!とヨメが言うかと思いきや、また来年も行きたいという。体力をつけてまた行こうね。
コメント
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