AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Appleの世界地域活性化(5)

2017-04-21 18:39:02 | 世界標準の消費価値







マス媒体とソーシャルメディアとのクロスメディアは、今の時代必要な事です。
MITのメディアラボの創始者 ネグロポンテ教授は、後進国で電気を使うにも支障がある国にも、インターネット環境さえあればmoocインターネット講義に参加できる様 ラップトップ パソコンをを配布しています。そういう意味、グローバルとローカルのクロスメデイアを考えていかないと世界市場を拡大出来ないのも事実でしょうし、教育が一番重要なことも判ってまいります。
フィリップ ・コトラー教授「マーケティング3.0」は、世界がグローバル化していく事は、あるところは1.0にも満たない場所だったり、社会的欲求の2.0だったり、「如何に社会と関われる、貢献できるか」の3.0だったり、その先を求めている4.0の方々もいるとは思います。山下英子さんが提唱した断捨離もそう言う事だと思います。

Appleはこれまで、TBWA社と組んで、世界統一のメッセージを各地域ごとに翻訳する「ローカライズ」により広告キャンペーンを展開してきました。

TBWAは、大規模広告キャンペーンへの関与は続けるものの、ロサンゼルスや東京のチームは、リソースを地元マーケットに割り当てるよう指示されている模様です。
最近はリオのカーニバルに合わせた広告を公開していました。





Appleとしては、世界共通のメッセージを訳したものではなく、各地域の顧客をターゲットにした広告に予算を割きたい考えです。
思いますに、広告表現にしてもその国の文化を知らないとアイディアや発想は生まれないものです。またSNSとしての映像ツールYouTubeには計りし得ない拡散力があります。
米国中心のスタンダードから離れていくのは当然の事だと思ってしまいます。
トランプ大統領の様な「強いアメリカを再び」そんな事はあり得ないことを理解すべきです。