AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

3.0から4.0 全てが誘う先(8)

2017-04-08 18:21:01 | 世界標準の消費価値
考えてみますと、クライアントからオリエンを聞きまして、クリエーティブ戦略や、アーケティング戦略、Web戦略を作る上でも「AIDMA」も「AISAS」にしても果たしてマーケティング3.0でコンセプト作りをしていたかどうか?私個人としては「やってきていなかった。」と思います。
ターゲットを自己の経験値にてコンセプト テーマ タグライン抽出していたと反省もしております。お客様中心の発想とは、その言葉の通りお客様を基点としてあらゆることを検討することd です。お客様中心の発想をするための3つの分析思考が戦略チャートの基本と言えます。

ペルソナマーケティングを活かした戦略は「Soup Stock Tokyo」ばかりではありません。







大和ハウス工業は、2002年、建築家・鈴木エドワード氏と共同でエディハウスという商品を開発しました。この商品のペルソナは、デザインへの感度が高いユーザーだったため、インテリア雑誌等で広告を載せたり、見学会を催す等をして、直接商品を見せることができるようにマーケティングを実施しました。またペルソナのニーズに応えられるよう、商品自体のバリエーションを増やし、土地の広さにも柔軟に対応できるような商品設計をしました。結果、特設Webサイトの立ち上げ時と1年後を比較した時に、Web会員登録数は約5倍になりました。
(http://liskul.com/wm_personam6-5104から一部引用させていただきました。)

1.「リアルにイメージできる1人のお客様を考える」

これまでのマスメディア的なマーケティング方法では40代主婦層、F1層といった大枠の顧客セグメントでターゲットを設定してきた。しかしその大きな枠組の中ではお客様のリアルな生活や悩みや人柄が見えてこない。

お客様中心の発想をするためには、お客様が具体的にどんな人物なのかが明確になっていなければならない。具体的にどんな生活を送っているのか、どんなことに困っているのか、どんなことが好きなのかなど、人柄や普段の生活スタイルなどを具体的に明確にする必要がある。

ペルソナサンプル

このような商品・サービスをお届けするターゲットを詳細に描いた人物像を以前述べた様に「ペルソナ」と言います。ターゲットとなる顧客セグメントの象徴的な人物を具体的に描くことで、ターゲットの共感ポイントや、行動パターン、大切にしていることなどが明確になります。
そのためターゲットにとってどんな商品が魅力的か、商品を通じてどのように生活が変化するのか、その届け方はどうすべきか、などが考えやすくなるのです。


2.「お客様が共感する新しい暮らしを考える」

ペルソナが明確になったら、ブランドがペルソナに届けたい新しい暮らしを考えます。なぜ暮らしを考えるのか?自分の買い物や生活のシーンを想像してみることから、消費者の動向に更に深く洞察できるのです。

シーンメイキング

何かのマニアでもない限り、私たちはものを買うとき、その「もの」が自分の生活に入ってくることによって、生活がどれだけ素敵なものになるかを考えているはずです。つまり、ものではなく「もの」を買うことによって得られる「新しい生活」を買っているのです。

3.「ペルソナを基点に商品やプロモーション施策を考える」

ペルソナに理想的なライフスタイルで生活してもらうために、自社の商品・サービスがあり、店舗があり、プロモーションがある。つまりペルソナを基点として、ブランドが届けたい価値を商品や店舗、マーケティングをどうすべきかを検討していくことです。

人間中心設計

これは、これまでのように商品から発想し、商品の魅力をどう顧客に届けるのかを考える思考の流れとは全く逆の発想だ。ペルソナの共感ポイントや生活スタイル等に合わせて、お客様が喜ぶ・価値を感じられる商品やサービス、関心をもってもらうためのプロモーション施策を考えるのです。このようにペルソナからスタートすることで、より顧客目線の施策やメッセージ、商品企画が可能となります。(http://ikigoto.com/digitalmarketing/blog/post-6/ ペルソナマーケティングより一部引用させていただきました。)
コトラー教授の「マーケティング戦略」にしても「ペルソナの思考分析」にしても
Mind Mapを使えば効率よく分析シートが作れます。