AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

「フケイヤイヤ!」⑴

2019-08-24 14:10:42 | アイディアのIdentity

中途採用で代理店に入り、東京駅からずーっとコピーやCM企画を考えて横須賀駅に何度行ってしまっただろう。そのくらい夢中に考えていた。ナック(現ナックイメージテクノロジー社)CGの研究開発からやっていた事は映像関係シュノーケルカメラのフォーカシングもやっていたが、基本広告を馬鹿にしていたので、その奥の深さには自分の甘さもひしひしと感じていた。ライオン日立家電麒麟と動物園と言われたHCD部(中部支社長常務)には尊敬に値する先輩ばかりだった。そこで両国のライオンさん特にF部長とTさんには、良い意味で扱かれたものだ。「ラジオCMが出来ないものはテレビCM企画は出来ない。」と言われていたが、ライオンさんでコピー修正がかかる。そこで一緒に書くのである。そしてバタバタとスタジオに入るのだ。先輩のお蔭もあり、入社1年目から賞を受賞させて頂いた。そして、エメロンエチケットシャンプーで先ずは、ACC秀作賞(優秀賞) TCCにも掲載された。そして同じく翌年ACCシリーズでACC賞を受賞したものが、冗談で出したTCC電波部門新人賞に入ってしまった。賞は3年同じ商品で受賞しないと誰も本物と思わない。1年目「まぐれじゃないの?」2年目「あれ?また取ったね?」3年目「本物だった!」となるのである。

 

 

 

アラブ首長国連邦首脳部のサーチ&サーチが作成したポスター広告だ。同じフケトリシャンプーである。Emirates for Head & Shoulders。

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