AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

不寛容国家の劣化ウラン弾(4)

2017-03-25 16:34:40 | CGMの感染力





在職中 某有名お酢の企業も担当しておりましたが、その時の「手巻き寿司キャンペーン」はテレビCMはとんねるず、「土曜日は手巻きの日」で土曜日朝刊のラテ面10段を全国通しでやりました。その際、「ガイコクジン !ガイコクジン!」と呼ばれる米国人のご主人に変わって奥様からお手紙が届きました。宣伝部からお詫びの書状を作ってくれと言われた事を思い出します。手紙ならまだしも、このSNSで拡散されたらクライアントにとってたまったものではありません。
匿名を良いことに滅茶苦茶に書き込む連中が増えたのです。



「太平の眠りを覚ます上喜撰 ( じょうきせん )、たった 四杯で夜も眠れず」
ペリー来航の際の狂歌として習いましたが、ペリー来航時に詠まれたものではなく、ペリー来航から25年後の明治11年に詠まれたものだそうです。
要は明治政府が仕組んだ今で言うところの拡散 「江戸幕府の狼狽」を描いたものでした。
当時 幕府の要人 松平忠固は英国による中国支配を既に知っておりました。
中国の様にならない為には、米国との交渉を考えていたのです。当時の幕府にとって一番の厄介ごとは、水戸 徳川斉昭でした。何故なら尊王攘夷を唱えていたからです。
明治維新後 明治政府が威信をかけた長薩政府のデマだったのです。
要は何時の時代も「嘘」は拡散されます。話が逸れましたが、セロトニントランスポーターを知ったのは、脳科学者 中野信子さんのダイヤモンド社の記事でした。(http://diamond.jp/articles/-/94036「鎖国」によって日本人の遺伝子は変わった!?【対談】中野信子さん×林要さんより引用させて頂きました。)このセロトニン遺伝子を分析しますと、白人黒人は L型です。アジア は短いのですが、特に日本人は短い遺伝子だそうです。「神経細胞がいったん放出したセロトニンをリサイクルするたんぱく質。これが多い人は楽観的で、少ない人は心配性である」アジアの中でもその短い遺伝子が集まったのが日本人なのです。



S型の特徴(日本人の98.3%が保有)S型は短く、L型よりも遺伝子の発現量が少なく、不安や恐怖を感じやすく、慎重で三歩先を考える、いわゆるネガティブ思考に近いんです。内向性性格遺伝子と呼ばれます。(https://mamasup.me/articles/40094 一部引用させて頂きました。)
事実日本人は心配 不安症の方々が多いのです。そして人と目立つ事を多くの方が嫌います。
これは教育にも現れており、NHK 「白熱教室」でもご覧いただいた方々はお判りの様に、
海外の学生達は授業を終わっても教授に質問攻めです。米国の大学在学中に驚きました。
ところが日本は、教鞭に立つても誰も質問して来ない。でも授業が終わった休み時間に目立たない様に聞いてきます。これは小中高と突出して育たない様にした「教育の軍事訓練と変わりがありません。」
正確に伝達できる。言われた事だけを守る。そういった教育が求められてきたのでしょう。そこにSNSの匿名性も加わり、不満を持つ方々が書き込むのです。明治維新が行った事そして今の政権がやろうとしている事が垣間見えます。