AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

後の祭りの経験談 (3)

2012-02-09 01:33:15 | 学問のススメの涙



これも学生の頃の話。当時 西澤 実先生のゼミを取っていた。師は前脚本協会理事長。
NHK創世記のラジオドラマを通じて、多くの役者、アナウンサー、シナリオライターを育ている。御高齢の今でも朗読集団「ぷれさんぼうず」を主催している。
ラジオ番組の基礎を故呉先生 現橋本教授から学び、ドキュメントの神髄を西澤先生から学んだ。
西澤先生のご紹介でNHK ラジオドラマ班のテープ出しのアルバイトをしていた事がある。元々、ミキサー志望だったのでとても勉強になった。特に「鉄の伝説」の千葉ディレクターにはお世話になった。本読み顔合わせで役者、ミキサー 音効などがはじめて一同に集まる。演出家は各配役人の年齢、性格、相関関係を伝える。家の間取りを話し、電話の位置、犬の名前や歳そして繋がれたリードの長さまでも正確に伝える。その指示をを受けて効果マンは音を創り上げるのだ。これは勉強になった。ラジオCMの世界ではそこまで支持しない考えてみれば、設定を声優や俳優から聞かれる事も多い そこまで考えてCMコピーを書くライターももう数少ないとは思うが、そういう配慮は必要だと思う。誰に演じて貰うのか、森本レオさんにお願いする事が多かったが、森本さんのしゃべるであろうナレーションにしていく。そういう事が求められた時代だったのかもしれないし、良き先輩や互いに賞取り合戦で研鑽できた強剛な仲間がいたそんな、時代だった。