AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

虐待の目線(3)

2014-02-04 22:14:44 | アイディアの屋外観戦
車の中でしょうか、、、。このチョコレートの感じは欧米で誰もが知っているキャドバリー デイリーミルクでしょう。でも「ワンピースの中見せてくれない、、、?」と書かれています。
「あなたの周りに幼児虐待者はいませんか?」




虐待の目線(1)

2014-01-31 14:29:46 | アイディアの屋外観戦



DJ「レモンさん(山本シュウ)が、子どものリアルな声と向き合うラジオ番組、TBSラジオ「全国こども電話相談室・リアル!」が人気だそうです。子どもたちからの電話相談を聞いていると、思わぬ事実が見えてくることもあります。2008年に終了した40数年に渡る夕方の「全国子供相談室」は、無着 成恭先生を始め、子供達の疑問「何故空が青いの?」もっと難しい「お母さんはなんでお母さんなの?」哲学的な疑問から高僧との問答みたいな疑問も多かったです。
今は、子供達の問題「苛めや、家庭内虐待まで」子供達の相談から学校•家庭環境等も観えて来るそうです。今回はそんな「子供の虐待をテーマにした広告表現」を探っていきます。
スーパーに行っても狂った様に怒りつけている母親も多いです。自分のフラストレーションを子供に向けているんですね。先日 アニメーターの月岡先生からお伺いした幕末から明治を描いた外国人からの見方「逝きし世の面影(渡辺京二著)」の一節に、あの大森貝塚を発見したエドワードモースが「赤ん坊が泣き叫ぶのを聞くことはめったになく、私は今までのところ、母親が赤ん坊に対して癇癪を起こしているのを一度も見ていない。」と語っています。文明開化が齎したものは皮肉にもこの国の子供達を、いや大人達も住みにくい世の中に変えてしまったのかもしれません。
自分も含めて父親の家庭内の放棄 仕事を口実に逃げてきたのだと反省するしかありません。家庭内の虐待は外では見えないものです。


!-- Anar Foundation against child abuse needs funds urgently -->


そこで親の目線の角度では見えない子供の目線に虐待を受けている顔が腫れ上がった表情と電話番号が明記されているのです。大人の視えない死角を上手く応用しています。

原則なき恒久的な平和

2013-05-30 23:13:33 | アイディアの屋外観戦



先日 映画 「ガンジー」を観ました。監督はリチャード アッテンブロー、アカデミー賞を受賞した1982年制作です。戦後 独立を果たしたインドとパキスタンこのヒンズー教徒とイスラム教徒との憎しみの連鎖は今も続いております。そんな小競り合いの国境の街で行ったコカコーラのキャンペーン「スモール・ワールド・マシン」と名付けられた機械が、インドのニューデリーとパキスタン 国境の街 ラホールに一台ずつ設置されたのです。それぞれのマシンの前に人が立つと、互いに隣国にいる相手の姿を見ることができ、両者に共通の指令が言い渡されます。これを双方がクリアすれば、マシンからコーラが出てくる仕組みです。インド人もパキスタン人も一緒にピースマークを作ったり、一緒にダンスをしたりしています。日本と中国問題、韓国問題など一つの国となると問題は大きくなり、最悪のシナリオは「悲惨な戦争」となっていきます。大阪市長の橋下氏の「慰安婦発言」に韓国 中央日報の論説委員が「原爆投下は神への懲罰」と論評しました。共に恥ずべき行為だと思います。ガンジーはヒンズー教徒とイスラム教徒の血で血を洗う闘争に、「断食」という否抵抗の行動で互いの憎しみを鎮めていたのです。英国に対する非暴力の精神も変わりませんでした。ガンジーは「七つの大罪」で「原則なき政治」と評しております。このくだらない論戦をどう天国でみているのでしょうか?コカコーラがおこなった2台のベンダーの方が「国の原則を超えた恒久的平和」の一歩だと思います。


「竹の子族からmob族まで」(2)

2013-04-23 22:52:01 | アイディアの屋外観戦







NHK クローズアップ現代でも取り上げられていましたが、この閉塞感の世の中で誰もが参加できて楽しい。参加することで、自信を持ったと言う若者たちも多いです。事実 ニューヨークと東京と比べて見ても、以前はニューヨーク出張で目がまわりましたが、今では東京の方がもっと「冷たい大都会」となってしまいました。ですから「みんな繋がりたい。」んですね。東日本大震災以降、その互いを思いやる心が高まっていると思います。如何に面白く、良い意味民衆を巻き込み楽しい気分にさせていくか?




1979年原宿で始まった「竹の子族」自分達だけでダンスを楽しむから、みんなをその楽しさに誘い込むことです。数日前のユニバーサルスタジオでの某国立大学生のご乱心等 大学生の幼稚化が増えておりますが、これら彼等 彼女等の行為は、竹の子族でもFlash Mobでもなく「Floosh Mob」かも知れません。





「竹の子族からmob族まで」(1)

2013-04-21 14:19:29 | アイディアの屋外観戦






世界中でFlash mobなる現象が起こっているそうです。調べてみたら「2003年5月にニューヨークでビル・ワジクが始めたのがきっかけと言われる。歓談などを中心としたオフ会と呼ばれるものはインターネット普及以前のパソコン通信の時代から行われていたが、フラッシュモブはもっと短時間に目的の行為を行い解散することが多い。(Wikipediaより)思いますに、この手法はプロモーション広告として以前から使用されていたと思います。




例えば「BADMAN Dirk Night」のティーザーキャンペーンの様に公開する以前に架空のゴッサムシティの警察署 消防署 新聞社をウエッブで立ち上げ、そのサイトをメチャクチャに改竄するジョーカーの仕業、関心のあるバッドマンファンに実際にゴッサム市長選を街で繰り出したりと多様な戦略を打ちました。広告という思惑がバレるとシラケるのですが、そこをどう好感を持たれるかが?勝負でしょう。

Donateの表現作法の違いとは?(3)

2012-06-30 22:34:56 | アイディアの屋外観戦



リアリティの中に、訴えている真実がある。のだが、、、。日本、特にこの大震災で世界から賛辞された「人を思いやる心」自分よりも人を、、、。この精神が忘れていた日本人イズムみたいなものが、蘇った。例えばモデルの子供達が並んで、お皿を持っていたらどうだろうか?食べ物はまず駄目、ケーキでも非難されただろう。ある老人達は終戦の頃のひもじさを思い、ある若い母親達も自分の子供が出ていたら「そんなひもじい思いはさせていない!」と抗議しただろう。 戦後農民にアタマを下げる事もなく、国の命じる通りの「少ない配給米」だけで、それだけを食い通して最後に餓死をした高潔な判事がいたがそういう精神と言うか日本人の心の作法があるのかも知れない。GDP 2位を中国に明け渡しても、戦後経済成長してきた日本の意地かもしれないし、プライドでもある。そして「武士道」ではないが、日本人に流れる流儀なのだろう。
「日本人の心音」は、深く 暖かいが、このプライドは他国では解らないだろう。しかしながら、日本の政治家達は原発を容認し、第2、第3の福島を作るつもりなのか?
この国の民 都会はもう堕落してしまっているが、東北 他地方は高潔な精神を今も大切にしている。この絶望という名の国の絶望たらしめている政治家とは反対に。今日も原発再稼働を決めた政府に抗議するデモが、やっとマスコミで報道される様になった。


デジタルサイネージの進化論(5)

2011-01-31 01:56:54 | アイディアの屋外観戦



ベルリンフィルのコンサートマスターには安永徹さんの後を樫本大進さんが引き継いだ。この様に世界は日本の力を認めている。認めていないのは、この国の政治家であり、どこまでもガラパゴス化していくメディアの技術力だろう。それとコピーライト (版権)を印籠の様に、飾すこの国の仕組みだ。この国は以前、「グローバルスタンダード」を官軍の御旗の様にして、わけのわからない成果主義を掲げた。株主を優先し、社員へのケアを怠った。会社への忠誠心がなくなり、会社は社員を信頼しない構造が生まれた。団結心などは過去の遺物となってしまった。こんな状況で果たして第三の開国が出来るだろうか?そこには、坂本龍馬も勝海舟も西郷隆盛に代わる者はまだ誰もいない。
話がMapping Projectionから随分脇道にそれてしまった。国会中継の見過ぎで、頭に血が登ったせいかもしれない。
昨年公開された映画「the tourist 」ダラスで行われたプロモーションイベントだ。国会中継よりも質は随分高いかも知れない。

デジタルサイネージの進化論(4)

2011-01-31 01:46:49 | アイディアの屋外観戦



米国、欧州のマッピング プロジェクションで表現するイベントの質の高さと、高額な制作費であろう演出力は、世界経済不況の中でも衰えていない。海外の広告表現も、その質は高い。スペイン マドリッドで行われたSONYのイベントにもちゃんと華がある。「無いのは日本なんだろうな。」何か?日本を通り越して世界は進んでいるような感じを受ける。折しもサッカーではオーストラリアを破り、日本が優勝した。政治家が開国と騒いでいるが、日本は文化 スポーツでは既に開国どころではない。
アニメもゲームも世界を牽引している。




デジタルサイネージの進化論(3)

2011-01-28 00:24:24 | アイディアの屋外観戦



HBOのVoyeurがカンヌ広告祭で受賞したのはいつ頃だったか?ウエッブで公開しているものを屋外の建物にプロジェクターで投影したものだった。それから数年でデジタルサイネージの世界はさらに絢爛豪華に進歩している。ラルフローレンの世界は更にその可能性を無限にしたと言っても過言ではない。昨年11月にニューヨークとロンドンで行われたショー「Ralph Lauren 4D Experience」eコマースビジネス10周年を記念したものだ。Mapping Projectionの演出技法はどんどん面白くなっている。

デジタルサイネージの進化論(2)

2011-01-25 21:01:27 | アイディアの屋外観戦



イベント物の醍醐味は、やはりそれを鑑賞している人々の反応がリアルタイムに伝わってくる事だろう。在職中に、未だ知られていないレザービームを使ったイベントの構成を依頼された事がある。局が違うから大変な目にあった事を思い出す。今は違うであろうが「よそ者は嫌われるのである。」クライアントからの好評でホッとしたのを思い出す。
PAのミキサー同様その場での反応が伝わってくる。この肌で伝わる感覚は、快感だと思う。この観客の反応を知ってしまったら、やめられなくなる。テレビ局の生ニュース番組で、タイムキーパーが秒単位でキューを出す、発狂寸前の仕事にも似ている。アムステルダムでのH&Mも豪華絢爛、ビル丸ごとリボンでラッピング。海外のクリエーター達の遊びゴコロを学ぶべきところ大である。