ウヰスキーのある風景

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「統合」的な思想

2016-05-10 | 雑記
先日、といってもかなり前になるが、久しぶりにラヂヲを出した。

何を喋ったかはなんとなく覚えているが、改めて書こうとは思っていない。

とはいえ、恐らくこれから書こうとすることは、その時にしゃべった内容に関わっているような気がするが、いいとしよう。



アメリカの大統領で暗殺されたジョン・F・ケネディ。


暗殺される何ヶ月か前の、メディア関係者向けの演説というのを以前紹介した。


秘密結社がどうこう。政治や科学、文化などあらゆる方面に手を伸ばして色々やっている、メディアの方々にはそういう真実を大衆に知らせ、覚醒を促す役目を果たして欲しい、という内容である。

所謂、所謂「現代風」に言えば、統合失調症の台詞といわれかねない話だと、世の中は自然にこうなって原爆やら遺伝子組み換え食品が作られて、自分が病気になったりするのも自然の、自然に変わっていく世の中の流れというものだ、などと思い込んでいる、いや思っているどころかプログラム通りに動いている人にはそう受け取られようが、そういう人はしったこっちゃない。


特にアメリカで今流行中の病気がある。その名をモルジェロン病という。調べるのは構わないが、飯時には見ないほうがよかろう。

体の中を虫が這い回っている感覚だとか、実際に皮膚に腫れ物が出来て、その内破れる。

で、何か変な出来物を抉ってみたら、妙なものが出てくる。

これをイシャにもって行ったらなんといわれるか?

「統合失調症」、といわれるそーだ。

実際、昔読んだその手の本でも、同じ症状のことを書いていたので、何もなければそう判断しよう。


さて、患者が身体から出てきたというその物体を調べるとどうなったか?


この世のものではないもので出来ていたそうである。

自己複製機能のあるナノマシンだとか言われているようである。

現代確認されている繊維では出来ていない謎の毛玉。身体の中でウイルスのように働き、そして食い破る。

大きさこそ違えど、映画『エイリアン』のようである。

ともかく、一般の科学で出回っているものではない、明らかにおかしなものが身体に侵入し、人々を苦しめているのだが、トンカチなイシャは自分の慰藉のために、上のお題目をいっているとのことだ。

そんな奴ばっかりではないが、そんなもの習ったことがないので、「また来たか」と思ってそう診断するのも、まあよくあることか。


話はまたケネディの話に戻る。


科学や政治にもその、秘密結社の手が回っているという話だが、例えばそのうちのものに人類史だったり、進化論があるといったら、どう思われるか?


古代エジプト文明というのがある。いや、あったになるか。


人類の発展というのは、最初は石塊をそのまま使って、次はそれを削って、次第に銅、鉄を使うようになって、そして現代に至る、というのが大雑把な流れである。

つまり、古代エジプト文明を築いた、下敷きとでもいう文明があって、それから古代エジプト文明に至った、という結論にならなくてはならない。
しかし、それらしい中間の文明の痕跡が見つからないのである。
何もないところにいきなり古代エジプト文明が出てきたという。

そして、主流の研究でそこを解明しているのかというと、出来ていないのだそうな。

無論、何がしか理屈をつけて「定説」にしてはいるのだろうが、主流の学説を支持している学者ですら、そこをひどく悩ましく思っているのだとか。

そして、そのエジプト文明というのは、最初が一番完成されていて、時代を下るごとに拙くなっているという。

最初のピラミッドは美しく出来ているのだが、時代を下っていくと、どうも同じ技術力で作ったとは思えなくなっていく。

「人類は進化してきた」という前提があるのだから、これはおかしいと思わなくてはならんのだが、ひっくり返す研究はメインストリームの研究者からは出ないものである。飯が食えなくなるから。


同じく、人類史に纏わる話である。


イギリスの大英博物館だったか。とある事件があり、裁判沙汰にもなった。数年前にあった話で、判決どおりなら去年に結果を出していることになっているが、詳しくは知らない。

何があったか。

所蔵物を廃棄したのである。

ほお?ゴミを?ゴミならいいが、ゴミを捨てて問題なる、いや、ならならくてはならんのは産業廃棄物ではある。

各地で掘り出された、人の形はしているが、はるかに人より大きい骨がある。かつて地球には巨人が本当に住んでいたのではなかろうか?と好事家に注目されていた代物である。

その全部を隠したままにしておこう、というならまだしも、研究して公表するわけにはいかなかったようで、全部捨てていた、とのこと。

そして、現行法では犯罪となろうが、心ある博物館の職員が、一部盗み出して自分で保管していたそうで、それで訴えを起こしたとのことだ。

お分かりだろうか。

メインストリームの科学だとかも、お飯の食い上げになるので全部をひっくり返すようなお仕事はしたくない、ということである。

そーゆーものを「学説」だなどと思い込まされて出来上がっているのがこの世のほとんどだ、といえるわけである。

全部が全部かしらんが、メディアや教育機関が音頭を取ってやっていることは、大概こういうものだと思って差し支えない。


『プロトコル』と呼ばれる、日本語訳でいうとこういってたかな?『シオン賢者の議定書』というものの一説に同じことが書いてある。

「我々が一般人を欺くために作った詭弁を「学説」だなどと信じ込んでいる」といった具合だったか。


もう何年も前の話だが、アメリカのとある州では、学校で進化論を教えない!と決めて始めたところがあったと聞く。

ほお?進化論を?と、当時はいぶかしく思ったものだが、聞いた時にわしがいたところは、ぶたのお然るさんのフォーラムだった。

お然るさんたちは「メリケンはアホだなぁ」的な反応だったと思う。アスパルなんとかとかで頭やられすぎたか、といった具合だったかな?


さてさて。人類というのが所謂「進化」を遂げたのなら、エジプト文明はどうやって出来た?どうして時代が下ると退化した?

巨人が「進化」したから現代の小人が出来たのか?こじつけやるならそれくらいやってふざけてみてもいいかもしれんが、無理がありすぎるので捨てられたのだろう。


それはともかく。


かつての共産主義国家、現代は消えたソビエト連邦。

共産党の党是は「科学は政治に基づく」だとか、追随するだとかいう。


進化論からナチスの優生学というのが発展していった、という話は書いたかしゃべったものである。

進化論には「自然淘汰」だとか「適者生存」といった概念があるのは有名であろう。

自然に、というのではダメだ!我々が淘汰する!!という思想の元で優生学というのに発展したという経緯があるようだ。

ナチスがそれを採用したのは、進化論が学説として正しいからではなく、上のキーワード(「自然」じゃない淘汰になるが)に着目したからである。

進化論というのを大雑把にいえば、弱い生き物は死んで、強いものが生き残った。それらがさらに子を産んでどんどん強くなって今に至った、という感じか。


ナチスの思想に基づいて、優秀な男女から生まれた子はもっと優秀になるはず、というので、見繕って交合させ、その子供に教育を施す、というけったいな事をやっていたそうだ。

これを聞いてピンときたら、知ってたという以外なら賢い。

現代の遺伝子工学というやつである。優生学の現代版がそれだ。

それはともかく。

戦後、その収容所の子供達は不具者ばかりだったという。ナチスが夢見た「超人」とはかけ離れていたという。


精子バンクで優秀な人の遺伝子を受け継いだはずの子供達はどうなったかというと、これまた一般レベルか、健常なレベルにすらなってないというのがほとんどだったとかいう話は書いたかもしれん。


さて問うが、人類というのは本当に進化してきて今に至ったのか?


果物を食わなくなって脳が以前より萎縮した、ということだが、そうやって上の大雑把な進化論の概説の逆をしてきたはずの人類の頂点、つまり末裔とでもいうお然るが、どうして「正しいこと」とやらを認識できたのか?

彼我に大差ないわけで、というか同じわけなのだから、あなたに出来て他が出来ない理由はないし、他が出来てないのだからあなたが出来ているわけもないともいえるのである。


敢えて言うが、出来ていないのである。


果物を食って超人に進化する、などという、戯言を信じているのだから。

イルミナティだとかが流布して人類をだまくらかしている「学説」を信じているのだから。


これをこれ。「統合」的な思想と呼ぶ。いや、勝手につけただけである。


今も昔も詐欺にあっている。酔っ払いが「俺はよっちゃいねぇ」なんぞと戯言をほざくように、詐欺の真っ只中にいながら「真実に至った!」とわめいているのである。

果物を食っていた人類が超人だというのなら、蛇なんぞに騙されはしなかったろうに。

もしかしたら、果物を食うのも、唆されたのかもしれないな。


とはいえ、ここで一つ注意を。

現代の食生活はビタミンCなどの野菜や果物に多く含まれている成分が少ない。

栄養学だとかでいう指標は一桁足りないぐらいであるので、もっと取るべし!ではある。その点はお間違えなきよう。

無論、フルータリアン生活でよくなったりすることはあるので、悪いことだとはいわんが、キチガイ脳を保護し続けるだけのことなので、お然るさんには無意味だろうということである。

果物で生活していたら、超人になれる、などというのは、ただのキチガイだと言いたいだけである。

今も現役でキチガイ思想を保持しているのなら、さぞかし「進化」なされたのでしょう、と皮肉を述べるだけである。

牛を食ったら牛になる、となんとか神示でいうが、それならば、超人を食わないと超人にはなれまいよ。

では、よき終末を。



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2 コメント

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特になし (豊臣)
2016-06-08 20:46:59
ご無沙汰しております。

モルジェロン病に関してはまったくもって詳しくありませんが、これを「統合失調症」と判断するのだとしたら、一体何が「統合失調症」であるかのか、その判断基準がわからなくらなりそうですね。最も、「常識というのは時代や文化によって変わるもの」などという意見が言葉通りに通用する世の中なわけですから、曖昧でないものを曖昧なものとして片付けてしまう(あるいは解釈する)というのは、いかにも21世紀初頭という感じがします。その人が仮に統合失調症であったとしても、ひとつの感情を持った人間なわけですから、そういう人の必死な訴えを無視した上で診断を確定させるというのは、これはもう論外だと思いますね。

一説によるとモルジェロン病はケムトレイルの仕業だと見られているようですが、個人的に気になるのは発症条件の方ですね。つまりどのようにして発症するのかという核心部分なのですが、複合的な要因が絡んでいるのではないかと想像しました。例えばモルジェロン(?)が体内で成長できる環境が整っている必要があるとか、免疫構造を変えてしまう(あるいは破壊する)ような何か(例えば遺伝子組み換えだったり)がその条件であるとか、そういった何らかの条件付けが必要である可能性を考える向きがあっても良いとは思います。免疫がモルジェロンを異物だと判断した結果として、成長し暴れ出すのだとすれば、これは恐ろしい事だと思いますが。まあ、所詮は戯言です。

あとこれは揚げ足取りになってしまうので先に断った上で書くのですが、「秘密結社が手を回している」という書き方は適切でないように思います。個人的には「手を加えている」と表現するのが良いと思ってまして、理由は「手を回している」という表現が、どことなくイルなんとか的なものの術中にあるような気がしているからです。それと同じように「科学は政治に基づく」にも、ある種のニオイを感じるところがあります。確かに言いたいことはわかりますし頷けるとこもあるのですが、非常に政治的恣意的な主張のように感じたわけです。

なんと言いますか、言葉ひとつ表現ひとつにさえ何かしらのカラクリがあるのではないかと疑っている性分でしして、どうかご容赦の程を。それこそ妄想であるのかもしれませんけどね。


それからナチスの遺伝子工学の話ですが、これは結局の所、遺伝子工学に基づく教育がもたらす環境そのものに大きな問題があるということなんでしょうね。遺伝子の優劣云々についてはよくわかりませんし、その優劣の基準を決めるにしたって、慎重に慎重を重ね過ぎるに越したことはないに決まってます。ただし現代的ナチス的な前提を置いた上で言うなら、愚の骨頂であることは言うまでもありませんね。

今の世に足りないのは、常なるものという意味での常識に関する態度ではないかと考えていたりもします。この言葉が曖昧なものとして、曖昧なままに機能しているが故に、いわゆる学説というやつの、欺瞞めいた負の側面が表面化しているところはあるとのだ思います。そうなると今度は常識とは何かという話になるのですが、ではそこにオカルトの入り込む余地があるかと言われれば、今の風潮的に難しいとような気はしますね。

最後になりますが、巨人云々については初めて知り、非常に興味深く読ませて頂きました。しかし詳しくはご存知ないとのことなので、込み入った質問はナシにします。

それでは。
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手は長い (安生)
2016-09-21 14:39:14
※今さらながら、うっかり本名書いてたので書き換え。



どうも羽柴、じゃなくて豊臣さん。

モルジェロンズ(ズ、がつくらしいのは後で思い出しました)の発症には、あとはHAARPとかも関係あるんじゃないかなと。電磁波とかね。ナノマシンが入っているそうで、いい電源になることでしょう。

統合失調症なる言葉自体が実は政治的配慮から作られた言葉であることをご存知ですか?有名な話なので書くまでもないですが、元々は精神分裂病と呼ばれていたものを、「小泉政権時代に」変更されました。その小泉が実は・・・という話があるくらい、実に政治的な配慮のにおいがする変更だといわれております。それじゃ政治家への配慮じゃないか、といえますが、似たようなものということで、お一つ。

言葉について敏感なのは結構なことです。
とはいえ、イルのかわからん奴らの術中にはまっている気がする、というのなら、その言わんとするところは、「現代文明の発展や歴史の流れは所与のものである」という、術中にはまっておりはしませんか?
上にも書いたかと思いますが、どれも一例というやつで、個々のエピソード自体に重要性があるというわけではありません。日本のテレビや新聞では今のところ取り上げられることはない、という意味では重要ですが。ケムが原因であるとなれば、なお更いわんことでしょう。
コメントを頂いた記事からで言えば、「我々がいまや常識にしている科学というのはちゃんと科学的に自己内省して歴史的に淘汰されたものが現代を支えている」という固定観念で成り立っているのである、ということを示したつもりです。
要するに、「既に手が回されているものを、手を加えられただけではないかと考えることは術中にあるのだ」というわけです。

今の世に足りないものは常なるもの~とのことですが、つい最近、エドワード・E・サイードの邦題は『知識人とは何か』という講演録を読みました。

掻い摘んでいえば、知識人とは普遍性を目指さなくてはならぬ、ということですが、記事中の例に出てくる「知識人」の如くが現在であるというわけです。
「手が回っている」というのは、別に科学をやっている人や「知識人」というのが悪辣な意志でもってやっているから、というだけでなく、生活のことだとか、そいつの野望だとかといった、謂わば足枷になるっているもの自体すら、ということでもあります。

言葉も足枷です。日本人が漢字を使うことは、あなたのいう常識となりうるでしょうか?
日本人が漢字を使うようになったのもまた、政治的なものです。
だれかが作った「常識」です。教育されて定着させられた上で、です。

>>言葉ひとつ表現ひとつにさえ何かしらのカラクリがあるのではないかと疑っている性分でしして、どうかご容赦の程を。それこそ妄想であるのかもしれませんけどね。

とのことですが、言葉だけでなく、そう考えるべきなのであって、妄想だとか逃げ口上はおよしになりましょう。

所謂言葉、というものについては、書いたか喋ったか、実は頭に浮かんだだけでまだ物にしてないか、いやまだ多分してないのですが、現代日本語というのも、「教育により常識化されたもの」という話は日本語学史にしっかりでてきます。
政治的な理由で作られた教育機関が流布しているのにそれにはまったく政治的な理由などないのだ、という風に、我々はなんの疑いもなく受け入れるように既に「教育」されているのだ、ということを念頭に置いていただきたく思います。
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