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予報

2011-11-20 | 雑記
昨日の夜だったか、仕事場のテレビに、若いアントニオ猪木が映っていた。

失礼。ブータン国王である。若くて威風も堂々とした、好青年であった。確か、自分より若かったはず。


その話は、テレビに映っていたからというより、別のことで気に掛かることがあったのだが(猪木に似てるとかは関係ない)、一先ず措く。



今朝、夜勤と日勤の交代時間が済んで、仕事場でぶらぶらしていた。最近は、茶を飲んだりタバコを喫んだりして、しばらく時間を潰している。そのせいでついつい帰りがけにカレー食べたり、ワイン飲んでたりする。一体何をやっているのやら。


喫んで(昔はタバコは「喫む(のむ)」もので、「吸う」のは邪道だったようだ)ゆったりしていたところ、事務所も騒がしさのなかった合間だったのもあってか、かすかな異音が聞こえる。

ぶら下がっている紐も揺れている。他に意識があると気づけない程度の揺れもあった。


「これは揺れてないか?」というと、日勤のKさんも揺れていることを認識したようだ。


地震つながりでKさんはこういう。「近々大きな地震があるんじゃないかって話が出ている」と。


それはこちらも気になっていたので、最近あった話をした。


その最近あった話というのは、「耳鳴り」のことである。


というのも、あの地震以来、食生活を変えたり、暮らし方も多少変えたりしていたある日、時折、耳鳴りがある。

十秒程度の短いものがほとんどだったのだが、単なる耳鳴りでは別になんとも思っていない。あることに繋がっている可能性があって、恐れているのはそれ。


大体、はっきりした耳鳴りが聞こえてから三日くらい経つと、どこかで地震が起こっている。トルコのももしかしたら、来る前に大なり小なり耳鳴りがあったかもしれないが、覚えていない。

これは別に、自分の憶測だけでモノを言っているのではなく、そういう症状、といってもいいのか、そういう感知の仕方をしている人が他にもいるようなのである。実際に会った人たちではないが。


で、数日前、かなり強烈な耳鳴りがあった。耳元で音叉でも鳴らされたかのような、今までになかったほどの長さ。

耳鳴り自体は別に、体調の良し悪しに関わらずあるわけで、病気ではないのはわかっていたが、度々地震に被っていて、しかも大きさが地震の規模に比例しているらしい。

つまり、近くて大きいのが来るのではないかと。その当時は、今度の土日に何かあるのではないか、と予測していた。


怖いことを言わないで欲しいなと、Kさん。


耳鳴りについては、Kさん曰く、「近くを幽霊が通っているなんて話がある」という。

耳鳴りが起こって、それが地震の予報だとするなら、地球の磁場やらが変動したせいで、それを感じ取ったからだと。幽霊がいるかいないかというより、なにやら物理的な現象だとすると、何でもプラズマと言っていた教授じゃないが、そういうのも磁場やらなんやらの変動だといえそうだ。

磁場やら電磁波やらが地球のマントルに影響を与えて、それがしばらくしてから地震になる、などという研究報告も出てきているようだ。詳しくは忘れた。

専門家じゃないから詳しくはわからんが、(何がわからんて、グラフ見せられてもさっぱりなのである)某HAARPも、地震があるとき(あったとき)はなにやら蠢動しているようだ。HAARPの稼働をウォッチングしている人が結構いる。例えばこの人

改めて読み返してみたら、この色の線はあーでこーでと、平易な文章で書いている。まあ、『「人工的な電磁波が」とか言われても』という人には向かない話ではある。ちなみに、記事の日付は三日前の十七日。


つまり、地球は大きな卵で、宇宙や大気が電子レンジだとすると、太陽やHAARPの電磁波か何かでじわじわ温まって、時間が来たらバンッ!と行くわけだ。

地震の予報かもしれない耳鳴りは、電子レンジのドアが閉められ、温めのスイッチが入ってすぐの状態、表面にいる菌が電磁波を浴びて焼き殺され、初めて気づくようなもの、といえる。



Kさんは事務所を出て、客室の確認に向かった。


ふと気になり、ネットの地震速報を調べてみた。というより、すぐだったから某ポータルのトップに出ているだろうと開いてみる。


「茨城で地震 震度5強」



さらに大きな耳鳴りが来たら、今度はどこがどれだけ揺れるか。とりあず、都内の人間ではあるので、今回のより大きいのが来たら、「ああやっぱりここか」と思うことにする。

普通の人がいうならこうだろう。「心中なんぞ真っ平だから、俺は逃げる。死にたい奴は勝手にしろ」と。最初そう書き掛けたが、辞めた。見栄というやつである。


Kさんには今の揺れがそれほど遠くないところで、かなりの大きさだったことは伝える間もなく、帰途につくことにした。そしてまたカレーを頬張っていたらしい。食べすぎだ。ダールカレーは日本人には人気がないことが判ったらしいぞ。


それにしても、昼は暑かった。電子レンジというより実はオーブントースターの中なのかもしれないな、と思うのであった。では、また。

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