咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「運び屋」(2018)

2019-08-08 19:46:19 | レビュー
 
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 仕事一途の生真面目な老人。
 それも90歳の老人が、物を運ぶだけとの触れ込みで麻薬を運ぶ仕事に就く物語。
 それも、実在の人物が居たことにヒントを得たクリント・イーストウッドが、10年ぶりにメガホンをとったらしい。
 勿論、主演も。
 
 美しいユリのような花々のカットからスタート。
 有能な花栽培を事業にしていたアール・ストーン(クリント・イーストウッド)、家庭を顧みないで仕事に没頭。
 娘の結婚式もすっぽかす始末。
 妻とは離婚。
 
 12年後、事業に失敗し無職になった。
 孫の結婚式に出向くと、元妻と娘夫婦に出会いゴタゴタして失意の中、おんぼろトラックで帰ろうとしていたところ、孫の結婚式に来ていたメキシコ系の男から物を運ぶ仕事を依頼された。
 
 これは、麻薬を運ぶ手伝いであり、簡単に大金を手に入れることができた。
 アールは交通違反もない真面目な男だから、警察にも睨まれていない。
 正確にブツを運ぶから、組織から重宝される。
 
 ある日、運んでいる荷物が麻薬であると知ることとなった。
 さらに元妻がガンに侵され余命いくばくもないことを孫娘が知らせてきた。
 運び屋稼業の身、会いに行くことができない。
 
 終盤、元妻のもとへ。
 行方不明になったと組織から追われる身になり、警察からもマークされはじめた。
 有能な90歳の運び屋の命運は・・・。
 
 単調な映画かと思いきや、なかなかにヒューマンドラマ仕立てにもなっており、サスペンス風でもあり、さすが名優で名監督の手腕・・・。
 見ごたえのある映画だった。
 
 ただ、背中が曲がっているクリント・イーストウッド、老いたなと思いつつも見入っていた。
 今だからこそ撮れた映画なのかも知れない。
 運び屋と云う危険な稼業。
 リアリティたっぷりに描かれていた。
 さすがだね。(夫)
 
[追 記1]~解説~
 「The New York Times Magazine」に掲載された実話をベースにしたヒューマンドラマ。麻薬を運ぶ90歳の男に待ち受ける運命を描く。監督と主演を務めるのは『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド。
 イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』などのブラッドリー・クーパー、『マトリックス』シリーズなどのローレンス・フィッシュバーンらが共演する。
[解 説2]~あらすじ~
 90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、家族を二の次にして仕事一筋に生きてきたが、商売に失敗した果てに自宅を差し押さえられそうになる。
 そのとき彼は、車で荷物を運ぶだけの仕事を持ち掛けられる。それを引き受け、何の疑いも抱かずに積み荷を受け取っては運搬するアールだったが、荷物の中身は麻薬だった。
(出典:Yahoo!映画 抜粋)

 
 
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