咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

内田博幸騎手復帰・・・28日から

2012-01-12 22:50:50 | スポーツ
 落馬負傷により長期にわたり療養、リハビリ中であったJRA美浦トレセン所属の内田博幸騎手(41)が、今月末から東京競馬場で復帰するとの明るいニュースが流れていた。とても厳しい箇所の骨折であったので、元気に復帰されるとのことは、競馬関係者をはじめ多くのファンが待ち望んだことでもあり、おめでとうと言いたい。

 「内田騎手は、昨年5月11日、JRA・地方交流戦の大井競馬10レースで落馬し、頸椎歯突起(けいついしとっき)骨折で都内の病院に入院。
 その後、8月中旬から本格的なリハビリを開始し、同年12月上旬に東京都世田谷区のJRA馬事公苑で7ヶ月ぶりに馬にまたがったとのこと。今年に入って、去る9日、昨年度フェアプレー賞授賞式に出席するため中山競馬場に来場」

 この際に本日(12日)から美浦トレセンでの調教騎乗を再開し、来る28日(土)の東京競馬場での復帰を明らかにしたとの報道・・・競馬ファンの一人として心から喜びたい。

 フェアプレー賞授賞式に出席した内田騎手は次のようにコメントしたとのこと。

 「頸椎の骨折で長く休んでいたが、7月下旬から少しずつ復帰へ向けてのトレーニングを始め、先月には馬事公苑で馬にも乗った。本当は今すぐにでも復帰したいくらいだけど、勝負はそんなに甘くない。ファンや関係者の皆さんの期待に応えられるように、段階を踏みながら態勢を整えていきたい」

 良かった、よかった

 '09年、'10年と2年連続JRA賞の最多勝利騎手に輝いた内田騎手、それまでは武豊騎手の独断場であったが、地方から中央に移籍した内田騎手が '09年に初のタイトルを獲得し連覇している。
 リーディングジョッキーとして、G1レース5勝を含む重賞17勝の実績で翌 '11年も大活躍と思われていた。ところが、その年の5月、不運な落馬事故にあってしまった。
 
 騎手生命も危ぶまれるほどの負傷であったが、不屈の闘志で長い闘病生活とも別れ、改めて復帰できる状態になったとの報道、心から歓迎すべきである。

 競馬に携わるすべての騎手にとっては、突然の落馬事故という不運な出来事で騎手生命を絶たれた方、また不運にも亡くなられた方もあり、危険と隣り合わせのスポーツのひとつである。4コーナーを回って、最後の直線では各馬ともトップギアに入っているから、時速換算すると60から70キロのスピードが出ているとのこと、その中で各馬が一斉にラストスパートをかけ、固い馬場に脚を獲られて不運にも競走馬の骨折による落馬事故も起きている。

 他の馬に触れることによる落馬事故、ちょっとした不注意やアクシデントによる落馬事故、競走馬が何かに驚いての落馬事故・・・など、数々の事故が起きている。当然のことながら、競馬関係者もそのような事故の起きないような様々な対応、ゲート試験・再試験・調教による矯正、騎手の騎乗技術向上などありとあらゆることが行われているが、それでも不慮の事故は避けることができないようである。そのため、競走馬も運悪く予後不良となって安楽死を迎える可愛そうな事態も起きている・・・涙。

 騎手も他馬に迷惑をかけるような騎乗については、騎乗停止を含めた厳しい罰則も科せられているが、競走馬をいかにうまく操って、いかに早くゴールを駆け抜けるべきかフェアプレーを目指しながら懸命に努力されている・・・その中での避けることのできない事故もある。

 事故を恐れるあまりラフプレーをすれば、各コーナーの頭上からJRAの裁定委員が監視(チェック)し、これまた騎乗停止を含めた厳しい罰則規定が設けられている。

 とは言いながら、危険と隣り合わせの競馬の世界、この正月競馬(5日)でも京都金杯を優勝した松岡正海騎手、昨年の落馬負傷から復帰し、さあ金杯を射止め今年こそは絶好のスタートを切ったと思われた矢先の事故があった。

 その日の京都競馬最終レースで、落馬負傷(左足関節内果骨折)というアクシデントに再び巡りあわされている・・・最後の直線で落馬し、騎乗馬(ビップセレブアイ)に左足を踏まれるアクシデントが発生。

 この正月競馬の3日間開催で、5日の京都12R以外にも次のような落馬事故が起きている。

 「5日、京都10Rで、キタサンアミーゴ(川田将雅騎手)は、スタート直後に躓いて騎手が落馬したため、競走を中止した。馬:異状なし、騎手:左膝打撲」

 「8日、中山8レースにおいて、シンボリプロキオンは、他の馬に関係なく、2周目5号障害飛越の際、つまずいて転倒したため、競走を中止した。シンボリプロキオンは右上腕骨々折(※予後不良)、騎乗していた江田勇亮騎手は頭頚部打撲、顔面挫傷、脳震盪、頚椎捻挫と診断された。」

 「9日京都2Rで、6番ハリケーンミノル(池添謙一騎手)は、下記疾病を発症したため、1コーナーで競走を中止した。馬:右第1指骨粉砕骨折 ※予後不良、騎手:異状なし」

 負傷し療養中の騎手の皆さんが、1日でも早く現場に復帰されることを祈りたい。

 今週から、中山、京都に加えて小倉競馬も開催される。観戦する方は応援している競走馬を懸命に追っかけて見ているが、寒いこの時期でもあり大きな不慮の事故のないことを願いながら観戦していきたいものである。(夫)


(2009年12月 NHKTV出演の頃)



 参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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