お茶のあずま園-しんちゃん-ここだけの話ねんけど・・・

自家焙煎の美味しい加賀棒茶「加賀棒ほうじ茶」を追求する、お茶のあずま園、店主、東信一の四方山話。全国の産地直送茶もOK。

春の山里の作業、椎茸の原木を切りました・・・

2012年03月10日 23時17分32秒 | お茶屋
冬から春にかけての山里は、椎茸の原木調達に一番良い季節です。

しんちゃんの山も最近は手入れが行き届かず、木が伸び放題・・・
近くの家の屋根に掛かりそうな状態だったので、数本切り倒すことにしました。

ちょうど、5年ほど前に木を切って植えた椎茸の原木が無くなってきたので、
切り倒した木を新しい椎茸の原木にすることにしました。

椎茸の原木は、クヌギやナラの木が最適です。
この山は、先代が一度木を全部切って、すっきりさせていました。
ちょうど27~8年で、ごらんのように、すくすくと山が再生いたしました。
どの木も真っすぐに伸びて、綺麗な高家ですね。

そして、再生した山には、山の幸(自然薯、アケビ、キノコ、山菜・・・)が
どんどん生まれます。
昔(子どもの頃)は30年程度毎に、
順番に山の木を切っては、森を再生していたものです。

これくらいのスリムな木だと、根元もそんなに太くならないし、
扱いやすいのですが、このまま放っておくと大きくなりすぎたり、
枯れて倒れたり、枝が大きくなりすぎて森の中に陽が入らなくなり、
森が死んでしまいます。
そのため、今の山には、山の幸が殆ど無くなってきています。

今の日本の山里は人の手入れが入らなくなって来ており、
豊かな森が無くなりつつある現状には、とっても心配です。

椎茸の原木・・(ホダ木)・・・は1m程度に揃えて、
トラックで椎茸の育ちやすい、日陰の所まで運びます。
もちろん自家消費用ですので、そのまま露地栽培です。

3月下旬~4月にかけて、椎茸の菌(コマという)を
1,000個~1,500個ほど打ち込みます。
1年半後の来年秋頃から椎茸が出てきますので、
今から楽しみです。
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