半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『沈黙-サイレンス-』を観ました。

2018-03-10 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教 (信仰を捨てる事)したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは 日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の 井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。そして次々と犠牲になる人々―
守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―。(公式サイトより)

 遠藤周作さんの「沈黙」を、巨匠M.スコセッシ監督が映像化した・・・ニュースになってましたね
日本人として、日本の原作を読まずに、海外の監督さんが制作した映画でこの作品を知るというのは、邪道かもしれませんね
でも、この作品の中心である江戸初期の事実「キリシタン弾圧」というのは、知らなくてはならない事ですよね
最初のフェレイラ神父のシーンからして、結構キツかったなぁ
彼を追うようにして日本に潜入したロドリゴとガルベ。潜入してきた村でも、やはり「潜伏」していなければいけない毎日。
ただ、彼らを信じ、慕っている村に、幕府の鉾がつっついてきます
歴史の授業の中で、この「弾圧」、そして劇中にもある「踏み絵」というのを習いましたが、その「先」は習っていませんもんね・・・
中盤で、ガルベと再会を果たすロドリゴのシーンも辛かった・・・
幕府につかまってからのシーンも・・・ただ、彼を殺すだけでは、「根を断つ」ことができないんですね。
幕府のやり方も、相当考えられています・・・いやーな考え方ですが
ロドリゴも、いくら神父の立場、宣教師の立場とはいえ、一人の人間ですもんね。自分の判断が、自分を信じる人たちの命を絶たせてしまっている・・・しかも、むごいやり方で・・・
フェレイラとの再会も、フェレイラから語られる「日本」で、ロドリゴも大きく揺れてしまいましたね。当たり前ですわ
一つの「選択」をして、日本での新しい生活を続けることになったロドリゴ・・・でも、彼は口外しなかった(沈黙)まま一生を終えましたが、彼の手の中には、大切な「あれ」がありました・・・
今でさえ、「宗教の自由」があり、「弾圧」という言葉に対して、対抗できるだけの力を持つ、勇気を持つことができますが、この時代では・・・
今の時代でも、この村には、色々な、その頃の歴史を物語る物が沢山残っているそうで・・・それだけ根強い、強烈な歴史だったということでしょう。
ちゅうことで、イッセー尾形さんの役どころと演じ方が強烈でした・・・で、80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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風が強いっす。。。

2018-03-04 22:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 今日はいい天気。風が強いけど
朝は映画を1本観て、日が昇ってきてから、ジョギングに出かけた
日の出がかなり早くなってきたね。。。いつも暗い中で走っているのと違って、やっぱり嬉しいな
朝はいつものお買い物&マック
「カケテミーヲ」は超美味しかった・・・朝からコテコテですが
午後は、たまったブログをさばいてから、購入していた「2017F1総集編」を観た。
何せ5時間近くある作品なんで、今月末のF1開幕までに何としても観終わらないと・・・使命感かも
2時間頑張って見たところで今日は終了 続きは来週。

庭も賑やかになってきました
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『メッセージ』を観ました。

2018-03-04 07:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。
公式サイトより)

 最初に自白しますが、120分弱のこの作品に、居眠りもしていないのに、3.5時間かかりました
一度通しで見た時の感想は「・・・全く分からん」でした。
で、特に意味不明だった幾つかのシーンに戻って確認しても、どーもしっくりこない・・・
一度休憩したのち、公式サイトの「あらすじ」を観てもダメ、仕方なく、所謂「ネタバレ」を主としているサイトにお邪魔してじっくり読んで、やっと「ああ、そういった事だったのね・・・」という状況までなって、今一度、ポイントとなるシーンを再度鑑賞する・・・こんな感じでした
今まで、難解な作品は多々鑑賞経験がありますが、過去作品と違ったのは「投げ出さなかったこと」でした
いつもなら、「自分に合わない」と決めつけるか、「見返す価値を見出せない」と判断するか、「もう時間ないから」と意味不明な理由を作り上げるかして終えてしまうのが常なんですが、今回はなぜか「何とか理解したい」という気持ちが残っていました。
その理由は、話そのものの「謎」の見せ方が興味深かったという点でした。異星人の存在はあれど、ドンパチやるワケでもなく、じゃあフレンドリーに接しまくるワケでもなく、ただただ静かにメッセージらしきものを発している異性体に対して、世界各地でそれぞれの「反応」を示すという展開。
そんな中の一つがルイーズの話であり、ルイーズ本人も、知らない自分の存在がフラッシュバックする・・・
この繋がりが分からないままというのはねぇ・・・何かがあるのに掴めないのは、いい気持ちしないですもん
劇中は暗いシーンが多くて、正直言って、ルイーズのシーンが、フラッシュバックなのか、現実なのかも分からなかったです
ただ、よーくシーンを観ると、ルイーズの顔も違ってましたね。
ネタバレ内容を知ってから、見直すと、この作品が「ブッ飛んでいる設定」であることに、やっと気づかされた・・・という感じでした。
もう一回見ると、「アラ」も見えてきそうな気がしますので、2度で満足するのが良い・・・と思います。
ちゅうことで、2000年後に人類を頼る「事件」のほうも気になる・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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なんか働いたなぁ・・・

2018-03-03 22:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 3月になりました。春も近いのかな・・・いい天気です
今朝は1:30に起きて、映画を1本観た後、着替えてジョギングに出かけた
月の始めの休日なんで、ハーフを走る日。
事前にコースを頭の中で検討して、その道通りに走ってみた。
2.75時間かけて、24km走破した。めちゃくたびれた。。。
家に帰宅した後もいろいろと動いた。
掃除、洗濯、布団干しをした後、風呂のカビ防止対応(燻煙剤)、熱帯魚の水槽掃除・・・半日以上かかってしまった。
「やろう」とちょっとでも思ったものは、「やっちゃえ」という精神で動いてみた。。。
なので、疲れたけど、かなり満足感は高い
お昼ご飯の調達+お買い物で、カミさんとちょいとお出かけしただけで、後はひたすらウチにいた。
夕方からは、ゲーム三昧・・・久々にハンドルコントローラを持ち出してレースゲームに没頭した。楽しい
たまっていた録画番組もかなり消化できたけど、まだまだ年末年始の特番が残ってて、こちらは、しばらく続きそう
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『猫なんてよんでもこない。』を観ました。

2018-03-03 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男・ミツオのもとに、子猫の兄弟“チン”と“クロ”が現れた!漫画家であるミツオの兄が拾ってきた2匹は<超やんちゃ>で<超気まま>。用意したエサは気にいらないと完全ムシ、命より大事なボクシンググローブは、猫の必殺技“猫キック”の練習道具に使われたりと、猫嫌いのミツオは振り回されっぱなしだ。だが、アパートの大家さんや猫好きの女性・ウメさんの応援もあって、ちょっとずつ距離を縮めながら、彼らは極貧生活を支え合う運命共同体になっていく。
そんな中、大きな変化が訪れる。試合でのケガがもとで、プロボクサーとしての道が閉ざされてしまったのだ・・・生きがいを失い、新たな一歩を踏み出せずにもがくミツオ。対照的に、チンとクロは新しい世界へ飛び出そうと爪を研いでいた・・・。
公式サイトより)

 公式サイトには「30万人が泣いた、感動の実話コミックスの映画化」と書いてました
「チン」と「クロ」が唐突に「拾われて」きますが、この「手のひらサイズ」の2匹が超可愛い 掴んでくれましたね
そこからは、とにかくひたすら、この2匹に「翻弄」されるミツオの姿・・・こればっかりでしたね
一応、ミツオ本人からしたら、ボクサーとしての「夢」が絶たれてしまい、気力なし生活を重ねていたけど、この2匹の猫との生活を通じて、ちょっとずつ、新しい生活を始めていく・・・最終的に前向きになれる作品という点では良かったですね
それよりも、ミツオの語りで進められる、「チン」と「クロ」・・・特に「クロ」に関しての話のほうが比重が高かったのかなぁ
だって、「クロ」のが生死をかけた人生送ってましたもんね
残った「チン」と、「1人1匹」での生活・・・も、続けてみたくなりました
ちゅうことで、エンディングの「セリフ入り静止画」・・・これだけで映画にしてもいいかも・・・で50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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