半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『あしたのジョー(全79話)』を観ました。

2020-05-04 08:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 その男は、ある日ふらりとやってきた。
ジョー。矢吹丈。
プロボクサー崩れのアル中・丹下段平は、乱闘するジョーの中に天性のボクシングセンスを見出す。事件を起こし少年院に送られたジョーは、そこで運命の男・力石徹に出会い、叩きのめされる。
立て!立つんだ、ジョー!
一足先に出所し、白木ジムでプロボクサーとなった力石。その力石を追ってジョーもまた、プロボクシングの世界に身を投じる。力石は、ジョーとプロとして対決するため、無理な減量を敢行。白木ジムの白木葉子は、その力石の姿を不安な思いで見守っていた。
そしてついに、運命のゴングが鳴った。
(「あしたのジョー」連載50周年記念サイトより)

 漫画自体は1968年に連載開始されたんですねぇ。
俺自身は、連載当時は(当然)読んでいません。が、縁あって、親戚の方から、当時のコミック(全20巻)を頂く機会があって、夢中で漫画を読みました
1970年にオンエアされた今回のアニメ版も、再放送で一度観た記憶がありました。で、今回、CATVで一挙放送しているのを機に、BDに焼いて、じっくり見続けてみました
細かいお話、感想をココで語ったら、さすがに終わりませんね それだけ、とっても「思い入れ」の強い作品であることは間違いないですもん
今回観て改めて思った点を上位2点で挙げると・・・
1点目は、「ドヤ街の人たちの生き生きとした姿」ですかね。
ジョー、そして段下ジムの状況は波乱ばかり・・・辛い事、厳しい事が沢山あるんだけど、(自分たちの生活もとっても貧しいのに)ドヤ街の人たちは、いつも暖かく応援している、元気に生活しているのが、至る回に観てとれます。
いい事があると、みんなで食べ物、お酒を持ち寄って、丹下ジムに集まる・・・最後のカーロス戦なんて、ジョー劣勢の中、会場に詰め掛けて大声援を送る・・・
こんなに暖かく支えてくれる人たちに、人知れず泣くジョーを観て、こちらも泣けてきましたよ
2点目は、やはり「力石徹の存在」ですかね。
今さらこの点について述べるのも恥ずかしいのですが、このTVシリーズ(第一シリーズ)は、ジョーと力石の物語といっても過言じゃないですよね。
特に、特等少年院時代の終盤とか、ウルフ戦が終わって、いよいよジョーと力石の戦い・・・この辺は、今でも見入ってしまいます
力石にとっては、自身のチャンピオン云々ではなく、とにかくジョーと戦うことだけに、過酷な減量を経て、そして命を懸けて戦った。
二人が願って、目指したこの「戦い」の後の、あの2人の表情、なんと清々しく、美しいことか・・・
・・・それだけに、あの「握手」が叶わなかったシーン以降は、涙が止まりませんでした
その後のジョーの「廃れ様」をみても、どれだけ彼の中の「力石」の存在が大きかったのかが、痛いほど分かりますもんね。
79話という長い物語でしたけど、久々に観れて良かったです。
この勢いで、名作「あしたのジョー2」に続けます・・・が、2は序盤辛いんだよなぁ・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミニファミコンレビュー(21/3... | トップ | 『ジュラシック・ワールド ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

あにめ&ひーろーの部屋」カテゴリの最新記事