とあるゲームサイトで、ゲーム機の品薄商法だとか何とかとのこと。
実際、任天堂switchもソニーPS5も量販店では品切れのことが多いです。すさまじい人気で、なぜ大量投入しないのかと疑問に思っている方は多いと思います。しかし、私の観察では、両社には微妙な違いがあると思います。
任天堂の方は、やはりwiiUの時のことが尾を引いていると思います。故岩田社長の構想の一つなのですけど、当時の技術水準がまったく追いついていなくって、大量の在庫を抱えることとなり、任天堂はその後、大胆な構造改革を余儀なくされます。現古川社長のswitch販売での活躍が無ければ、かなり悲惨なことに…、いや、現状もかなり厳しいと思います。
本社周りの士気が極めて高いのが救いで、単なる私の妄想ですけど、新時代を築くアイデアなど、次々に社内では出てる感じがします。なぜ私がそう思うのかの理由は秘密です。
ソニーは基本的には電化製品の会社なので、物理商品がどう売れるかなど嫌ほど分かっていると思います。だから、現状の感じになっている訳。具体的商品を挙げるときりがありません。50年ほど前の旧社名のころのアタッシュケース(死語?)ほどの大きさのオープンリールテープレコーダは007の映画にも何度も出てきました。それほど当時から世界を席巻していた訳。初期のトランジスタラジオの経緯も印象的です。小型のブラウン管のトランジスタテレビなど、他に類似品があったか無かったか。
その後、技術力を活かして高級オーディオや音響・画像のプロ機材に進出して行きます。その筋の、事情を知り尽くしたマニアの信頼感は驚異的と言って良いと思います。
面白いのは米国ではソニーが米国固有の企業と思っている人がいることで、そのことを利用した日本国内のテレビCMがありました。トリニトロンカラーテレビの宣伝で、西部風のおじさんが出てきて、テレビと言えばソニーだよ、お前さん日本から来たのかい?、日本にもあるかい?、無いのだったらソニーのテレビをお土産に買って行きなよ、みたいな感じでした。
プレイステーションに関してはPS4からすっかり米国ソニーの独擅場になっていて、私の意見では、これは非常に良かったと思います。PS3の路線では早々に袋小路に入っていたと思います。
そう、かつてはPCよりもゲーム専用機が十進1桁以上も売れた時代があって、しかし今ではPCの出荷量の方がはるかに多いです。この時代にゲーム専用機が売れるのか。PS4がその回答で、売れました。PS5はその大きさからかつてのビデオデッキみたいで、この時代の一つの回答と思います。
ええと、何だったか。そうそう、ゲーム機の品不足の話。うーむ、生活必需品では無くて贅沢品の一種だと思いますよ。