「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

CI S2-1「ミスなき殺し屋」

2015-06-19 15:39:59 | ~CI S2
取調室 ローワン ゴーレン&エイムズ

・・・・・・
「聖書には、詳しいですか?」
「それほどには」
「・・・出エジプト記9章8節 6つ目の災い・・・
 (遺体の写真を見せながら)これです・・・
 とても、格調高い・・・天啓を受けた演出だ。
 プロの目で、これを見た場合に、最も感銘を受けるのは
 細部へのこだわりだ。
 遺体の姿勢と、バーナーで赤く焼いた皮膚・・・
 注入されたラノリン等の成分は、
 おたくの作業場にあった、洗浄クリームと同じだ。

 同じこだわりが、他の犯罪にも見られる。
 実行のタイミング、法医学的証拠の欠如・・・
 ただし・・犯人が残した証拠は、存在する・・・

 俺が恐ろしいと感じる点は
 遺体の皮膚を採取し、被害者の爪に入れたところだ。
 早期の捜査対策としては、天才的な発想だと言える。

 右往左往する警察を見るのは、犯人には面白いだろう。
 そう、思わないか?」

「・・・せめて、この犯人の能力の半分でも、警察にあればと・・・
 一市民として、思うよ」

「どうやら皆は、ファーガソンを犯人にしたいようだ。
 だが我々は、彼も犯人に殺されたと見ている」

「半年前に殺害され、冷凍されていたの」

「犯人の一連の作業は、見事だが、
 現実には、極めて小さなことから、真相が見えてくる。
 ・・・・
 たとえば、エディの肩に残った、この冷凍焼けだ。
 これで分かった・・・
 遺体を包んでいたものが、緩んだか、破れたんだ・・・
 このミスで、気が付いたよ。
 完璧な人間など、存在しないってね」


CI、シーズン2、突入で御座います。
さすが、シーズン・オープニング!ということで、殺伐と・・・(笑)
いやいや、知っている顔が続々と・・・笑
「もしかして、黒幕か?」「真の犯人か?」などと余計なことを・・・

原題『Dead』=死亡した、死んだ、等々・・・過去形(笑)
元ネタは、トライステート火葬場事件です。
って、遺体を火葬せず、埋めていた。
そして、遺族に渡していた遺灰は、木々やそこらへんの物を燃やしたものを・・・
という部分、ですね。
日本語でも、調べられます。宜しかったら。

その辺も衝撃的ですが、
エピは、プロの殺し屋vsゴーレン、という図式で。
それも、殺し方等々では無く、心理・・・疑心暗鬼とも言うべきか。

ローワンは、家族思い、というマイホームパパ設定ですね。
これは、冒頭から・・・
えっと、ハグマン殺害直後も、家族愛演出、でしたっけ?
「そんなことできるの~」と御思いの方・・・いますかね?
いや、できるでしょ、というのが、私の考えで(を~いッ)

家族愛に満ち溢れた男。愛情深い夫であり、優しい笑顔の父親。
しかし、これを利用されてしまう。
というのは、決して愛情オンリーではない、ということで。
家族に情愛を=家族を手中に収めないと気が済まないって図式。
家族が、自分の目の届かないことを・・・自分の知らないことを・・・
それは決して許されない。完璧主義であり、ある意味神状態だから。

それは、殺し方からも。
上記↑ゴーレンが語っています。
「天啓を受けた演出」」ってね。神気取りな男。
いや、自分はそう思っているのでしょう、多分。

ゴーレンが、取り調べ中に、妻を待機させたのも、そういう路線かと。
そして、妻に、罠かけ質問を・・・ってローワンへの罠だがね。

刑事が、妻に何か話している。
自分は、聞こえない・・・それだけでも神経に耐えられないのに、
自分は犯罪に手を染めているのだから、余計に神経がイラつく・・・


ゴーレン
「・・・深夜の行動がカギです・・・彼の仕事には、ブレがない。
 過ちを犯すことへの恐怖は、かなり大きなもので、神経も参る。
 イライラするほどです」

ということで、終始イライラ感のローワン。
それは、夢見がちいとこの世話や、しつこい刑事に対して、もあり
自分の犯罪に対する(って、罪の意識はないよ・多分)イライラも。

・・・つまり、神経が休まらないローワンってことね。
で、ちょっとゴーレンが突っつくと・・・爆発してしまう。
本当にラスト、ですが、この辺が巧くなっていたかと。

また、自信たっぷりな態度&言葉も、神経過敏さを窺わせていました。

で、圧巻は!!!!
「ダディ~(だったっけ?)アイスが~」とやって来る娘に
ふざけて楽しそうなローワンの演技・・・
その冷凍庫のアイスの下には、遺体があるのよ・・・・ここはホラーでした(笑)

正体がばれて、妻もビックリでしょうが
今まで食べていた冷凍ものの下には・・・・と知って、余計にショックが。

天才vs天才、とは思いません、私は。
この図式は・・・面白いでしょうか?頭脳合戦?
あぁ、スパドラさんは、そういうこと番宣で言っていたような(スマンです)

いくら天才さんでも、最後に出るのは、人間性。
それは、精神力とか忍耐力とか・・・倫理観とか・・・・
やはり、こういう部分で勝負!が、面白いかと。

今回エピは、最初から犯人が分かっていたので
「さぁ、どうして暴くのか?」でしたね。
贅沢なエピ、と言えましょう。まぁ、オープニングだから・・・サービス(笑)

で、ゴーレンは図書館がお好き・・・ですね。
読書家・・・インテリ色出していますねェ・・・おっとファイルも健在です(笑)

 
コメント (4)
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