京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

若葉の頃。駒井邸

2008-04-27 23:22:40 | ご近所散策
若葉の頃。駒井邸

駒井邸は動物学、遺伝学の権威で京大教授だった、駒井卓博士の私邸として建てられたもので、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した昭和初期の洋館なのです。ヴォーリズ(1880―1964年)は米国からキリスト教布教のため来日し、滋賀県近江八幡市を拠点に活動した人物で、日本全国に多数の建築物を設計した建築家としてもよく知られています。昭和2(1927)年に建てられた駒井邸は、昭和50年ごろから駒井家が設立した会社の研修保養施設に使われていましたが、しばらく閉鎖されていました。しかし、ヴォーリズ建築の価値が評価され、平成10年に京都市の有形文化財の指定を受け、残されることとなり今では一般開放されることになりました。また、黒澤明監督による映画「わが青春に悔いなし」のロケ地としても知られている建築でもあります。
  昭和初期の中規模の洋風住宅で、外観はスパニッシュ様式。建坪約30坪あり、居間、食堂、寝室など洋室を主とするに加え、6畳座敷が2階に導入された折衷式近代住宅です。2階の南側には和室が設けられていますが、ここでヴォーリズは床座と椅子座をうまく組み合わせた和洋の空間を作り出しています。玄関ポーチ、居室空間、階段、扉など所々に優れたデザインを備え、京都大学に近いかつて学者村ともいわれた、閑静な住宅地にあり、東山の峰と近くは白川疎水の緑風景といった環境を会わせ持った住宅です。
現在の一般公開は春と秋の2回だそうで、駒井氏の書斎も当時のまま残っており、そうした記念館として開放されているそうです。入館料は500円ですが、その日程は未定とされています。ですが、音楽会や美術展などの会場として空間を提供していますから、毎月数回、邸内で作品展や演奏会を催されているそうで、その期間中であれば入場でき、ヴォーリズ洋館の雰囲気を楽しめることでしょう。

この建物をこの季節に見るといつもThe Bee Gees First Of May(若葉のころ)を思い出します。

文章。ARCHITECTURA LMAPより。

埋木。

2008-04-27 22:53:07 | 道具箱
埋木。

最近よく埋木をしていますがその埋木をする木が手元になくなってしまいました。

そこで宮大工の親友に「何か切れ端ありませんか?」とお尋ねすると欅を持っていってあげると届けてくれました。

写真の他にも沢山戴きました。

これで安心して明日から埋木が出来ます。

持つべき物はやはり持たなくては。

ありがとう御座いました。Nさん

他に何方か黒檀の切れはしないですか?

厚かましいですがよろしくお願いします。

土曜のお仕事。

2008-04-27 22:46:12 | Weblog
土曜のお仕事。

いつもお世話になって居る医院のカルテを入れる棚のやり替え工事です。

昼間は鉋掛け。診察が終わってからカルテを片付けて取り壊し。壁は壊さぬように慎重に。

寸法の通りちっと納めて出来上がり。

それからが大変。何せ棚数が多いのでダボを取り付けて棚板を取り付けでお仕舞い。

疲れたので看護婦さんにお願いして手伝ってもらいました。

何とか壁一面に収まってこれで一安心。

看護婦さんカルテを元に位置にお願いします。