清久ファン倶楽部64。
鑿は色々な使われ方をします。鍛冶屋さんのほとんどが新しい材木に腰を掛けて穴を開け仕上げている所を思い浮かべて居られるのでしよう。
もちろんそれが標準な使い方だと思います。
今回はルータを使って天板に蟻残を掛ける時にルータが切りやむとささくれが起こります。
スムースに蟻を通したい時に底や脇の糸くずのようなこのささくれをスゥーと取り除くのですがよほどよく切れないと柔らかい物だけに巧く仕上がりません。
こんな時焼き戻し温度100℃の鑿は威力を発揮します。もちろん普通に使った後に使っているのですが掛かりがよいのです。
これってよく切れている証拠ですよね。