京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

船手玄翁。

2011-01-30 00:31:37 | 道具箱
船手玄翁。

小僧の頃は玄翁なんて言わず金槌と呼んでいました。

阻止金槌はこの船手方しかないと思って育ち10年位前から関東の大工さんが使って居られる両口玄翁に憧れて今も使ってはいるのですがいざ使ってみると船手の方が実は使いよいと思うのです。

この形の21と入っているこの小さな金槌で4寸釘が十分に打てます。

考える所にこの形の方がぶれないのです。どうもスイートスポットに当たるらしくびっくりするほどよく効きます。

今までのお気に入りは新潟三条市で作られた「棟誉」の刻印のある物ですがこの金槌はもう今は生産されていないそうです。

そこで金物屋さんにお願いして捜して頂いた物が「広樹」印のこの2丁。「浩樹」ではないですよ。

良い形をしていますし仕上げもとても丁寧なのが解ります。

毎日使う物ですから本当に使いよい物を選ぶべきだと考えています。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
舟手 (taku)
2011-01-30 21:27:14
僕も「広輝」の舟手を使わせて頂いております、革の腰袋で擦れてピッカピカに鈍く光りだした玄翁はステンには無い良い味がありますよね。
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舟手 (釘打ちライフ)
2011-02-03 23:46:23
舟手に初めて興味をもちました。
買ってみます
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Unknown (はんなり)
2011-02-21 23:24:41
使っていくとますます良くなりますよ。舟手玄翁

金物屋さんによると関東では一本も注文が来ないそうです。

何故関東の方が使わないのかが不思議でなりません。
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