京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

清久ファン倶楽部 19 焼き入れ

2006-10-22 21:26:45 | 道具箱
焼き入れ

清久さんから正しい焼き入れを教わりましたので報告します。

①火造り
鋼付けで粗れた組織を加熱鍛錬を繰り返し球状セメンタイト化をする。727℃よりセメントタイトが動き出します。
②焼鈍
一般に藁アクの中に入れます。アクナマシとも言います。
刃物を創る人はだいたい藁アクでしょうか。他に石灰・炉の中で除冷する方法があります。これをすることにより 砥石ののりが良くなる。 焼きヒビが入りにくい。
藁を燃やす為に炭素が逃げない。 鋼に粘りがでる。 組織の均一化・・・その他多く
③焼き入れ
727℃以上で焼き入れ。
④焼き戻し
焼き入れのままでは刃物としては使い物にならない為戻すことによって粘りがでます。だいたい180℃前後が多いでしょう。

以上のようなお話しでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿