京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

蛍壁。

2008-10-24 20:22:04 | 町家
蛍壁。

現場を片付けに行くと先日塗った壁に斑点が出ていました。

良い感じです。仕上げに聚楽土を塗る時、材料に少し鉄粉を混ぜておいたのです。

そうするとしばらくしてから鉄粉が錆びて浮き出てきます。

ねらい通りです。

これから徐々に良くなっていくでしょう。

小庇も良い焼け色になってきました。

天然素材気に入っています。

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3 コメント

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Unknown (アウトローな大工)
2008-10-24 20:58:24

蛍壁

 じんわりと浮き出てくるサビ(蛍が飛んでいるか

のような模様)が、これから何年後かの楽しみです

ね。

久しぶりに拝見しました。
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Unknown (素人です。)
2008-10-25 18:15:25
はじめまして。
1年ほど前から、ときどきお伺いしております。
蛍壁は、はじめて拝見しました。酸化する鉄の赤茶がこんなふうに美しく現れるんですね。
少しずつ変化していく・・・・・時間とともに美しさが変わっていく楽しみも含めて美しさがあるんですね。
これからも、拝見できること楽しみにしております。

ところで、小庇に使っていらっしゃる天然木は、なんという木なのでしょう。
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待つのも又楽しいですよ。 (はんなり)
2008-10-28 22:10:46
何年か経って見に行くと良い風合いが出てきているのを見ると「やって良かった」と言う気分になれます。

仕事はそうだから楽しいのでしょうね。

誰が考えたのかアイデアマンは何時の時代にも居るのです。

小庇に使ってある材料は腕木と桟は桧で屋根の部分の板は米松の目の細かい所でピーラです。

何年か作業場に置いてある木ですので良く乾燥していて狂いがすくなく気に入って使っています。
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