朝川を渡りで来たる君抱けば川の瀬音と水の香のする
これは前に作った
燃え残るもの冷ゆるまで里の雪但馬皇女の墓に降り積む
の連作とも言うべき歌。
但馬皇女の
人言を 繁み言痛(こちた)み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る
を踏まえて詠った歌
なかなか会えない状況にある恋人に会いにいくため「君」はまだ明けやらぬ薄闇の川を服が濡れるのもいとわず渡る。
野には獣がいるかも知れない、あるいはが盗賊が潜んでいるかも。
それでもひたすら恋しい人の下へ。
そんな思いをして会いにきてくれた人を抱けば、命をかけて渡った川の水の音も香りもまざまざと蘇る。
そのいとおしさと切なさと・・・ただ強く抱きしめるしかないのではないか。。
歌会に出した歌で、叙情的、切なくて美しい相聞歌とほめていただいた。
嬉しいな。
これは前に作った
燃え残るもの冷ゆるまで里の雪但馬皇女の墓に降り積む
の連作とも言うべき歌。
但馬皇女の
人言を 繁み言痛(こちた)み 己が世に いまだ渡らぬ 朝川渡る
を踏まえて詠った歌
なかなか会えない状況にある恋人に会いにいくため「君」はまだ明けやらぬ薄闇の川を服が濡れるのもいとわず渡る。
野には獣がいるかも知れない、あるいはが盗賊が潜んでいるかも。
それでもひたすら恋しい人の下へ。
そんな思いをして会いにきてくれた人を抱けば、命をかけて渡った川の水の音も香りもまざまざと蘇る。
そのいとおしさと切なさと・・・ただ強く抱きしめるしかないのではないか。。
歌会に出した歌で、叙情的、切なくて美しい相聞歌とほめていただいた。
嬉しいな。