NHKで八月になって連日やっている戦争証言番組。なかでも「爆笑問題の戦争入門」「色つきの悪夢」はとりわけ若者世代へ向けた戦争番組だったと思うが、後者はデジタル技術を使ってこれまでの記録フィルムをカラー化して見せたものだが、要するに「現代史」をなぞったものだけだったし、「戦争入門」にいたっては自分も戦争を知らない世代である太田がエラソウな顔をして若者世代をドーカツする番組だったと思う。
それにしても、NHKの証言番組の作り方は、かって兵士を命令する立場だったものにもまるで、死ぬ前にその人生を正当化し免罪符を与えるばかりの検証抜きのつくりであった。
また、同時にそれは大本営発表の国民を操作するデマゴーグの政具そのものであったマスコミNHKの戦争責任を問うことをはぐらかすようなつくりに思えた。
いま、市井に生きる無名のボクたちに必要な戦争観とはなんだろう?
それは、きっと「気分はもう戦争」でも「戦争入門」といった無責任なものではなく、この世界、この地球をよりよくどう子どもたち世代に与え、残してゆくのかという問いから始めるものではないだろうか?
そうでなくては、クニに残された家族が生き延びることを真摯に願って、じぶんの叶えられなかった願いを次の世代に託して死んでいった皇軍兵士と言う名の当時の若者たちの死を二重にムダにすることだと思う。
「人間の本性としてFREEDOMにあこがれるという真実さを、兵営に来て始めて、身にしみて知った。失うまい、何時までもこの美しい心根を。」
(上村元太/昭和20年4月沖縄にて戦死。享年24歳)
それにしても、NHKの証言番組の作り方は、かって兵士を命令する立場だったものにもまるで、死ぬ前にその人生を正当化し免罪符を与えるばかりの検証抜きのつくりであった。
また、同時にそれは大本営発表の国民を操作するデマゴーグの政具そのものであったマスコミNHKの戦争責任を問うことをはぐらかすようなつくりに思えた。
いま、市井に生きる無名のボクたちに必要な戦争観とはなんだろう?
それは、きっと「気分はもう戦争」でも「戦争入門」といった無責任なものではなく、この世界、この地球をよりよくどう子どもたち世代に与え、残してゆくのかという問いから始めるものではないだろうか?
そうでなくては、クニに残された家族が生き延びることを真摯に願って、じぶんの叶えられなかった願いを次の世代に託して死んでいった皇軍兵士と言う名の当時の若者たちの死を二重にムダにすることだと思う。
「人間の本性としてFREEDOMにあこがれるという真実さを、兵営に来て始めて、身にしみて知った。失うまい、何時までもこの美しい心根を。」
(上村元太/昭和20年4月沖縄にて戦死。享年24歳)
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