風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

友が 旅立つ日に ボクは……

2005-02-16 21:07:39 | 歌え! 叫べ! 世界を切り裂いて……
今日、みぞれ混じりの冷たい雨が降り続いた16日、同じ日にふたりの友人がそれぞれ旅たった。そのひとりAKIRAはタイ、マレーシア、シンガポール経由でインドネシアそしてバリに行くつもりらしい。これは、ボクにもおなじみのコースで、AKIRAには明日、東京(新大久保「水族館」)で、とり行う「ライブ・エイド」にも出演交渉をして、なおかつ北スマトラへ行くことを勧めたが、かなわなかった。もっとも、プーケットの奇祭「ベジタリアン・フェスティバル」にかって参加して本(「出神(アジアン・トランス)」)を書いているAKIRAは、かっての仲間がどうしているのか気掛かりなようだった。とはいえ、プーケットの復興状況は他の地区(インドネシア、スリランカなど)より進んでいる。むしろ、子どもたちの精神的な後遺症の方が危惧されているらしい(SVA情報)。
それでも、きっとAKIRAは様々なものを見聞きして精力的に旅してくることだろう。

もうひとりの旅人リュウは、そう、体格の良さにもましてナイーブなこころの持ち主だ。そもそもは、「新宿シックティーズ・ツアー西口編」に参加してくれて知り合ったのだが、ボクの『アングラ風月堂』などのイベントでもボランティア・スタッフをやってくれている(仕事は言うまでもなく用心棒!)。カタールでプラント立ち上げの仕事をしたあと早稲田大学に再入学した。
アラブ圏は、もうお手のもののリュウは、今回、モロッコへ行く。そう、言うまでもなくポール&ジェイン・ボウルズの世界であるタンジールを目指すだろう。ボクもずっと行きたくて、まだ見ぬアフリカの西北端に旅立つのだ。ああ! タンジールよ! サハラ沙漠の果ての夢のなれの果てよ!

ボクは、今日、旅立つふたりのことに思いを馳せながら、明日のイベントの準備などをしていた。しかし、どこか自分の事のようにソワソワしてしまう。あんがい、成田でハチあわせしているのではなどと考えると楽しくなってしまう。

ボン・ボワージュ! いい旅を! 良き出会いを!

(ボクはといえば、月一の定例イベントがネックとなって旅立てないのだ。痛し痒しである……)


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