29(ニク)の日(2月9日)の横浜のポエトリー・イベントをはさんで、翌10日帰って来てみればまだまだ畑や雑木林の残るわが家の周りは真っ白だった(その日、東京に雪の予報があったが、横浜は雨だったのだ)。この冬たしか4回めの積雪にあたるのではないだろうか。
横浜からの帰りの電車をほとんど眠っていたボクは、放心状態だったが、なにやら家の入り口の前に白いカタマリが遠目に見えた。それは、娘が今朝はりきって作ったのであろう2体の小さなスノウ・マン(雪ダルマ)と、小さな小さなカマクラだった。カマクラの中には、そこにも2体のスノウ・マンがいて、カマクラ(スノウ・ハウス)の中で団らんをかこっているようだ。
そう言えば、1週間前の東京には珍しい大雪だった時は、千葉の大原に居て、そこは雪にならなかったから雪の中で遊ぶことの出来なかった娘は残念がっていたのだった。
きっと10日の朝、早起きして長靴をはいて一生懸命つくったのだろう。
その時間に間に合わなかったボクは、それでもその迎えてくれたスノウ・マンと小さなカマクラにとても癒されて思わず微笑んでいた。
「ぼくを 癒(いや)した スノウ・マン」
ぼくを 癒した スノウ・マン
2体の ダルマが ならんでいたよ
2体は 母子か
それとも 恋人
家の前で 鎮座して
白い 服 着て
ぼくを むかえる
むすめが つくった スノウ・マン
ぼくは とっても 癒された
ぼくを 癒した スノウ・ハウス
2体の ダルマが 仲良くすわり
2体は 親子か
それとも 夫婦
家の中に 鎮座して
白い 光を 放ってる
静かに むかえる
むすめが つくった スノウ・ハウス
ぼくは とっても 癒された
すべては うたかたのように
あくる日には 光となって
冬の 大気に 消えさった……
ぼくを 癒した スノウ・マン
グッド・バイ!
(poetry by JUN/2008.02)
(写真3)小さな小さなカマクラ(スノウ・ハウス)。でも、中には2体のダルマが鎮座してまるで祠のようにあたたかく聖なる光を放って見えた。
横浜からの帰りの電車をほとんど眠っていたボクは、放心状態だったが、なにやら家の入り口の前に白いカタマリが遠目に見えた。それは、娘が今朝はりきって作ったのであろう2体の小さなスノウ・マン(雪ダルマ)と、小さな小さなカマクラだった。カマクラの中には、そこにも2体のスノウ・マンがいて、カマクラ(スノウ・ハウス)の中で団らんをかこっているようだ。
そう言えば、1週間前の東京には珍しい大雪だった時は、千葉の大原に居て、そこは雪にならなかったから雪の中で遊ぶことの出来なかった娘は残念がっていたのだった。
きっと10日の朝、早起きして長靴をはいて一生懸命つくったのだろう。
その時間に間に合わなかったボクは、それでもその迎えてくれたスノウ・マンと小さなカマクラにとても癒されて思わず微笑んでいた。
「ぼくを 癒(いや)した スノウ・マン」
ぼくを 癒した スノウ・マン
2体の ダルマが ならんでいたよ
2体は 母子か
それとも 恋人
家の前で 鎮座して
白い 服 着て
ぼくを むかえる
むすめが つくった スノウ・マン
ぼくは とっても 癒された
ぼくを 癒した スノウ・ハウス
2体の ダルマが 仲良くすわり
2体は 親子か
それとも 夫婦
家の中に 鎮座して
白い 光を 放ってる
静かに むかえる
むすめが つくった スノウ・ハウス
ぼくは とっても 癒された
すべては うたかたのように
あくる日には 光となって
冬の 大気に 消えさった……
ぼくを 癒した スノウ・マン
グッド・バイ!
(poetry by JUN/2008.02)
(写真3)小さな小さなカマクラ(スノウ・ハウス)。でも、中には2体のダルマが鎮座してまるで祠のようにあたたかく聖なる光を放って見えた。