みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

今年も軽井沢で

2007-06-27 07:23:36 | Everyday is special
47年目の最初の日を迎えました。この3年間毎年さいたま教区司牧者大会と重なりました。昨日は草津の栗生楽泉園という元ハンセン病患者の方々の国立療養所を訪問しました。また行きたい所です。新たな出会いに感謝!

特製カレンダー

2007-06-23 07:05:05 | Everyday is special
きょうは、おなじみ「みちあき神父特製カレンダー」(2007年7、8月版)を皆さまにお届けいたします。

カレンダーの写真は、昨年2番目の兄と行ったときに撮ったもの。小雨の中の撮影でしたが、かえってコマクサが生き生きと見えました。

今年は、雪も少なく、陽気もよかったので、もう咲いているのではと思います。

上の写真は、近所の宮ノ前公園にて。花の名前はわかりません。知っていらっしゃる方、どうか教えてくださいね。

それでは、どうぞよい週末をお過ごしください。




上のカレンダー見本の画像をクリックするとPDFがダウンロードされて、お手もとのプリンターでA4サイズに印刷ができます(クリックしてからPDFが表示されるまで多少の時間がかかります。また、各種プリンター用の上質紙を使うと、より一層きれいに印刷できます)。

麦秋

2007-06-19 09:20:20 | Everyday is special
いま友部修道院におりますが、こちらはきょうもよく晴れて、暑くなりそうです。

周辺の麦畑では収穫を終えて、刈り取られた畑の薄茶色と田んぼの淡い緑のコントラストがきれいです。

こうなってくると、ビールの季節がやってきたなあ、と、思うのは、ぼくだけではないでしょう(って、年中ビール飲んでますけど)。

ぼくは、お酒は何でもいただきますが、今はビールがいちばん好きかな。

珍しいところでは、ベルギーのトラピストビール(シメイ)。赤ラベル、白ラベルと青ラベルがありますが、ぼくはいちばん安い(といっても高いですが)赤ラベルのが好きです。青ラベルは濃厚な味わい、白ラベルは苦味のきいた味わいで、いずれもアルコール度数が8度以上もあって強いです。赤は、7度程度ですが、とてもよい泡が出て、コクがありながらも飲みやすいです。

このトラピストビールを初めて飲んだのは、2年前に会議で行った北海道の当別のトラピスト修道院でした。ベネディクトの戒律を徹底して生きるその修道院では、お客さんのもてなしも大切な霊性のひとつで、本当によくお世話してくださいました(お昼から、このビールをいただきました)。

昔、フランスのトラップの修道院でビール作りが始まったのも、疲れた旅人の滋養のためだったとか。

そのビール作りが、ベルギーに修道院が移ってからも引き継がれたとのことらしいです。

国内で最近いいなと思っているのは、軽井沢の地ビールの「YONAYONAエール」です。
これは、イギリス風の茶色で濃厚なビールですが、香りがとてもよいです。あの、軽井沢の森林の香りがする、って言ったら大げさかもしれませんが、とても好きな香りがします。

これは、やっぱ軽井沢で飲むのがいちばん、でしょうね。

でも、聞いた話によると通販でも購入できるとのことです。
取手でも、きっと美味しいことでしょう。

ところで、YONAYONAって、どういう意味でしょうね。夜な夜な飲むからかな。

写真は友部の麦畑。刈りいれ前の風景です。


み心の祭日

2007-06-15 22:00:00 | Everyday is special
きょうはイエスのみ心の祭日。
そして、あしたは聖母のみ心の記念日。

おめでとうございます。

イエズス・マリアの聖心会にとっては、じつにめでたい2日間であります。

そして、6月は教会にとって「み心の月」。まことに大切な月でもあります。

本当に、おめでとうございます。

日本全国を見渡せば、大雨のところもあるようで、まったくおめでたいとは言えないかもしれませんが、こちらは、梅雨の中休みどころか、たった2日間ほどの梅雨がもう明けてしまったような青空と夏の陽気でした。

皆さまも、どうぞよい週末をお過ごしくださいますように。

写真は、梅雨時の定番。ご近所の畑にて。

サラマッポ会のこと

2007-06-12 21:07:00 | Everyday is special
先日の10日の日曜日は、キリストの聖体の祭日。取手教会でも、初聖体を8人の子どもたちが受けました。
みんな、きれいな衣装を着て、本当に皆天使のように見えました。

おめでとうございました。

さて、その日の説教でちょっと紹介させていただいた活動に、サラマッポ会(フィリピン・日本国際教育里親運動の会)があります。

この会の詳細については、上記のHPを見てくださればと思いますが、じつは、ぼく自身、洗礼を受ける前から神学校に入るまでの数年間、少しだけお手伝いさせていただいたことがあります。

それというのも、この会のフィリピンサイドでのお手伝いをさせていただいているのがぼくの叔父の西本至神父のオフィスでして、サラマッポ会の世話人代表の矢吹貞人助祭(さいたま教区)は、ぼくの洗礼と堅信の代父であったりするものですから、必然といえばそうなのかもしれません。

東京の事務局はカトリック高輪教会内、ということですが、司祭になって一度行ってからはずっとご無沙汰しているなあ。

先月、フィリピンで叔父のオフィスを訪ねたとき、もう20年以上になるその活動の話が出て、急に懐かしくなった次第です。

この会の始まりは、1980年に、フィリピンで活動していたシスター上田を訪問した当時の高輪教会の3人の女子大生の体験がもとになっています。(サラマッポ会のHPの「サラマッポ会について」からの中の、「サラマッポ会の始まり」をクリックするとご覧になれます。)

一日100円ずつ貯めれば自分たちでもできることがある、と始まって、それが次第に大きな輪になっていったのだそうです。

フィリピンではいま、ちょうど4、5月の夏休みが終わり、6月から新年度が始まったところです。
興味のある方は、一度サラマッポ会のHPをご覧ください(と、ちょっと宣伝させていただきました)。

HPはこちらです:「サラマッポ会」

写真は、フィリピンはタガイタイの黙想の家から撮った夕焼け。

まさやくんの訪問

2007-06-08 09:30:00 | Everyday is special
日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)で、カンボジアに派遣されている高橋まさやくんが、1ヶ月間の予定で、日本に帰ってきていて、今週の月曜日と火曜日、友部修道院に訪ねて来てくれました。

約一年半ぶりに彼と再会した印象は、日焼けし、少し体格もよくなったこと。そして、それ以上に、一段と大きく成長したように思ったことです。

カンボジアのクメール語で日常生活をし、活動をしているとのことで、たいしたものだと思いました。

まさやくんは、カンボジアのコンポンルアンの水上村で活動しています。
以下、JLMMのホームページ(http://jlmm.net/hakenkoku/cambodia/index.html)から引用します。

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「カンボジアのほぼ中央に、東南アジア最大の湖トンレサップ湖があります。水上村コンポンルアンは、このトンレサップ湖の上にあります。この村では 1,600世帯以上の人々が船の上で生活しています。暮らしている民族は、約1,000世帯がベトナム人で、その他はクメール人とチャム族の人々です。
 人口はコンポンルアン全体で6,000人を超えるといわれています。住民は主に漁業で生計を立てていますが、貧困世帯が多く生活全般に様々な問題を抱えています。水上村には電気、ガス、水道はもちろんなく、人々は生活用水として湖の水をそのまま利用していますが、生活廃水や家畜の排泄物、ゴミなども全て湖に廃棄しています。よって周辺の水質汚染は著しく、健康にも悪い影響を及ぼしています。
 ここに住む多くのベトナム人の日常会話はベトナム語です。ですから、ベトナム人の多くはクメール(カンボジア)語を話す必要ガなく、また話すこともできません。そのため役所や病院、学校など公共機関へ行っても、確実に意志を伝えることができず、カンボジア社会から孤立した状態になってしまっています。病院にかかることができず、病気を悪化させそのまま死に至るケースも少なくありません。子どもは、言葉の問題から公立の学校へいっても授業についていくことが出来ません。
 JLMMでは、2001年からこうした問題に対処するため、バッタンバン教区と住民の協力の下、水上教室を設置し、子ども達への識字教育、住民によって組織された基本的な保健サービスの運営補助などを行ってきました。現在は、高橋がカンボジア人のスタッフとともに常駐し、共に活動しています。」
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まさやくんは、「まさやのカンボジアだより」を作って、毎回Eメールで送ってくれますが、先月で18号となりました。

これは、カトリック松戸教会のホームページの、「ぶどうの木情報局」に、「まさやんコーナー」というのがあって、どなたでも見られます。

また、米沢の福太郎さんのホームページにも掲載されています(「真也からの便り」の欄です。)

まさやくんは、日本滞在中、あちこちで話をしてくるようですが、JLMMでもカンボジア活動報告会が6月24日に予定されています(カトリック藤沢教会)。
お近くの方は、ぜひいらしてみてください。

まさやくんにとっては、何かと忙しい帰郷になりそうですが、すこしでも休養がとれるように願っています。

ちなみに、まさやくんについてのぼくのブログ記事は2005年11月に2回ありますので、どうぞご参照ください。

写真は、フィリピンはタガイタイの黙想の家の、自分の部屋からの眺め。

インターナショナル・サンデー

2007-06-05 11:55:55 | Everyday is special
6月3日は三位一体の主日でした。

取手教会では、この日をインターナショナル・サンデーとして、国際ミサをささげ、ミサ後に交流会をしました。

通常は、毎月第1日曜日は12時から英語のミサがあるのですが、この日は、そのミサをなくして、みなさんに9時半からの日本語のミサに参加していただきました。

取手教会も、とても国際的な教会で、フィリピンやインドネシア、韓国などのアジア、ブラジルやペルー、ウルグアイ、ベネズエラなどの中南米、ヨーロッパなどからの信者さんが何人もいらっしゃいます。

ミサの朗読はスペイン語、英語、ポルトガル語を交え、説教も、日本語と英語、そしてポルトガル語でしました(と、言っても、ぼくはポルトガル語ができないので、あらかじめ訳していただいたのを、ブラジルの方に読んでいただきました)。

ミサの奉納も、たくさんの手作りの小さな国旗が奉納され、とてもよかったです。

ミサ後は、お楽しみの交流会。歌あり踊りあり、ゲームありで、本当に楽しいひとときを過ごすことができました。

もちろん、その後の食事も持ち寄りで、メニューもたいへん国際的になり、とても美味しかったです。

とにかく、とても楽しくて楽しくて、終わってからも、友部の修道院に来てからも、ずっとその心地よい余韻に浸っていました。

この日のために準備してくださった皆さん、当日たくさんはたらいてくださった皆さん、参加してくださった皆さん、当日参加できなくても、お祈りくださった皆さん、本当にありがとうございました。

あ、そうそう、この日は新聖堂の献堂10周年もお祝いしたのでした。

まさに、三位一体の大切な意義である、教会の「多様性における一致」を、じっさいに体験したかのような素晴らしいお祝いの日となりました。

心から感謝です。

さて、フィリピンから戻ってから、ブログの更新がゆっくりとしたペースになりました。
これまでは、月水金の週3回書くようにしていましたが、なんだか、変なノルマのように思えるときもあって、ホッと一息つくためにブログを始めたのに、ちょっとへんだな、と感じていました。

と、いうわけでして、「週3回」にこだわらず、のんびりと続けていきたいと思っておりますので、ここを訪れてくださる皆さまも、のんびりと、ながーい目で見てくださればと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

写真は、フィリピンのタガイタイから見たタアール湖。