みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

知命プラスワン

2011-06-27 15:00:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらは、まだ26日ですが、日本時間の本日27日、おかげさまにて無事に51歳になりました。
この誕生日を、カリフォルニアで祝うとは、思いもよりませんでした。

神さまにいただいた命の恵みに感謝します。
この51年間にいただいた数々の恵みにも感謝します。
また、皆さんのお祈りとさまざまな支えに、心から感謝申し上げます。

日本時間で誕生日を祝い始めて、アメリカの西海岸時間で祝い続けると、二日間お祝いしているみたいで、得をした気分になります。

神さまの導きと守りを強く感じています。
これからの歩みも、祝福で満たされますように。

写真は、先々週通った州道395号線にて。残雪の美しいシエラネヴァダ山脈です(どれも3000メートルを超える山々で、一番高い山は、ホイットニー山で標高4,418メートルにもなります。どれがその山か、果たして写っているのかいないのか、ちょっとわかりませんけど近いとは思います)。

ヨセミテへの旅

2011-06-25 14:40:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらヘメットでは、今週から本格的に暑くなり、華氏で100度(摂氏で約38度)を超える日も出てきました。
それでも、空気が非常に乾燥しているので、日陰に行けば不快感はありません。
汗をかいてもすぐに蒸発してしまい、汗をかいている感覚がないので、逆に脱水症状に気をつけなければなりません。
それと、夏でも静電気が起きることもあるので、車を降りるときピリッときてビックリすることもあります。
このような気候には、「吸湿速乾」の下着は必要でないどころか肌が乾燥しすぎてしまうので、通常の綿100パーセントの下着やTシャツが合っています。それでも、汗をかいてもすぐに乾いてしまうくらいです。

さて、じつは5月の下旬に休みを取って、カリフォルニア州の中部にあるヨセミテ国立公園に行ってきました。震災の被災者の方々の大変さを思うとなかなか写真を発表できなかったのですが、たくさんの恵みを受けた旅になりましたので、少しずつ分かち合っていければと思います。

ヨセミテのつづりは、そのまま'Yosemite'なのですが、英語で発音すると「ヨスィーミティ」となって、「スィー」にアクセントがあります。日本語風に言うと、「寄席見て」に聞こえてしまうのは、ぼくだけかな。

ヘメットからは約500キロの旅。車を運転して一人で行ってきました。

この旅は、ぼくにとって、心の旅ともなりました。

上の写真は、公園に入ってすぐ手前にある'Bridalveil'(花嫁のヴェール)という名の滝。この時季は、雪解け水が豊富で、ヴェールのようには見えませんでしたが、美しい滝でした。近くに行くと、大雨の中を歩くように水しぶきが降ってきます。カメラを濡らしたくないので、一発勝負で撮りました。



公園内に入ったところのトンネルを抜けるとすぐに、ヨセミテの谷の全景が見える展望台に出ます。ここから見える滝が花嫁のヴェール滝。なんとも雄大です。



ヨセミテの谷を流れるマーセド川。この冬、こちらは大変な大雪だったそうで、雪解け水がとても豊富です。

ジャカランダ

2011-06-20 02:20:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらには梅雨はありませんが、南カリフォルニアでは、この時季一日中曇っていたり、霧雨が降ったりします。それを、'June Gloom'と呼びます。日本語では「6月の憂うつ」とでも言うのでしょうか。
真夏の暑さの到来前の、少し涼しい気候です。

この季節、こちらでよく見かける花がジャカランダです。なんとも形容しがたい紫色をしていて、立派な木も多く、街路樹にもなったりして、とても美しいです。なかなか日本では見られない光景ですね。

花が開いてからも、桜と違ってけっこう長く花がもちます。ちょうどJune Gloomの曇り空が似合う花だと思いました。

写真は、マリアの聖なる御名教会近くのジャカランダです。


一つひとつの花は、けっこう大きいです。



立派なジャカランダの木。散った花もきれいです。



ジャカランダの街路樹。

南カリフォルニアの花々

2011-06-11 03:00:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。

こちらヘメットは、まだ過ごしやすい気温が続いています。そして、空気が乾燥してカラッとしているので、洗濯物も、面白いほどにすぐに乾きます。
が、自然発生の山火事が発生する可能性もあり、火の取扱には注意が必要です。

カリフォルニア州の面積は、日本よりもまだ広く、気候は、砂漠から亜寒帯気候に入る地域もあるとか。
花の種類も豊富と思います。

先日の黙想の家でも、いろいろな花が植えられて咲いていたので、きょうはそれを紹介しましょう。

上の花は、青色のとても美しい花です(アガパンサス)。


これは、そのつぼみ。この中に、花がいくつも詰まっています。



上から見ると、クリンソウのように花が開きます。



やさしい色をしています。



これは、なんとも不思議な形をした花(トリトマ)。オレンジ色がきれいです。



これは、日本でも生け花にされたのを見たことがありますが、こちらでは、Bird of Paradise Flower(「楽園の鳥」花)と呼ばれています。



本当に鳥の頭のような不思議な花です。まさに楽園の鳥と呼ばれるのにふさわしい。フィリピンでも見かけることがあります。



これはユリの一種でしょうか。ちょっと見ニッコウキスゲに似ています。



これは、ホンアジサイでしょうか。とても日本的な花に出会い、郷愁を覚えました。



やさしい白の花。



きれいなまあるい形。



この花も、日本で見かけたことがありそうな花です。

カリフォルニアの黙想会

2011-06-04 13:30:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。
日本のニュースはインターネットで見ていますが、このところの政局の混乱のニュースは海外から見ていても何とも情けないほどの思いを抱いています。日本の政治が、人々の安全と幸福を真に導くものとなるように願ってやみません。

さて、今週は日曜日の晩から金曜日のお昼まで、イエズス・マリアの聖心会の神父さんたちの黙想会に参加してきました。
場所は、ロサンジェルスの南の郊外にある「マリアとヨセフの娘たち」という修道会の黙想の家です。以前は日系人が多く住んでいたところですが、今やたいへんな高級住宅地になっているとのこと。丘の上の黙想の家からは、ロサンジェルスの素晴らしい夜景が見えます。

おかげさまで、とてもよい黙想をさせていただきました。

上の写真は、黙想の家の聖堂前。

正面に写っている木は、Floss Silk Treeで、日本名はトックリキワタ(徳利木綿)と言うのだそうです。この木は美しいピンク色の花を咲かせ、そのあと綿ができるのだそうですが、その木肌にはびっしりとげがあって、どんな動物でも登れないようになっています。なんとも痛そうです。本当に面白い木だと思いました。


で、この黙想の家周辺にはインド・クジャクが野生化して棲んでいて、黙想の家にもたびたび現れます。ちょっと叫び声がうるさいのですが、なんとも優雅な黙想の家だと思いました。(あのきれいな尾羽を広げてくれることはありませんでしたが、クジャクがしっかり空を飛ぶのを初めて見ました。)また、小さなスライドショーにしてみましたので、どうぞ。



少し歩くと、海の見える公園にたどり着きます。そこから見える島は、Santa Catalina Island
(サンタ・カタリナ島)と言って、リゾート地で有名なところです。(なんとなく遠くに薄く見えるのが島です。)



日暮れ時も、とてもきれいでした。



そして、これは黙想の家から見えるロサンジェルスの夜景です。なんともぜいたくな景色の黙想の家に丸5日間滞在してきました。



神に感謝。